👀出前講座「目の疲れ」について②

「目の疲れ」について介護予防出前講座をさせていただきました。
前回ブログに引き続き「目の疲れ」についてお話します。

みなさんは「目の疲れ」で気になる症状はありますか?

最近「目の疲れ」で気になる症状がいくつあるのか、自己点検してみましょう。

チェック項目は全部で20項目あります。

  1. 目が重く感じることがある。
  2. 目の奥が痛いことがある。
  3. 目を開けていると辛くなることがある。
  4. 目のまわりが熱く感じることがある。
  5. まぶたがピクピクすることがある。
  6. 近くを見ていて、急に遠くを見るとぼやけることがある。
  7. 新聞などの小さい文字が見えづらいことがある。
  8. 眼鏡の度数を何年も合わせていない
  9. テレビを見続けること目がとても疲れることがある。
  10. スマートフォンやパソコンを4時間以上使うことがある。
  11. 目がしょぼしょぼする、ゴロゴロすることがある。
  12. 目が乾いた感じがする。
  13. 目が充血することがある。
  14. 涙がよく出る。
  15. 目がかすんで見えることがある。
  16. 屋外に出るとまぶしく感じることがある。
  17. 目が疲れて首や肩がこることがある。
  18. 目を使いすぎると頭痛や吐き気がすることがある。
  19. 全身がだるくて疲労を感じることがある。
  20. 睡眠不足を感じることがある。

※6~10の項目については眼鏡をかけた状態で、該当するか
チェックしてみてください。

みなさんはいくつ該当しましたか?
何個あてはまったかによって疲れ目の度合いがどの程度かチェックしてみてください。

0~2個の方 →疲れ目度 小
3~8個の方 →疲れ目度 中
10個以上の方 →疲れ目度 大

目の疲れにはさまざまな症状がありますが、
実は該当する症状によって疲れ目の原因は異なるといわれています。

次回ブログでは「疲れ目の原因」についてお話します。

 

👀いきいきふれあいフェスティバルに参加しました

10月20日(日)に倉敷市水島緑地福田公園で
いきいきふれあいフェスティバルが開催されました。🍁

今回は「見え方・ことばのコーナー」で参加しました。

子どもと大人の目の健康に関するパネル展示と、
こどものことばの発達に関するパネル展示をしました。

今回はいきいきふれあいフェスティバルでは初めて
子ども対象で、物が立体的に見えることを体験できる
3D体験コーナー⭐を用意しました。

お子さんは興味を持ちながらどのような絵が浮いて見えるか

見て触りながら、楽しく体験してもらいました。🙂

参加者の方からは「白内障といわれ、目薬を差しているが、
かすんではいないが、進んでくるとかすんで見えることがあるんですね」

「黄斑変性というのはまっすぐのものが歪んで見えるんですね」

などの感想をいただきました。

今回のイベントでは参加者の方から目に関する相談などもあり、
正しい知識を啓発することができました。

たくさんの方に参加いただき、ありがとうございました。😊

👀10/5(土)に見え方お助けグッズ展を開催しました

「見え方お助けグッズ展」では倉敷市在住の見えない・見えにくい方や
そのご家族や福祉関係者の方々、
開催にご協力いただいたボランティアの方にも
お集まりいただきました。

前半ではミニ講座:「見えない・見えづらいことについて
~ヘレンケラーの言葉から、幸せな人生を考える~」
というテーマで視覚障がい当事者の岡本 昇氏に講演していただきました。

ご自身の体験談や便利な情報機器の活用方法など貴重なお話をしていただきました。
皆さん熱心に聞いておられました。

その後、初めての取り組みとしてご希望の方のみ
「健康ウォーキング体験会」を行いました。

見えにくい、見えない方の運動する機会として、
当事者の参加者やご家族と、ガイド役として学生ボランティアも参加し
一緒に歩く体験をしました。
秋晴れ🍂で気候もちょうど良く、プラザ公園を周回しながら、
皆さん楽しく会話しながらウォーキングをされていました。🚶‍♂️🚶‍♀️🚶

便利グッズのコーナーでは・・・

岡山県視覚障害者自立支援センターでは見えにくい方でも
必要な分量を出せる便利グッズとしていろいろな種類の調味料入れや
見えにくい方でも爪を手入れできる爪やすり、
文字を拡大して読める携帯型拡大読書器、
音声体重計や音声腕時計など便利グッズが展示されていました。

岡山盲学校のコーナーではデイジー図書を音声で聞くことができる再生機(プレスクトーク)や点字ができる点字器や学習で役立つ拡大教科書や点字教科書、
囲碁、将棋、罫プレートなどが展示されていました。

