第3回:見え方に影響する原因① 目のピントが合っていない

本日は、こどもの出前講座でお話している講話の内容について、
連載でお伝えしています。

前回(第2回)は、「こどもの視力の発達と伸びる時期」についてお伝えしました。
こどもの視力の発達と伸びる時期
視力が育つ大切な時期に「よく見える」ことが、発達にとても大切だとお話ししました。

第3回目は、こどもの見え方に影響する原因のひとつ、「目のピントが合っていない」
状態(近視・遠視・乱視)についてお伝えいたします。

では、どんなときに「見えにくさ」が起こるのでしょうか。
今回は、その原因のひとつである「ピント」について見ていきます。
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「子どもの見え方」と「家庭での見え方チェックポイント」
●目👀のピントが合っていないとは
 私たちの目は、カメラのように、目に入った光のピントを合わせて、ものをはっきりと見ています。
 このピントがうまく合わないと、ものがぼやけて見えたり、二重に見えたりすることがあります。
 ピントが合いにくい状態には、大きく「近視」「遠視」「乱視」の3つがあります。

近視(きんし)】→近視Q&A
 遠くのものがぼやけて見え、近くは比較的見やすい状態です。
 

 

 

 

 

遠視(えんし)
 遠視は、遠くも近くもボンヤリして見にくい状態です。
 (見え方には個人差があります)。

乱視(らんし)
 ものが二重に見えたり、ぼやけて見えたりする状態です。
 遠くも近くも見えにくく感じることがあります。

こどもの場合に気をつけたいこと
 こどもは、見えにくくても「見えない」と言葉で伝えることが難しく、
 その見え方が当たり前だと思っていることがあります。

 そのため、まわりの大人が気づきにくいのが特徴です。
 特に、片方の目だけピントが合っていない場合は、
 もう片方の目で見えてしまうため、
 日常生活では気づきにくいことがあります。

 ピントが合わない状態が続くと、視力の発達に影響することもあるため、
 早めに気づいてあげることが大切です。

【家庭でのチェックポイント】
★ものを見るときに、顔を傾けたり、横目で見たりすることはありませんか?
⇒ピントが合いにくいと、少しでも見やすい角度を探して、顔を傾けたり横目で見たりすることがあるかもしれません。
★絵本やお絵かきなど、近くを見る遊びを嫌がったり、すぐに飽きてしまうことはありませんか?
⇒近くにピントが合いにくいと、近くを見る作業を続けるのが苦手になることがあります。

 

 

 

 

 

まずはご家庭でお子さんの様子を見ていただき、気になる見え方の「しぐさ」や
「くせ」が継続するようであれば、1歳半健診や3歳児健診の機会に相談いただくことや、眼科での相談・受診をおすすめします。
 視能訓練室では倉敷市民の方を対象に相談を受けております。
 こどもの見え方について気になることや相談したいことなどございましたら、電話やメールでの相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。

次回(第4回)は、「目の位置が不安定(斜視)」についてお伝えする予定です。

参照先:
・日本眼科医会 『3歳児健診における視覚検査マニュアル』
        『気をつけよう!こどもの近視』
        『こどもの遠視』
・日本小児眼科学会『こどもの眼の発達』


くらしき健康福祉プラザ 視能訓練室(2階)

〒710-0834 倉敷市笹沖180番地

くらしき健康福祉プラザ☎086-434-9885
(火~土 9:00~17:00 祝日除く)

E-mail:miekata@kgwc.or.jp
ホームページ:https://kgwc.or.jp/miekata/ 


 

第2回:こどもの視力の発達と伸びる時期について

こどもの出前講座でお話している講話の内容について、連載でお伝えします。

前回(第1回)は、1歳児の「見え方」や「気になるしぐさ」のチェックポイントについてお伝えしました。→①1歳児の見え方とチェックポイントについて

第2回目は、「こどもの視力の発達と伸びる時期」についてお伝えいたします。
生まれてから大人と同じくらい見えるようになるまで、
こどもの視力がどのように育っていくのかを、一緒に見ていきましょう。


「こどもの見え方」と「家庭での見え方チェックポイント」
【年齢ごとの視力の育ち方】
生まれたばかりの赤ちゃんは、目の前で手が動くのが分かるくらいの見え方から始まり、毎日少しずつ視力は育っていきます。

生まれたばかり:明暗を感じる程度 
生後3か月頃:0.02くらい
生後6か月頃:0.06くらい
1歳頃:0.2くらい
2歳頃:0.5くらい
3歳頃:0.6~0.9ぐらい
5歳頃:1.0以上(ほぼ大人と同じ見え方)
このように、こどもの視力は生まれてから少しずつ成長していきます。
※視力の発達は個人差があります。あくまでも目安になります。

