第3回:見え方に影響する原因① 目のピントが合っていない

本日は、こどもの出前講座でお話している講話の内容について、
連載でお伝えしています。

前回(第2回)は、「こどもの視力の発達と伸びる時期」についてお伝えしました。
こどもの視力の発達と伸びる時期
視力が育つ大切な時期に「よく見える」ことが、発達にとても大切だとお話ししました。

第3回目は、こどもの見え方に影響する原因のひとつ、「目のピントが合っていない」
状態(近視・遠視・乱視)についてお伝えいたします。

では、どんなときに「見えにくさ」が起こるのでしょうか。
今回は、その原因のひとつである「ピント」について見ていきます。
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「子どもの見え方」と「家庭での見え方チェックポイント」
●目👀のピントが合っていないとは
 私たちの目は、カメラのように、目に入った光のピントを合わせて、ものをはっきりと見ています。
 このピントがうまく合わないと、ものがぼやけて見えたり、二重に見えたりすることがあります。
 ピントが合いにくい状態には、大きく「近視」「遠視」「乱視」の3つがあります。

近視(きんし)】→近視Q&A
 遠くのものがぼやけて見え、近くは比較的見やすい状態です。
 

 

 

 

 

遠視(えんし)
 遠視は、遠くも近くもボンヤリして見にくい状態です。
 (見え方には個人差があります)。

乱視(らんし)
 ものが二重に見えたり、ぼやけて見えたりする状態です。
 遠くも近くも見えにくく感じることがあります。

こどもの場合に気をつけたいこと
 こどもは、見えにくくても「見えない」と言葉で伝えることが難しく、
 その見え方が当たり前だと思っていることがあります。

 そのため、まわりの大人が気づきにくいのが特徴です。
 特に、片方の目だけピントが合っていない場合は、
 もう片方の目で見えてしまうため、
 日常生活では気づきにくいことがあります。

 ピントが合わない状態が続くと、視力の発達に影響することもあるため、
 早めに気づいてあげることが大切です。

【家庭でのチェックポイント】
★ものを見るときに、顔を傾けたり、横目で見たりすることはありませんか?
⇒ピントが合いにくいと、少しでも見やすい角度を探して、顔を傾けたり横目で見たりすることがあるかもしれません。
★絵本やお絵かきなど、近くを見る遊びを嫌がったり、すぐに飽きてしまうことはありませんか?
⇒近くにピントが合いにくいと、近くを見る作業を続けるのが苦手になることがあります。

 

 

 

 

 

まずはご家庭でお子さんの様子を見ていただき、気になる見え方の「しぐさ」や
「くせ」が継続するようであれば、1歳半健診や3歳児健診の機会に相談いただくことや、眼科での相談・受診をおすすめします。
 視能訓練室では倉敷市民の方を対象に相談を受けております。
 こどもの見え方について気になることや相談したいことなどございましたら、電話やメールでの相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。

次回(第4回)は、「目の位置が不安定(斜視)」についてお伝えする予定です。

参照先:
・日本眼科医会 『3歳児健診における視覚検査マニュアル』
        『気をつけよう!こどもの近視』
        『こどもの遠視』
・日本小児眼科学会『こどもの眼の発達』


くらしき健康福祉プラザ 視能訓練室(2階)

〒710-0834 倉敷市笹沖180番地

くらしき健康福祉プラザ☎086-434-9885
(火~土 9:00~17:00 祝日除く)

E-mail:miekata@kgwc.or.jp
ホームページ:https://kgwc.or.jp/miekata/ 


 

第2回:こどもの視力の発達と伸びる時期について

こどもの出前講座でお話している講話の内容について、連載でお伝えします。

前回(第1回)は、1歳児の「見え方」や「気になるしぐさ」のチェックポイントについてお伝えしました。→①1歳児の見え方とチェックポイントについて

第2回目は、「こどもの視力の発達と伸びる時期」についてお伝えいたします。
生まれてから大人と同じくらい見えるようになるまで、
こどもの視力がどのように育っていくのかを、一緒に見ていきましょう。