保健福祉相談室のコーナーでは杖や日常生活で立ち座りのサポートをする手すりや
車いす、シルバーカーなど展示がありました。

どのコーナーでも参加者の方々は、説明を熱心に聞きながら興味深く、
実際に見て触ったり、操作したり、
いろいろな体験されていました。😄

参加者の感想として
「当事者の話がおもしろかった」
「料理などいろんな便利グッズが展示されているので、使ってみたいと思った」
などのお声をいただきました。

今回「見え方お助けグッズ展」にご参加いただいた皆さん、
ご協力いただいたボランティアの皆さん、ありがとうございました。😊

 

 

【ミニ講座講演の様子】

 

 

 

 

【岡山県視覚障害者自立支援センターの展示コーナー】

 

 

 

 

【保健福祉相談室の展示コーナー】

 

 

 

 

【岡山盲学校の展示コーナー】

 

 

👀出前講座「目の疲れ」について①

「目の疲れ」について介護予防出前講座をさせていただきました。

そこで今回ブログから「目の疲れ」をテーマにお話しをしたいと思います。

また目の疲れ原因について複数回に分けてご紹介させていただきます。

皆さんはどんなときに目を使っていますか?

脳の情報の約80%以上は視覚を通して集められるといわれています。
例えば・・・
新聞を読んだり、お料理をする、ご飯を食べる、買い物に出かける、運転するなど
朝起きてから寝るまでほとんどの日常生活は目から情報を得ています。

このように日常生活と目は大きな関わりがあります。

また、目を酷使することでさまざまな自覚症状もおこります。

次回は「目の疲れ」に関係がある症状について項目をいくつかご紹介します。

ご自身があてはまるものがいくつあるのか「セルフチェック」してみてください。

次回ブログもぜひご覧ください。

 

👀見え方お助けグッズ展10/5(土)開催のご案内

今の見え方で「できる」を見つける便利グッズ展を開催します。

見え方で困っている方やその家族、
医療関係者、福祉関係者等、見えにくい方のサポートにご興味のある方等にご参加いただければと思います。

日時:令和6年10月5日(土) 10:00~12:00     
                (開場9:30~)

場所:くらしき健康福祉プラザ 201研修室(2階)

対象:倉敷市在住の見えない・見えにくい方及びそのご家族、医療関係者、
   福祉関係者、教育関係者など

見え方お助けグッズ展の内容は主に4つあります。

1.当事者の講話について

2.便利グッズ展示について

3.個別相談について

4.健康ウォーキング体験について

1.視覚障がい当事者のミニ講座 10:00~10:30
 「見えない・見えづらいことについて~ヘレンケラーの言葉から、
  幸せな人生を考える~
」 岡本 昇 氏

2.便利グッズの展示・体験ができます。
  岡山盲学校:学習や余暇活動に使う便利グッズなど
  岡山県視覚障害者自立支援センター:日常生活の便利グッズなど
  保健福祉相談室:介護保険で利用できる杖や置き型手すりなど

  当日は見えにくい・見えない方の便利なグッズを展示しております。
  実際に見て、体験できますので、
  興味のある方はぜひご覧ください。

3.午後は、見えにくいために困っていることについての生活相談を行います。
  午後の個別相談は事前申し込みが必要です。
 (電話、メール、フォームから申し込みください。)
  当日の個別相談 11:00~12:00
          13:00~14:00
          14:00~15:00
  後日の個別相談 10月12日(土) 10:00~11:00
                    13:30~14:30
            10月19日(土) 10:00~11:00
                    13:30~14:30
  いつでも可能(予約制)火から土曜 9:00~17:00
 ※日時調整後、くらしき健康福祉プラザ視能訓練室(電話:434-9885)
  からご連絡いたします。

4.当日は見えない・見えにくい方の要望により、「健康ウォーキング体験会」
  を行います。

 日時:令和6年10月5日(土)10:45~11:30 
 場所:くらしき健康福祉プラザ201研修室(2階)
 ウォーキングコース:プラザ公園(プラザ南側、約200m/周)
 準備:動きやすい服装・靴・飲み物等
 対象:倉敷市在住
 定員:5名程度
 お申込み方法:お電話(434-9885)もしくは
【チラシ】健康ウォーキング体験(要予約)申込書にてお申込みください。

ご家族やガイドヘルパーとの参加も可能ですが、当日はガイドボランティアもいますので、家族以外と歩いたことがない方やウォーキングを楽しみたい方も大歓迎です。
事前のお申込みとなります。
ぜひお気軽にご参加ください。

【チラシ】R06見え方お助けグッズ展

 