視力は3歳頃までに急速に発達し、6~8歳頃までに完成するといわれています。

 

 

 

 

 

 

 

【こどもの目の感受性期について】
こどもの視力は「見る」ことで発達します。
成長は1歳半でピークを迎え、8歳頃に終わります。

 

 

 

 

 

 

 

【視力が伸びる時期は限られています】
こどもの視力は、生後3か月〜6か月頃から3歳頃にかけて急激に発達し、
その後もゆるやかに成長を続けて、6~8歳頃まで発達すると言われています。

言いかえると、視力がぐんぐん伸びるこの時期に、しっかり「見る」ことが
とても大切になります。
もしこの時期に見えにくさが続くと、視力がうまく育たないことがあります。
だからこそ、早めに気づいて、早めに相談・受診すること(早期発見・早期治療)が
大切になります。

【両眼視(りょうがんし)も育っていきます】
視力と一緒に、「両眼視」という力も育っていきます。
両眼視とは、左右の目を同時に上手に使って、ものを立体的に見たり、
遠近感(遠い・近いの感覚)をつかんだりする力のことです。

生後2か月頃から目の位置が安定してくると、ピントを合わせて見ること、近くを見るときに両目を内側に寄せること、動くものを目で追いかけることなど、いろいろな目の動きが発達してきます。
特に生後3〜5か月頃から、ものを立体的にとらえる両眼視の力が急速に育ちはじめ、
4歳頃には大人と同じくらいのレベルに達すると言われています。


【2歳以降のチェックポイント】
★片方の目を手で隠すと、いやがることはありませんか?
⇒よく見えている方の目を隠されると見えにくくなり、いやがることがあります。
 左右の目の見え方に差があるサインかもしれません。 
★近くのものを見るときに、片方の目が内側に寄ることはありませんか?
⇒左右の目を同時に使う力(両眼視)が、まだ十分に育っていないサインかもしれません。
★目を細めて見ることはありませんか?
⇒目のピントが合っていないと、目を細めて見ようとすることがあります。
気になる見え方の「しぐさ」や「くせ」があったら、まずはご家庭でこどもの様子を見ていただき、継続するようであれば、1歳半健診や3歳児健診の機会に、
相談いただくことや、眼科での相談・受診をおすすめします。

 

 

 

 


視能訓練室では倉敷市民の方を対象に相談を受けております。
こどもの見え方について気になることや相談したいことなどございましたら、
電話やメールでの相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
次回(第3回)は、「見え方に影響する原因① 目のピントが合っていない(近視・遠視・乱視)」についてお伝えする予定です。

参照先:日本眼科医会『3歳児健診における視覚検査マニュアル』
    厚生労働省『乳幼児健康診査 身体診察マニュアル』
      日本小児眼科学会『こどもの眼の発達』
    公益社団法人 日本眼科医会 啓発リーフレット『ストップ!弱視見逃し』
    日本視能訓練士協会『こどもの目を守ろう!」


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第1回:1歳児の見え方とチェックポイントについて

本日は、こどもの出前講座でお話している講話の内容について連載でお伝えしたいと思います。
第1回目は、1歳児の「見え方」や「気になるしぐさ」の チェックポイントについてお伝えいたします。

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「子どもの見え方」と 「家庭での見え方チェックポイント」

【1歳児の見え方】

 遠くや近くのものをたくさん見ることで、 1歳頃の視力は0.2から0.3くらいに成長してきます。

1歳児は、視力が大きく成長する年齢(視覚の感受性期)でもあります。
視力は生まれてから急激に発達し、小学校低学年頃まで続くと言われています。 この時期にしっかり両目を使って「見る」ことが、視力の発達にとってとても大切になります。

視力の成長を阻害する3つのこと

1 目👀のピントが合っていない   例:遠視、近視・乱視が強い

2 目👀の位置がずれている   例:片目のみが外や内、上下にズレることがある

3 目👀に病気がある 例:白内障や眼瞼下垂など

【1歳児のチェックポイント】

★テレビや本に極端に近づいて見ることはありませんか?

⇒テレビや本に極端に近づいて見る「しぐさ」は、 もしかすると、目のピントが合っていないことも あります。

 

 

 

 

★目の位置がずれて見えることはありませんか?