「こどもの見え方」と「家庭での見え方チェックポイント」
【年齢ごとの視力の育ち方】
生まれたばかりの赤ちゃんは、目の前で手が動くのが分かるくらいの見え方から始まり、毎日少しずつ視力は育っていきます。

生まれたばかり:明暗を感じる程度 
生後3か月頃:0.02くらい
生後6か月頃:0.06くらい
1歳頃:0.2くらい
2歳頃:0.5くらい
3歳頃:0.6~0.9ぐらい
5歳頃:1.0以上(ほぼ大人と同じ見え方)
このように、こどもの視力は生まれてから少しずつ成長していきます。
※視力の発達は個人差があります。あくまでも目安になります。

視力は3歳頃までに急速に発達し、6~8歳頃までに完成するといわれています。

 

 

 

 

 

 

 

【こどもの目の感受性期について】
こどもの視力は「見る」ことで発達します。
成長は1歳半でピークを迎え、8歳頃に終わります。

 

 

 

 

 

 

 

【視力が伸びる時期は限られています】
こどもの視力は、生後3か月〜6か月頃から3歳頃にかけて急激に発達し、
その後もゆるやかに成長を続けて、6~8歳頃まで発達すると言われています。

言いかえると、視力がぐんぐん伸びるこの時期に、しっかり「見る」ことが
とても大切になります。
もしこの時期に見えにくさが続くと、視力がうまく育たないことがあります。
だからこそ、早めに気づいて、早めに相談・受診すること(早期発見・早期治療)が
大切になります。

【両眼視(りょうがんし)も育っていきます】
視力と一緒に、「両眼視」という力も育っていきます。
両眼視とは、左右の目を同時に上手に使って、ものを立体的に見たり、
遠近感(遠い・近いの感覚)をつかんだりする力のことです。

生後2か月頃から目の位置が安定してくると、ピントを合わせて見ること、近くを見るときに両目を内側に寄せること、動くものを目で追いかけることなど、いろいろな目の動きが発達してきます。
特に生後3〜5か月頃から、ものを立体的にとらえる両眼視の力が急速に育ちはじめ、
4歳頃には大人と同じくらいのレベルに達すると言われています。


【2歳以降のチェックポイント】
★片方の目を手で隠すと、いやがることはありませんか?
⇒よく見えている方の目を隠されると見えにくくなり、いやがることがあります。
 左右の目の見え方に差があるサインかもしれません。 
★近くのものを見るときに、片方の目が内側に寄ることはありませんか?
⇒左右の目を同時に使う力(両眼視)が、まだ十分に育っていないサインかもしれません。
★目を細めて見ることはありませんか?
⇒目のピントが合っていないと、目を細めて見ようとすることがあります。
気になる見え方の「しぐさ」や「くせ」があったら、まずはご家庭でこどもの様子を見ていただき、継続するようであれば、1歳半健診や3歳児健診の機会に、
相談いただくことや、眼科での相談・受診をおすすめします。

 

 

 

 


視能訓練室では倉敷市民の方を対象に相談を受けております。
こどもの見え方について気になることや相談したいことなどございましたら、
電話やメールでの相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
次回(第3回)は、「見え方に影響する原因① 目のピントが合っていない(近視・遠視・乱視)」についてお伝えする予定です。

参照先:日本眼科医会『3歳児健診における視覚検査マニュアル』
    厚生労働省『乳幼児健康診査 身体診察マニュアル』
      日本小児眼科学会『こどもの眼の発達』
    公益社団法人 日本眼科医会 啓発リーフレット『ストップ!弱視見逃し』
    日本視能訓練士協会『こどもの目を守ろう!」


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第1回:1歳児の見え方とチェックポイントについて

本日は、こどもの出前講座でお話している講話の内容について連載でお伝えしたいと思います。
第1回目は、1歳児の「見え方」や「気になるしぐさ」の チェックポイントについてお伝えいたします。

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「子どもの見え方」と 「家庭での見え方チェックポイント」

