👀出前講座「目の疲れ」について⑩

前回に引き続き、65歳以上を対象に介護予防を実施している事業所から依頼を受けて実施した出前講座「目の疲れ」についてお話します。

「目の疲れ」の原因は主に4つあります。
1.ピントが合っていない→(出前講座「目の疲れ」について)の
  ブログに掲載しています。
2.目の病気が隠れている→ブログに掲載しています。
3.見る環境が適切ではない
  ・パソコンとの適切な距離・姿勢について→ブログに掲載しています。
  ・目にやさしいパソコンとの上手なつきあい方(環境)について
  ・スマートフォンとの適切な距離・見方について

4.その他(目の酷使、ストレス、体の不調など)

今回は「3.見る環境が適切ではない 」
・目にやさしいパソコンとの上手なつきあい方(環境)についてお話します。

以前ブログでご紹介した目の疲れ「セルフチェック」で
17~20に該当された方は、もしかしたら「見る環境が適切ではない」ことが原因で
目が疲れているかもしれません。

前回はパソコンを見る姿勢が悪いことで、身体(首、肩、腰)に負担がかかり
それが目の疲れの原因になるため、パソコンとの正しい距離や姿勢について
お話しました。

今回はパソコンを見る際に目にやさしいつきあい方や
パソコンを見る正しい環境についてお話します。

パソコンによる目の疲れを予防する方法の一つとしてパソコンの作業環境を
工夫する方法がありますのでいくつかご紹介します。

室内の天井照明をモニター画面が見やすい明るさに調整してみましょう。

部屋の照明が薄暗く感じる場合はデスクライトを使用することをおすすめします。

画面に光が映り込むことや反射による光の刺激が
目の疲れの原因となることがあります。
日中は外の光が反射しないようにブラインドやカーテンをして外の光が直接目に入ったり、映り込んだりしないようにする工夫がおすすめです。

加湿器などで目の乾燥を防ぐことや目を休めることも大切です。

湿度が低いことやパソコンを見続けることでまばたきの回数が減ることが原因で、
「2.目の病気が隠れている」ブログでお伝えしたドライアイになることで目の疲れになる可能性があります。

加湿器で目の乾燥を防ぐことやパソコンで1時間作業する場合は
10~15分程度は目を休めるため休憩を取ることをおすすめします。

休憩が取れない場合は、コピーを取ったり、他の仕事を挟んだり、
ときどき窓の外をぼんやり見たりして、目を休める工夫をしてみましょう。

次回も引き続き、目の疲れの原因「3.見る環境が適切ではない 」
・スマートフォンとの適切な距離・見方についてについてお話します。

※倉敷市内の団体を対象に「大人」の見え方に関する出前講座を
 おこなっています。
 見えにくさに気づくチェックポイントや日常生活でできる
 セルフチェックの方法などのお伝えしています。
 出前講座をご希望の方がおられましたら、こちらからお申込みください。

参考文献:日本眼科医会HP