⇒目の位置がずれると、視力の発達や、立体的 (両目を上手に使って)に見ることが苦手になることが あります。

 

 

 

 

気になる見え方の「しぐさ」や「くせ」があると、
お子さんが見えにくいサインかもしれません。
まずはご家庭でお子さんの日頃の様子を見ていただき、 継続するようであれば、
1歳半健診や3歳児健診の機会に、相談いただくことや、
眼科での相談・受診をおすすめします。

視能訓練室では倉敷市民の方を対象に相談を受けております。
こどもの見え方について気になることや相談したいことなどございましたら、電話やメールでの 相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。

次回(第2回)は、「子どもの視力の発達と伸びる時期」についてお伝えする予定です。

参照先:日本眼科医会 3歳児健診における視覚検査マニュアル


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こどもの見え方と近視予防習慣の話について

6月10日は「こどもの目の日」です。
みなさんご存じですか?

こどもの目の発達や健康を啓発することを目的とした記念日です。日本眼科啓発会議が2023年に制定し、「はぐくもう 歳で視力1.0」という願いを込めています。

こどもの目の日に関連して視能訓練室では「こどもの目の日」イベントを開催します。


こどもに関わる専門職の方へ

こどもの目、今が分岐点 こどもの近視が急増している現場ではどのように対応されていますか?

6月10日は「こどもの目の日」。保育・教育・療育の現場で毎日こどもと向き合う皆さんに、大切な目の話をお伝えしたいと思います。


◎近視、なぜ今これほど問題なのでしょうか?

スマートフォンやタブレットを近距離で長時間使うこどもが急増し、近視の低年齢化が進んでいます。近視は単に「遠くが見えにくい」だけでなく、将来の目の疾患リスクを高めることが知られており、早期からの予防が不可欠です。「6歳までに視力1.0」を目指すことが大切とされ、幼児期からの生活習慣づくりが重要視されています。


◎現場の専門職だからできること

保護者が気づく前に、こどもと長い時間を過ごす専門職の皆さんが「目のサイン」に気づけることがあります。また、近視予防につながる生活習慣(屋外活動の促進・近業時間の調整など)は、園や教室での日常的な関わりの中でも実践できることがあるかと思います。


◎イベント開催のお知らせ

近視予防の実践的なヒントや弱視・斜視の早期発見ポイントについて、視能訓練士から詳しくお話しします。

  • 日時: 令和8年6月6日(土)13:30〜15:00
  • 場所:くらしき健康福祉プラザ 201研修室(2階)
  • 参加費: 無料
  • 定員: 48名(先着・事前予約制)
  • 申込み:下記のフォームからお申し込みください
    https://forms.gle/9M1yVtApktsWFpBi8

    フォームからの入力が難しい方はお電話からお申込みください。

ぜひこの機会に、専門職の方同士で情報交換もしながら「こどもの目を守る」ヒントを持ち帰ってください。詳しい内容はイベントでお話しします。
ご参加をお待ちしています!


保護者の方へ 

「うちの子の見え方が心配…」「近視予防について聞きたい」という場合は、お気軽にご相談ください。視能訓練士が地域の児童館や子育て支援センターに出向いてこどもの見え方に関する出前講座も実施しています。ご興味のある方は、直接各施設へお問い合わせください。
今後の出前講座(こどもの見え方)実施予定施設一覧


倉敷市内の団体を対象に「子ども」の見え方だけではなく、
「大人」の見えにくさに気づくポイントや
セルフチェックの方法等について「出前講座」を行っています。
視能訓練士が、見え方、日常生活での注意点、セルフチェックの方法など分かりやすく講座を行っています。
ご要望に合わせた内容についてもお伺いしますので、まずはこちらからお気軽に
ご相談ください。


くらしき健康福祉プラザ 視能訓練室

〒710-0834 倉敷市笹沖180番地
くらしき健康福祉プラザ2階
TEL 086-434-9885
FAX 086-434-9884
相談受付日 火~土曜日(祝日を除く)
受付時間 9時~17時


 

6/1は視能訓練士の日です

 6月第1月曜日は「視能訓練士の日」です。
今年は6/1(月)です。

毎年6月第1月曜日は World Orthoptic Day(世界視能矯正の日)として
視能訓練士の知名度を高め、国際的に視能訓練士の活動を促進するために国際視能矯正協会(IOA)が定めています。

この日にあわせて、視能訓練士が視る能力を守る唯一の医療専門職として、国内でより親しみやすい存在となるために、2022年に「視能訓練士の日」を制定しました。

視能訓練士とは、赤ちゃんから高齢者まで、目の検査をはじめ、弱視・斜視の訓練、視力・視野・眼底などの精密検査、ロービジョンケア(見えにくい方の生活支援)など、幅広い分野で活躍する国家資格をもつ医療専門職です。