【1歳児の見え方】

 遠くや近くのものをたくさん見ることで、 1歳頃の視力は0.2から0.3くらいに成長してきます。

1歳児は、視力が大きく成長する年齢(視覚の感受性期)でもあります。
視力は生まれてから急激に発達し、小学校低学年頃まで続くと言われています。 この時期にしっかり両目を使って「見る」ことが、視力の発達にとってとても大切になります。

視力の成長を阻害する3つのこと

1 目👀のピントが合っていない   例:遠視、近視・乱視が強い

2 目👀の位置がずれている   例:片目のみが外や内、上下にズレることがある

3 目👀に病気がある 例:白内障や眼瞼下垂など

【1歳児のチェックポイント】

★テレビや本に極端に近づいて見ることはありませんか?

⇒テレビや本に極端に近づいて見る「しぐさ」は、 もしかすると、目のピントが合っていないことも あります。

 

 

 

 

★目の位置がずれて見えることはありませんか?

⇒目の位置がずれると、視力の発達や、立体的 (両目を上手に使って)に見ることが苦手になることが あります。

 

 

 

 

気になる見え方の「しぐさ」や「くせ」があると、
お子さんが見えにくいサインかもしれません。
まずはご家庭でお子さんの日頃の様子を見ていただき、 継続するようであれば、
1歳半健診や3歳児健診の機会に、相談いただくことや、
眼科での相談・受診をおすすめします。

視能訓練室では倉敷市民の方を対象に相談を受けております。
こどもの見え方について気になることや相談したいことなどございましたら、電話やメールでの 相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。

次回(第2回)は、「子どもの視力の発達と伸びる時期」についてお伝えする予定です。

参照先:日本眼科医会 3歳児健診における視覚検査マニュアル


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こどもの見え方と近視予防習慣の話について

6月10日は「こどもの目の日」です。
みなさんご存じですか?

こどもの目の発達や健康を啓発することを目的とした記念日です。日本眼科啓発会議が2023年に制定し、「はぐくもう 歳で視力1.0」という願いを込めています。

こどもの目の日に関連して視能訓練室では「こどもの目の日」イベントを開催します。


こどもに関わる専門職の方へ

こどもの目、今が分岐点 こどもの近視が急増している現場ではどのように対応されていますか?

6月10日は「こどもの目の日」。保育・教育・療育の現場で毎日こどもと向き合う皆さんに、大切な目の話をお伝えしたいと思います。


◎近視、なぜ今これほど問題なのでしょうか?

スマートフォンやタブレットを近距離で長時間使うこどもが急増し、近視の低年齢化が進んでいます。近視は単に「遠くが見えにくい」だけでなく、将来の目の疾患リスクを高めることが知られており、早期からの予防が不可欠です。「6歳までに視力1.0」を目指すことが大切とされ、幼児期からの生活習慣づくりが重要視されています。


◎現場の専門職だからできること

保護者が気づく前に、こどもと長い時間を過ごす専門職の皆さんが「目のサイン」に気づけることがあります。また、近視予防につながる生活習慣(屋外活動の促進・近業時間の調整など)は、園や教室での日常的な関わりの中でも実践できることがあるかと思います。


◎イベント開催のお知らせ

近視予防の実践的なヒントや弱視・斜視の早期発見ポイントについて、視能訓練士から詳しくお話しします。

  • 日時: 令和8年6月6日(土)13:30〜15:00
  • 場所:くらしき健康福祉プラザ 201研修室(2階)
  • 参加費: 無料
  • 定員: 48名(先着・事前予約制)
  • 申込み:下記のフォームからお申し込みください
    https://forms.gle/9M1yVtApktsWFpBi8

    フォームからの入力が難しい方はお電話からお申込みください。

ぜひこの機会に、専門職の方同士で情報交換もしながら「こどもの目を守る」ヒントを持ち帰ってください。詳しい内容はイベントでお話しします。
ご参加をお待ちしています!


