前回に引き続き、65歳以上を対象に介護予防を実施している事業所から依頼を受けて実施した出前講座「目の疲れ」についてお話します。
「目の疲れ」の原因は主に4つあります。
1.ピントが合っていない→(出前講座「目の疲れ」について④、⑤、⑥、⑦)の
ブログに掲載しています。
2.目の病気が隠れている→⑧ブログ
3.見る環境が適切ではない
・パソコンとの適切な距離・姿勢について→⑨ブログ
・目にやさしいパソコンとの上手なつきあい方(環境)について→⑩ブログ
・スマートフォンとの適切な距離・見方について→⑪ブログ
・室内の湿度・風環境を整える→⑫ブログ
・室内の明るさを調整する→⑬ブログ
4.その他(目の酷使、ストレス、体の不調など)
・目の酷使が招く心身のサインについて→⑭
5. まとめ
・今日からできる目の疲れ対策について→⑮
・一番大切なこと
全16回でお届けしてきた「目の疲れ」ブログも、いよいよ最終回です。
これまで、目の疲れが引き起こすサインや、ご自身でできるセルフケアについてお話ししてきました。
最終回となる今回は、まとめとして、目の疲れを予防するために
「本当に一番大切なこと」をお伝えします。
それは、「体全体の健康を保つこと」です。
「疲れ目の話なのに、どうして?」と思いますよね。
ですが、目は体とつながった大切な一部です。
物を見るためには、たくさんの酸素と栄養が必要ですが、
それを目に運んでいるのは体中を巡る「血液」です。
つまり、体全体の血行が悪かったり、栄養が不足したりすると、
目にも十分な栄養が届かなくなってしまいます。
だからこそ、体全体を健康に保つことが、目の疲れを根本から予防する一番の近道なのです。
◎健康を保つための3つの柱
基本は「食事」「運動」「休養」です。
-
バランスの良い「食事」 体を作る基本です。偏りのないように
バランスの良い食事を意識して摂るのがおすすめです。 -
適度な「運動」 ウォーキングなどの軽い運動は、全身の血行を良くしてくれます。まずは「一日30分だけ歩く」「寝る前に軽いストレッチをする」など、できることから始めてみましょう
-
十分な「休養」 体と目をしっかり休ませることは非常に重要です。質の良い睡眠を十分にとり、ご自身をいたわる時間も大切にしてください。
全16回にわたり、お読みいただき、ありがとうございました。
目薬などのケアも大切ですが、それと同時に、ご自身の体全体にも少し目を向けてみてください。 バランスの取れた食事、適度な運動、そして十分な休養。 この3つを大切にすることが、巡り巡って大切な目を守ることにつながります。
このブログが、皆さんの快適な「見る」生活の助けになれば幸いです。
※倉敷市内の団体を対象に「大人」の見え方に関する出前講座を
おこなっています。
見えにくさに気づくチェックポイントや日常生活でできる
セルフチェックの方法などのお伝えしています。
出前講座をご希望の方がおられましたら、こちらからお申込みください。
参照先:日本眼科医会
全国健康保険協会 食事と生活習慣で疲れ目・かすみ目予防!