Q:倉敷市内には近視の子どもはどれぐらいいますか?
A:高崎特任教授らの調査によると小学生の約62%に近視があるようです。
(資料:山陽新聞「児童62%近視 倉敷 川崎医療福祉大・高崎特任教授ら調査)
Q:近視になるとどのように見えますか?
A:近くより遠くが見えにくくなります。
学校生活では,後ろの席から黒板が見えにくいなど,学習への影響が考えられます。眼鏡の利用や席の配慮が必要になります。
例)数字の3と8,5と6などが判別しにくいなど
Q:近視の予防につながる日常生活でできる工夫はありますか。
A:近視の予防につながる日常生活でできる4つの方法をご紹介します。
1 「見るものとの距離は30cm以上」
本や画面を見るときは,正しい姿勢で「距離は30cm以上」離すことをオススメします。
見るものとの距離が近いほど,目の負担も増えますし,近視が進みやすくなるようです。
2 近くを30分みたら「20秒以上」休む
デジタル端末を30分以上見続けると近視になりやすい調査結果があります。
デジタル端末を「30分以上見たときは,5m以上の遠くを見る」,目を閉じて目を休める等の方法がオススメです。
3 外遊びがオススメ,太陽光を1日2時間以上が目安!
(夏の屋外での活動は,熱中症に注意し,対策が必要です)
外遊びは,近くを見続ける時間を減らすこともできます。また,1日2時間以上の太陽光をあびると近視の進行が緩やかになる報告もりますので,屋外での活動時間を確保することをオススメします。屋外であれば,日陰でも効果があると言われています。
Q:近視の眼鏡を掛けたり外したりすると近視が進みますか?
A:近視の眼鏡の掛け外しで,近視が進行することは考えにくいと思います。近視の進行は,デジタル端末の長時間利用や成長に伴うものなどいろいろな場合が考えられます。眼鏡を処方してもらった眼科で相談すると良いと思います。
Q:近視が強い人(8D以上の近視)の日常生活で注意することはありますか。
A:近視の眼鏡度数が,8D(ディオプトリー)以上の強度近視の場合は,目の奥にある神経の膜(網膜)が伸ばされ,薄いことがあるため,目や頭への強い衝撃や強くこすったり、ぎゅっとつぶることは避けるようにしましょう。