保護者の方へ 

「うちの子の見え方が心配…」「近視予防について聞きたい」という場合は、お気軽にご相談ください。視能訓練士が地域の児童館や子育て支援センターに出向いてこどもの見え方に関する出前講座も実施しています。ご興味のある方は、直接各施設へお問い合わせください。
今後の出前講座(こどもの見え方)実施予定施設一覧


倉敷市内の団体を対象に「子ども」の見え方だけではなく、
「大人」の見えにくさに気づくポイントや
セルフチェックの方法等について「出前講座」を行っています。
視能訓練士が、見え方、日常生活での注意点、セルフチェックの方法など分かりやすく講座を行っています。
ご要望に合わせた内容についてもお伺いしますので、まずはこちらからお気軽に
ご相談ください。


くらしき健康福祉プラザ 視能訓練室

〒710-0834 倉敷市笹沖180番地
くらしき健康福祉プラザ2階
TEL 086-434-9885
FAX 086-434-9884
相談受付日 火~土曜日(祝日を除く)
受付時間 9時~17時


 

6/1は視能訓練士の日です

 6月第1月曜日は「視能訓練士の日」です。
今年は6/1(月)です。

毎年6月第1月曜日は World Orthoptic Day(世界視能矯正の日)として
視能訓練士の知名度を高め、国際的に視能訓練士の活動を促進するために国際視能矯正協会(IOA)が定めています。

この日にあわせて、視能訓練士が視る能力を守る唯一の医療専門職として、国内でより親しみやすい存在となるために、2022年に「視能訓練士の日」を制定しました。

視能訓練士とは、赤ちゃんから高齢者まで、目の検査をはじめ、弱視・斜視の訓練、視力・視野・眼底などの精密検査、ロービジョンケア(見えにくい方の生活支援)など、幅広い分野で活躍する国家資格をもつ医療専門職です。

目の見えにくさや見え方の変化が気になる方は、ぜひお気軽に当施設(視能訓練室)へご相談ください😊

詳しくは公益社団法人 日本視能訓練士協会「視能訓練士の日」をご覧ください。

 


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受付時間 9時~17時


 

👀遮光眼鏡についてご紹介

4月に入り、春の光を感じる日が増えてきました。お散歩や外出が心地よい時期ですが、一方で、暖かくなると共に「日差しの眩しさ」が気になり始めた方も多いのではないでしょうか。

見えにくい方の中には白内障などの目の疾患で「光が強くて歩きにくい」と感じる方もおられます。

視能訓練室では見えにくい方の自立支援のため個別相談も行っています。

最近、利用者から室内のベランダからの朝日や周りの家の白壁が反射してまぶしいので、困っているという相談がありました。

そこで、利用者の方には「遮光(しゃこう)眼鏡」をご紹介しました。

今回は、眩しさにお困りの方にとっての心強い味方「遮光眼鏡」について、
その魅力と実際の体験談を交えてご紹介します。


遮光眼鏡のメリット

遮光眼鏡は、一般的なサングラスとは異なり、「眩しさの原因となる光」をピンポイントでカットしつつ、明るさを確保する特殊なレンズです。

1. なぜ「普通のサングラス」と違うのか?

  • 眩しさだけをカット: 散乱しやすい青色の光を抑えるため、景色が暗くなりすぎません。

  • コントラストが上がる: 物の輪郭がはっきりし、階段の段差や標識が見えやすくなります。

  • 目の疲れを軽減: 強い光の刺激を和らげるため、長時間の外出も楽になるかもしれません。

2. 屋外・屋内での見え方の違い

  • 【屋外】 太陽のギラつきや路面の反射を抑え、歩行の安全性を高めます。

  • 【屋内】 蛍光灯の眩しさを抑えつつ、必要な光を取り込むため、視界が暗くなりすぎません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3. 利用者様の声(遮光眼鏡の色を選ぶために、トライアルで屋内や屋外で試してもらいました)

実際に遮光眼鏡を試された方からは、こんな感想をいただいています。

「今持っているサングラスでは、屋内に入ると暗すぎて使えませんでした。でも、この遮光眼鏡なら屋内でも柱や傘立てなどがどこにあるか分かりやすい。
何が置いてあるか見えるので、屋内でも掛けられそう。」

