Q:生まれつき,色の見えにくい人(色弱,色盲,色覚異常,色覚多様性等)はどれぐらいいますか?
A:赤色と緑色等の特定の色が判別しにくい人は男性の約5%,女性の約0.2%と言われています。
Q:色の見えにくさに「気づくきっかけ」はどのような時です?
A:塗り絵などの時に気づくことが多いようです。
例)茶色のたぬきを緑色に塗ることがあります
子どもの場合,本人が気づくことは,稀です。保護者や幼稚園,保育園,小学校の先生が気づくことが多いようです。
子どもの頃には気づかずに,大人になって,検査をして初めて気づく方もいます。
色の見え方で気になることがあれば,眼科を受診し,相談することをお勧めします。
また,小学校,中学校では希望者に色覚検査を実施しているようです。
Q:日常生活で気をつけることはありますか。
A:色の違いを判別する力にも程度があります。
程度にもよりますが,ほとんどの場合は日常生活で困ることは少ないようです。
しかし,注意が必要な場面もあります。
疲れている時,周囲が暗い時は注意が必要です。
学校生活では,周囲の理解も大切になりますので,事前に担任の先生に伝えるようにしましょう。
就職では,程度により仕事が困難(色彩感覚を要求される仕事,列車の運転、飛行機・船の操縦等)な場合もありますが,本人の希望を踏まえて,検討することをお勧めします。
Q:眼科での色覚検査は何歳から可能でしょうか。