目の見えにくさや見え方の変化が気になる方は、ぜひお気軽に当施設(視能訓練室)へご相談ください😊

詳しくは公益社団法人 日本視能訓練士協会「視能訓練士の日」をご覧ください。

 


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【令和8年 新年のご挨拶】地域との絆を深め、皆様の「見え方」と「暮らし」を支える一年に

あけましておめでとうございます

令和8年(2026年)の輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中は、くらしき健康福祉プラザ 視能訓練室をご利用いただき、またこのブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございました。

昨年の活動を振り返って

昨年(令和7年)は、私たち視能訓練室にとって、地域の中に飛び出し、多くの皆様と直接つながることのできた実り多き一年でした。

  • ロービジョンサロン」の開催
    見えにくさを抱える方々が集い、日々の工夫や悩みを分かち合う場として定期的に開催いたしました。同じ境遇にある仲間と出会い、共感し合える時間は、参加された皆様にとっても、私たちスタッフにとっても温かいひとときとなりました。
    4月6月8月12月 のブログはこちら
  • 「こどもの目の日」イベントの実施
    6月のイベントでは、多くのご家族にご参加いただき、近視予防や目のケアについて楽しく学んでいただきました。
    こどもの目の日のイベントに関するブログはこちら
  • 小学校への出前講座
    倉敷市内の小学校へ伺い、学校保健委員会で「メディアとの上手な付き合い方」「近視予防習慣の大切さ」をお伝えする機会をいただきました。未来を担う子どもたちの目の健康を守るため、現場で直接お話しできたことは大きな一歩でした。
    ※倉敷市内の小学校への出前講座を実施しております。また、各校の取り組みに合わせた資料提供等をしておりますので、ご希望の場合は、お問い合わせください。

今年の抱負:皆様の「生活」を支えるパートナーとして

昨年の活動を通じて改めて感じたのは、「見え方の支援は、その人の人生そのものを支えること」という原点です。

「見えにくさ」によって生じる不安や不便は、人それぞれ異なります。

だからこそ、私たちは地域での相談支援を担当する視能訓練士としての経験を活かし、皆様お一人おひとりの「こうありたい」という願いに耳を傾け、その人らしい生活を続けるための「伴走者(パートナー)」でありたいと強く願っております。

本年も、専門的なサポートはもちろんのこと、皆様がほっと安心できるような温かい場所づくりに努めて参ります。

ブログでの情報発信について

本年も引き続き、皆様の日々の暮らしに役立つ情報をブログでお届けしてまいります。

  • 更新頻度: 毎月2回(中旬・下旬ごろ)
  • 内容: 見え方に関する役立つ知識、便利グッズの紹介、イベントや講座の報告など

お時間の空いた時に、ぜひお読みいただけると幸いです。

ご相談・お問い合わせ

日常生活での見えにくさにお困りの方、またそのご家族様、どうぞ一人で悩まずお気軽にご相談ください。

昨年のサロンのように、誰かと話すことで心が軽くなることもあります。
倉敷市民の方でご相談を希望される方は、まずはお電話またはメールにてご連絡ください。

【お問い合わせ先】

電話: 086-434-9885
(火~土曜 9:00~17:00 祝日除く)

E-mail: miekata@kgwc.or.jp


※倉敷市在住の方を対象に相談支援をおこなっています。
来所が困難な場合は、スタッフの訪問も可能です。

本年が皆様にとって、明るく希望に満ちた一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

くらしき健康福祉プラザ
視能訓練室 スタッフ一同

👀倉敷市民スポーツフェスティバルに参加しました

10/1(日)に倉敷市民スポーツフェスティバルに参加しました。

もぐらたたきゲームは小さいお子さんから大人まで幅広い年齢の方に楽しんでいただけました。

ご参加くださった皆様、ありがとうございました。😊

当日は子どもや大人の目の健康に関するパネル展示をして、

たくさんの方に見ていただきました。

お子さんの目に関するご相談もあり、良い機会となりました。

10/15(日)はいきいきふれあいフェスティバルにも参加します。

目に関するクイズや景品なども用意しておりますので、

ご興味がある方は、参加いただけると嬉しいです。😀

 

 

 

 

 

 