視能訓練室では、遮光眼鏡の貸出も行っています。また、視覚障害者手帳をお持ちの方は、費用の助成(補装具申請)も受けらる場合もあります。 「まずは試してみたい」というだけでも大歓迎です。

ご興味のある方は、  プラザの視能訓練室へご遠慮なくご相談ください。

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ご家族のためのガイド歩行の紹介について

視能訓練室では見えにくさを感じている方の「やりたい」を形にする
お手伝いをしています。

視野が欠けたり狭くなったりする「視野障害」があると、外出時にヒヤッとする場面が増えてしまいます。

最近の利用者の方から「足元にある段ボールに気づかずぶつかってしまった」
「人とぶつかりそうになり、怖い思いをした」といったご相談がありました。

そんな外出の不安を少しでも軽減し、安心・安全に歩くための方法が「ガイド歩行」です。

歩行時のサポート、不安になっていませんか?

ご家族が良かれと思って、後ろから背中を押しながら誘導したり、危ないと思って咄嗟に手を引いたりしてしまうと言われるご家族の方からの相談がときどきあります。
しかし、実はこの「自己流」のガイドは、当事者の方にとって強い不安に繋がることがあります。

正しいガイド歩行の基本姿勢は、「ガイド役が半歩前を歩き、当事者が、ガイドの肘(ひじ)などを軽く握る」ことです。

 

当事者が主体的に歩くための「役割分担」が大切!

ガイド歩行には、お互いの大切な役割があります。

  • 当事者の方(本人): ガイド(家族やガイドヘルパーなど)からの情報を得て、自分で判断し、主体的に行動する。
  • ガイド役(ご家族): 「2m先に段差があります」「人が来ます」といった言葉と行動で、正確な情報を伝える。

決してガイドが「連れて行く」のではなく、情報のやり取りをしながら「一緒に歩く」のがポイントです。(2人3脚で協力する)

実際に安心安全なガイド歩行を練習された方からは、こんな感想をいただきました。

「自分の前に妻がいることで安心感がある。今までは、妻は自分の後ろにいることが多かったので、どこにいるのか分からず不安があったけれど、半歩前にいてくれることで、見えなくても安心して一歩が出せる」

視能訓練室では、ガイド歩行とはどんなものなのか知っていただくために、紹介を通じて、ガイド歩行のイメージをもっていただくお手伝いをしています。
本格的にガイド歩行の訓練を希望される方には、他機関との連携も行っています。


 

【ガイド歩行の様子】

 

 

 

写真のように、ガイド役が少し前を歩き、肘を握ってもらうことで、お互いの信頼関係がより深まる安心安全な歩行に繋がります。

ガイド役(ご家族など)の肘を通して情報のアンテナや合図の基点になるため、
ぶつかる不安が和らぎ、安心して一歩を踏み出せるようになります。

見えにくいことが原因で、「安全に楽しく外出したい」けど家族にも迷惑かけるし、
外出できずに困っていると悩んでいる方おられましたら、お気軽にご相談ください。

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👀白杖の紹介について

視能訓練室では見えにくい方の自立支援のため個別相談も行っています。

先日、視能訓練室に来所されたご家族から、こんな相談をいただきました。
奥さんはいつも、旦那さんが誰かとぶつからないか、段差で転ばないかと、ハラハラ
しながら隣を歩いているとのことでした。

ご家族からの切実なお悩みとして「周りの車、自転車、歩行者に夫が目が見えにくいということを分かってもらいたい!」というご相談でした。

そこで、今回は当事者やそのご家族の方にご紹介した「白杖」についてお話します。

見えにくさを感じている方の中には、「外出が怖い」「段差でつまずきそう」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。 

●白杖を持つ3つのメリット についてお話します。
「白杖を持つと目立つから抵抗がある…」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、白杖はあなたを守る大切な道具になるかもしれません。

  1. 安全性の確保
    1・2歩先の前方を確認していくことから、電柱や自転車など道路上の障害物や段差、溝などの落ち込みを探ることで、転倒やケガから身体を守ります。

