4月から新しい年度が始まりましたがいかがお過ごしでしょうか。
新しいスタートをされた方も多いと思います。
●今回は視能訓練士がどのような職業なのか,どのような仕事をしているかについてお知らせしたいと思います。
1.視能訓練士について
「視能訓練士」と聞いても聞きなれない方が多いと思いますが,
看護師,理学療法士,作業療法士,言語聴覚士と同じような医療系の国家資格です。
「視能訓練士」は昭和46年からはじまった医療技術職で「見る」に関する検査,訓練が専門です。
視能訓練士の多くは眼科で勤務をしています。
具体的には,
1.視力検査,視野検査などの視機能検査
2.斜視,弱視の検査・訓練
3.健診・検診で視覚障がいのスクリーニング
4.視覚障がい者のリハビリ
などが主な業務になります。
眼科で検査を受けたスタッフが「視能訓練士」だったかもしれませんね。 (引用:日本視能訓練士協会HPより:https://www.jaco.or.jp)
2.くらしき健康福祉プラザの視能訓練室の業務について
くらしき健康福祉プラザは医療機関ではなく,保健・福祉施設のため,
眼科で勤務する視能訓練士とは少し違った仕事内容と思います。
主には倉敷市民を対象に見え方に関する相談・支援をしています。
1.見え方に関する相談支援
倉敷市民の皆様(お子様から高齢者)に見え方に不安がある方の
相談支援を行っています。
視力は良好だが,「見る力(色の見え方、文字をしっかり見る力、
形をしっかり捉える力)」に苦手さがあり,学習に困難がある小学生の
相談支援を行っています。
2.視機能低下による生活困難の生活相談(視覚に障がいがある方)
視覚からの情報は約80%と言われるぐらい日常生活には欠かせません。
その視覚情報が少なくなると,当然,日常生活に困難な部分がでます。
例えば,読み書き,移動が困ることが多いです。
それを解決する方法として便利グッズの活用や工夫等を紹介しています。
3.出前講座
子どもや大人の見え方に関する出前講座や講演会を行っています。
4.3歳児健康診査での視覚スクリーニング
倉敷市が行なっている3歳児健康診査に参加し,視覚スクリーニングを
行っています。
倉敷市民の方で見え方で気になることがあれば,気軽にご相談ください。