予約はフォームへ入力でも受付けています。

E-mail: miekata@kgwc.or.jp
電話086-434-9885でも受付けています。

👀便利グッズの紹介:アイアイサポーター2

前回に引き続き、今回も見えにくい利用者の方のご相談について紹介します。

前回のブログでは便利グッズ「コロコロ号」についてご紹介しました。

今回はiPadで手持ちしながら、拡大して、
小さい数字や文字を横に追うと
手ブレしたり、どこを読んでいるのか、文字を見失うことがあるので、
なにかいいグッズはないかという相談がありました。

始めは前回ブログで掲載した「コロコロ号」を紹介しましたが、
今回の利用者の方はiPadとiphoneどちらも使いながら、
文字を拡大して書類を見るために固定して使用したいという希望がありました。

コロコロ号はipadを持っている方しか使えないというデメリットがあります。

今回はiphoneやipad Miniを持っている方でも使える
便利なお助けグッズ「アイアイサポーター2」について紹介します。

主な機能は3つあります。

(1)拡大読書器の代用として

マジックテープで付属のキャスターを4か所装着することで
iPadやiPhoneを斜めにのせて、
カメラ機能や視覚支援アプリ「明るく大きく」などを
使って映し出された文字を読みやすい大きさに固定(フォーカス)して
キャスターがコロコロ動くことで、スムーズな移動が可能となり、
ストレスなく文字を読むことができます。

(2)A4サイズの文書の枠を捉えて文書を読み上げる

3本脚のスタンドの上に設置した天板の角の穴に合わせてiphoneやiPad/iPadminiのカメラを配置すると、A4サイズの書類全面を撮影することができます。
OCRアプリ(例:「Seeing AI」)を使ってテキスト読み上げさせることができます。

(3)手元の拡大鏡として

高さや角度の変更ができるので宛先を書いたり、爪を切ったりするときにも便利です。適切な角度に固定できるので、安心、安全に使用できます。

利用者の感想

「iPadを縦横にスムーズに移動できて便利」

「読む時に手が疲れない」

「コンパクトなのでパソコンの横に置いても邪魔にならない」

 

価格は11,000円(税込み)(R6.8月時点)です。

外形寸法:280mm×200mm×30mm

重量:670g

視能訓練室にてお試しいただけます。
気になる方は視能訓練室へご相談ください。

 

拡大読書器の代用として使用している様子

 

 

 

 

 

A4サイズの文書を「Seeing AI」アプリを使って撮影し音声で読み上げている様子

 

 

 

 

手元の拡大鏡として宛先を書いている様子

 

 

 

 

参照元:日本ライトハウス情報文化センター
参照元:合同会社ブラインドソリューション

👀8/3(土)にロービジョンサロンを開催しました

見えにくい・見えないために日常生活での不便さや困りごとを
軽減するために当事者同士で情報交換ややってみたいことや挑戦したいことに取組む場としてロービジョンサロンを行っています。

今回は年齢が70代から80代を中心とした利用者の方やそのご家族、
ボランティアの方にもお集まりいただきました。

今回のサロンでは、前半に講座(お口のフレイル予防)を行いました。
歯の模型を使って糸ようじや歯間ブラシを使うコツや歯磨きの上手な磨き方などを体験していただきました。

皆さんの関心が高かったようで、楽しく体験されていました。

後半は白杖のことや日常生活でできる工夫などについて皆さん
情報交換されていました。

当事者の方からの感想として
「歯も大事なので大変参考になった」
「皆さんが日常生活でどんな工夫をしているのか知ることができてよかった」
などの声をいただきました。

今回のサロンでは当事者の方から「運動不足なので、楽しく運動できる機会があったらいいのではないか」という要望がありました。

そこで、10/5(土)見え方お助けグッズ展ではウォーキング体験できるコーナーを予定しています。
見えにくくて、外に出歩くのは不安だけど、秋の季節を感じながら、
歩く機会があれば参加したいなど、ご希望の方がおられましたら、
また視能訓練室ホームページでご案内しますので、
お申込みいただければ嬉しいです。

次回のロービジョンサロンは10/5(土)見え方お助けグッズ展のためお休みになります。
そのため、次回日程は12/7(土)を予定しています。

次回以降のロービジョンサロンご案内はこちらをご覧ください。

今回ご参加いただいた皆さん、お集まりいただきありがとうございました。😊

 

 

【歯の模型を使って磨き方を体験している様子】

 

 

 

 

【当事者の方同士で情報交換している様子】

👀便利グッズの紹介:「コロコロ号」

前回に引き続き、中心が見えにくい利用者の方のご相談について紹介します。

前回のブログでは視覚支援アプリ「明るく大きく」についてご紹介しました。

今回はiPadで近くの文字を長時間見る際に、
手持ちしながら、拡大文字を読もうとすると重くて疲れたり、
手ブレしたり、どこを読んでいるのか分からないなど
操作が難しいことがあります。