  2. 情報の入手
    路面の変化や点字ブロックなどを白杖でアンテナのようにして手元で感じ取ることで、「今どこを歩いているか」という大切な情報を得ることができます。

  3. 視覚障がい者としてのシンボル
     車や歩行者など周囲の人たちに「視覚障がい者であること」を知らせることで、相手が気付いて避けてくれたり、道を譲ってくれたりと、注意喚起することが出来ます。

●「もっと早く持てばよかった」という声も・・・
 実際に使い始めた当事者からは「持っているだけで安心感につながった」
「路面の変化を自分で探れるのでとても便利」といった感想をよくいただきます。

最近は学校教育でも白杖について学ぶ機会が増え、社会的な理解も進んでいます。
小学生から「お手伝いしましょうか」と声かけしてくれたと喜んでお話されていた
当事者の方もおられます。
白杖は決してネガティブなものではなく、あなたの行動範囲を広げるための「頼れるパートナー」になるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

視能訓練室では、白杖の紹介貸出も行っています。また、視覚障害者手帳をお持ちの方は、費用の助成(補装具申請)も受けらる場合もあります。 「まずは触ってみたい」というだけでも大歓迎です。
私たちと一緒に、最初の一歩を踏み出してみませんか?

ご興味のある方は、  プラザの視能訓練室へご遠慮なくご相談ください。

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くらしき健康福祉プラザ 視能訓練室(2階) 

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【令和8年 新年のご挨拶】地域との絆を深め、皆様の「見え方」と「暮らし」を支える一年に

あけましておめでとうございます

令和8年(2026年)の輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中は、くらしき健康福祉プラザ 視能訓練室をご利用いただき、またこのブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございました。

昨年の活動を振り返って

昨年(令和7年)は、私たち視能訓練室にとって、地域の中に飛び出し、多くの皆様と直接つながることのできた実り多き一年でした。

  • ロービジョンサロン」の開催
    見えにくさを抱える方々が集い、日々の工夫や悩みを分かち合う場として定期的に開催いたしました。同じ境遇にある仲間と出会い、共感し合える時間は、参加された皆様にとっても、私たちスタッフにとっても温かいひとときとなりました。
    4月6月8月12月 のブログはこちら
  • 「こどもの目の日」イベントの実施
    6月のイベントでは、多くのご家族にご参加いただき、近視予防や目のケアについて楽しく学んでいただきました。
    こどもの目の日のイベントに関するブログはこちら
  • 小学校への出前講座
    倉敷市内の小学校へ伺い、学校保健委員会で「メディアとの上手な付き合い方」「近視予防習慣の大切さ」をお伝えする機会をいただきました。未来を担う子どもたちの目の健康を守るため、現場で直接お話しできたことは大きな一歩でした。
    ※倉敷市内の小学校への出前講座を実施しております。また、各校の取り組みに合わせた資料提供等をしておりますので、ご希望の場合は、お問い合わせください。

今年の抱負:皆様の「生活」を支えるパートナーとして

昨年の活動を通じて改めて感じたのは、「見え方の支援は、その人の人生そのものを支えること」という原点です。

「見えにくさ」によって生じる不安や不便は、人それぞれ異なります。

だからこそ、私たちは地域での相談支援を担当する視能訓練士としての経験を活かし、皆様お一人おひとりの「こうありたい」という願いに耳を傾け、その人らしい生活を続けるための「伴走者(パートナー)」でありたいと強く願っております。

本年も、専門的なサポートはもちろんのこと、皆様がほっと安心できるような温かい場所づくりに努めて参ります。

ブログでの情報発信について

本年も引き続き、皆様の日々の暮らしに役立つ情報をブログでお届けしてまいります。

  • 更新頻度: 毎月2回(中旬・下旬ごろ)
  • 内容: 見え方に関する役立つ知識、便利グッズの紹介、イベントや講座の報告など

お時間の空いた時に、ぜひお読みいただけると幸いです。

ご相談・お問い合わせ

日常生活での見えにくさにお困りの方、またそのご家族様、どうぞ一人で悩まずお気軽にご相談ください。

昨年のサロンのように、誰かと話すことで心が軽くなることもあります。
倉敷市民の方でご相談を希望される方は、まずはお電話またはメールにてご連絡ください。

【お問い合わせ先】

電話: 086-434-9885
(火~土曜 9:00~17:00 祝日除く)