👀視能訓練室のご紹介👀視能訓練士について

4月から新しい年度が始まりましたがいかがお過ごしでしょうか。
新しいスタートをされた方も多いと思います。

●今回は視能訓練士がどのような職業なのか,どのような仕事をしているかについてお知らせしたいと思います。

1.視能訓練士について
「視能訓練士」と聞いても聞きなれない方が多いと思いますが,
看護師,理学療法士,作業療法士,言語聴覚士と同じような医療系の国家資格です。
「視能訓練士」は昭和46年からはじまった医療技術職で「見る」に関する検査,訓練が専門です。
視能訓練士の多くは眼科で勤務をしています。
具体的には,
1.視力検査,視野検査などの視機能検査
2.斜視,弱視の検査・訓練
3.健診・検診で視覚障がいのスクリーニング
4.視覚障がい者のリハビリ
などが主な業務になります。
眼科で検査を受けたスタッフが「視能訓練士」だったかもしれませんね。       (引用:日本視能訓練士協会HPより:https://www.jaco.or.jp)

2.くらしき健康福祉プラザの視能訓練室の業務について
くらしき健康福祉プラザは医療機関ではなく,保健・福祉施設のため,
眼科で勤務する視能訓練士とは少し違った仕事内容と思います。
主には倉敷市民を対象に見え方に関する相談・支援をしています。

1.見え方に関する相談支援
   倉敷市民の皆様(お子様から高齢者)に見え方に不安がある方の
   相談支援を行っています。

   視力は良好だが,「見る力(色の見え方、文字をしっかり見る力、
   形をしっかり捉える力)」に苦手さがあり,学習に困難がある小学生の
   相談支援を行っています。

2.視機能低下による生活困難の生活相談(視覚に障がいがある方)
   視覚からの情報は約80%と言われるぐらい日常生活には欠かせません。
   その視覚情報が少なくなると,当然,日常生活に困難な部分がでます。
   例えば,読み書き,移動が困ることが多いです。
   それを解決する方法として便利グッズの活用や工夫等を紹介しています。

3.出前講座
   子どもや大人の見え方に関する出前講座や講演会を行っています。

4.3歳児健康診査での視覚スクリーニング
   倉敷市が行なっている3歳児健康診査に参加し,視覚スクリーニングを
  行っています。

 倉敷市民の方で見え方で気になることがあれば,気軽にご相談ください。

 

👀児島児童館で出前講座を行いました

・日 時:令和4年5月20日(金)
     10:30から11:30

・場 所:児島児童館

・参加者:5名

・内 容:1 子どもの視力の発達について  
     2 子どもの見えにくさに気づくポイント   
     3 質疑応答

児島児童館利用者の保護者の方に出前講座「子どもの見え方について」
説明させていただき,子どもと遊びながら熱心に話を聞いていただきました。

参加された保護者の方からご質問がありましたので,ご紹介いたします。

Q:子どもにじっとしてもらうために,
  スマートフォンやタブレットを見させているが目には良くないのでしょうか。

A:ずっとスマートフォンやタブレットを見続けることは目には負担になり,
  近くは見えますが,遠くがぼやけて見える「近視」が進行しやすくなります。

日光にあたる外遊びが少ない子どもは「近視」になりやすいといわれています。
※気をつけていただきたいポイント
・スマートフォンやタブレットを見る時はなるべく30㎝以上離すこと
・屋内と外遊びの時間とのバランスをとること
・30分に一度は目を休めること
・読書,書き物をするときは十分な明るさを保つようにする(照度計で200ルクス以上)

近視を予防するためには生活習慣に気をつけましょう。

参考サイト
公益社団法人 日本眼科医会 気をつけよう!子どもの近視

👀テレビとの適正な視聴距離について

出前講座「子どもの見え方について」についてお話させてもらう際に,参加される
保護者の方からよくあるご質問について,1つご紹介いたします。

Q:テレビに近づいてみることが気になる。
      どのくらい離れてみたらよいでしょうか?

A: 一般的には適正な視聴距離のめやすは「テレビ画面の高さの3倍」
   といわれていますが,目の負担にならないためには
   なるべく遠くに距離をとって見る方が目には良いと言われています。

長時間テレビを見続けると疲れてしまうので、30分程度で1回休憩をするほうが
よいでしょう。
また、暗い部屋では目のピント調節が難しくなるため,
「目の疲れ」につながります。

本が読める程度の適度な明るい部屋でテレビを見るようにしましょう。

お子さんがテレビを極端に近づいて見たりすることが頻繁に続くようでしたら,
「見えにくい」可能性があるため,健診やお近くの眼科で検査をすることを
お勧めします。

参考サイト
「ホームシアター映像 調整・環境 ガイドライン(基礎編:Ver.1.0)」