「明るく大きく」を紹介した利用者の方もiPadを両手で持つだけで、
手振れして読むのが困難な状況でした。

そこでiPadを置いた状態で横や縦に移動させながら読むことができる
便利なお助けグッズ「コロコロ号」について紹介します。

iPadを拡大読書器の代わりとして使うグッズです。

キャスターのついた台にiPadをのせ、カメラ機能や視覚支援アプリなどを
使って映し出された文字を読みやすい大きさに固定(フォーカス)し、
台をコロコロと動かしながら読むことができます。

プリントや新聞、地図など平らな紙面に有効です。

利用者の感想

「iPadを縦横にスムーズに移動できて便利」

「読む時に手が疲れない」

「コンパクトなのでパソコンの横に置いても邪魔にならない」

 

価格は1,100円(税込み)(R6.7月時点)です。

外形寸法:縦約22センチ×横約16センチ×高さ約5.5センチ

重量:170g

視能訓練室にてお試しいただけます。
気になる方は視能訓練室へご相談ください。

参照元:日本ライトハウス情報文化センター

 

 

 

 

👀日常生活用具の紹介(視覚支援アプリ)の紹介

中心が見えにくい利用者の方からのご相談について前回に引き続きご紹介します。
前回ブログは回覧板の内容が分かりにくいということで
 「Seeing AI」「ヒデボックス」についてご紹介しています。)

今回は「説明書きなど小さい文字が見えにくい」についての相談を受けました。

今回は利用者の方にご紹介した視覚支援アプリ「明るく大きく」について
お話します。

「明るく大きく」は、眼の病気などで小さな文字などが読みにくい人のための読字補助ツールです。

白内障や緑内障など、眼の病気が原因で文字が読みにくくなることもあります。

このアプリは、小さな文字を、「大きく」
「くっきり(コントラストを上げる)」とさせて、快適に読むための補助をします。

「くっきり(コントラストを上げる)」を上下ダイヤルで、調整したり、「大きく」の左右ダイヤルで倍率を利用者さんの見やすい倍率に
 調整する方法について、練習していただきました。

始めは倍率を変更する場所が分かりづらかったようですが、場所さえ把握できれば
使用方法は簡単なので、数回練習すれば文字を拡大できるようになりました。

利用者さんの感想

「冷凍食品などの小さい字が読みにくい場面で「スマートフォン」で拡大して文字が見やすくなった。」

「どのくらいの倍率まで拡大すればいいか目安が分かるので助かる」

今使用されている「スマートフォン」や「タブレット」で文字を拡大できる無料のアプリになりますので、手軽に使っていただけます。

ご興味のある方はぜひ視能訓練室へご相談ください。

視能訓練室では見えにくい方の自立支援のため訪問相談も行っていますので、

お気軽にご相談ください。

 

 

 

👀日常生活用具(便利グッズ)の紹介:「ヒデボックス」

視能訓練室では見えにくい方に相談支援を行っています。

引き続き、中心付近が見えにくい利用者の方に紹介した内容についてお話します。
前回は回覧板の内容が分かりにくいということで
5/31掲載ブログでは「Seeing AI」についてご紹介しました。

今回は「Seeing AI」でA4サイズの文書を上手に読み込ませることができる
便利なお助けグッズ「ヒデボックス」について紹介します。

中心付近が見えにくい利用者さんと回覧板をドキュメントで読み込む練習を
しましたが、A4ピッタリで読み込ませることが難しく、
アプリが意図しない文書を勝手に読み込んでしまうという問題があります。
そこで、簡単にA4サイズの文書の枠を捉えて文字を読み込ませることができる
便利グッズ「ヒデボックス」を紹介しました。

ヒデボックスは組み立て式のため、組み立て方法を一緒に確認しながら、
練習していただきました。

自分で組み立てができるようになれば、読ませたいA4文書を下に置いて、
お持ちのスマートフォンやタブレットを透明板の
上に置いて、「Seeing AI」を起動し、シャッターを押すだけで、
簡単に撮影できます。

実際に利用者さんに組み立てから撮影まで練習していただいたら、
ご自身で、できるようになりました。

A4サイズを読み込むのは難しいため、ヒデボックスを使うと簡単に枠を捉えて、
A4サイズの文書を撮影できる便利なお助けグッズです。

※8/9時点でヒデボックスの販売停止されています。

販売はされていませんが、興味のある方は、
貸出ができますので、ぜひ視能訓練室にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

参照元:日本ライトハウス情報文化センター