E-mail: miekata@kgwc.or.jp


※倉敷市在住の方を対象に相談支援をおこなっています。
来所が困難な場合は、スタッフの訪問も可能です。

本年が皆様にとって、明るく希望に満ちた一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

くらしき健康福祉プラザ
視能訓練室 スタッフ一同

👀日常生活用具(クローバー7S)の紹介

視能訓練室では見えにくい方の自立支援のため個別相談も行っています。

以前に利用者の方から「役所から「年金のお知らせのはがき」が届くんだけど、小さい文字がびっしりで、何が書いてあるか分からなくて困っているのよ。」というご相談を受けました

今回は利用者の方にご紹介した「クローバー7s」についてお話します。

いくつか試していただいたところ、文字を大きく拡大し、コントラストを
ハッキリさせる「白黒反転」(背景が黒、文字が白)にすると、
一番読みやすいことが分かりました。

そこでご紹介したのが「携帯型拡大読書器:クローバー7S」です!

 

専用スタンドは本体にかんたんに装着できます。据置型拡大読書器のように、広いスペースでの文字の筆記や作業が可能です。

 

 

 

 

 

専用スタンドを外した状態でも使用できます。

 

 

 

クローバー7Sとは?

  • 大きさ:
    • 画面は7インチ(スマートフォンより大きく、タブレットより小さいくらい)です。
      寸法 幅188mm✕ 奥行き138mm ✕厚さ21mm(折りたたみ状態)
    • 重さは約400g。専用スタンド520g。カバンに入れて持ち運ぶことも十分可能です。

 

  • 特徴:
    • かんたん操作: 電源を入れて、見たいものの上に合わせて、かざしたりするだけ。
    • しっかり拡大: ボタン一つで、文字を約2倍から37倍まで大きくできます。
    • 選べるカラー: 「白黒反転」や「黒白(背景が白、文字が黒)」「カラー」など、見やすい色を選べます。
    • ピタッと静止: ボタンを押すと、画面に映っている映像を「カシャッ」と一時停止(静止画)できます。手が揺れてしまっても、読みたいところで止めて、ゆっくり読むことができます。
    • 遠くもOK: 手元だけでなく、切り替えボタン(望遠モード)で少し離れた場所(例えば、約6㎝から10m離れた看板や標識)など自動でピントが合います。
    • 価格
      価格:198,000円(非課税)(折りだたみ式専用スタンド標準付属)

 

 

 

利用者の方がクローバー7sで文字を
拡大して読んでいる様子

 

 

 

 

【利用者の感想】

  • 「文字を大きくしたら、数字やひらがなも読めるのでうれしい。」
  • 「背景が白で黒文字だと見えにくいけど、黒の背景に白字だと見やすい。」
  • 「操作も難しくないので、これなら操作できる。」

視覚障がいのある方(身体障がい者手帳を所持されている方)で、
拡大読書器を利用することで、
読書が可能となる方でしたら、拡大読書器(クローバー7s)の日常生活用具の給付が受けられます。


 視能訓練室では「見えにくさ」で困っている方々に、こうした便利なグッズ
(日常生活用具)の使い方の紹介や貸出などを行っています。
「最近、新聞の文字が読みづらくなった」 などお悩みがありましたら、
  プラザの視能訓練室へご遠慮なくご相談ください。

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くらしき健康福祉プラザ 視能訓練室(2階) 

〒710-0834 倉敷市笹沖180番地

086-434-9885(火から土曜 9:00~17:00 祝日除く)

E-mail:miekata@kgwc.or.jp

ホームページ:https://kgwc.or.jp/miekata/

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