玉島児童館にて
言語聴覚士がお子さんのことばについての個別相談を行います。
ことばでやりとりができない、はっきりとしゃべれない、吃音がある…
普段気になっているけど、なかなか相談できないな…
相談をご希望の方は、玉島児童館までお問い合わせ下さい。
日時:令和7年7月9日(水)10:00~11:30
対象:乳幼児親子
場所:玉島児童館
問い合わせ: (086) 526-3400
お子さんの言葉を話すのがゆっくりだなと感じると心配ですよね。
はっきり言える言葉が少なくて、心配が募る場合もあるかもしれません。
また、違うものを他の物と混同しているのかな?と思うような場面もあるでしょう。
小さなお子さんの場合、ひとつの言葉を複数の意味で使っていることもあります。
例えば
「(りん)ご」等言葉の一部を言えている場合もすべての音が言えていなくても
「そう、りんご。おいしそうだね」と言いたいことを受け止めてあげましょう。
また、「わんわん」
と言っていてもふわふわの毛がある特徴を捉えて”わんわん”と表していることもあります。
ですから、猫やウサギなどをみても「わんわん」
ふかふかのくまのぬいぐるみも「わんわん」
と表していることもあるでしょう。
そんな時は、否定せず「そうだねニャンニャン。ワンワンみたいにふわふわだね」と
受け止めてあげてください。
お子さんは、自分の言いたいことを大人が分かってくれた事を嬉しいと感じ
もっといっぱいおしゃべりしたいと言う気持ちが育っていきます。
おしゃべりしたい気持ちが育つことで、知りたい気持ちが育ち、分かる言葉が増えてお話出来ることが増えていきますよ。
お子さんがおしゃべりが楽しいなと思える時間を過ごしてみてくださいね。
【ことばあそび】
今日は【おとはいくつクイズ】をしてみたいと思います
【対象】
年長から
【ねらい】
①ことばがいくつかの音で出来ていることに気づく。
②ことのばの音の数をかぞえる
③一文字にひとつの音が対応している事を知る
④文字に興味を持つ
【よういするもの】
なし
【できるにんずう】
1人から
【やりかた】
①もんだい を だすひと は、いう ことば を きめる。
きめたら もんだい を だす。たとえば「【りんご】の おと は いくつ?」
②こたえる ひと は【りんご】の おと を かぞえて こたえる。
やってみよう。
した の え の ことば の おと は なんこ でしょう?
え の した の すうじ を えらんで ゆび で おさえましょう。(パソコン で みている ひと は マウス で クリック)
こたえ は、いちばん した に あります。
①
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②
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③
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④
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ぜんぶ、せいかい できましたか?
ほかにも、み の まわり の ことば の かず を かぞえて みて くださいね
こたえ
①りんご
〇〇〇 3こ
②ぱんだ
〇〇〇 3こ
④かきごおり
〇〇〇〇〇 5こ
⑤ぴーまん
〇〇〇〇 4こ
関連記事 ことばあそび⑥おとはいくつ
令和6年度、もう少しで完走です。
新年度も少しでも皆さまのお力になれるよう、研鑽を積んでいきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
言語聴能訓練室 スタッフ一同
倉敷市子育て支援センターで「言葉のはなし」をさせていただきます。
日時:4月23日(水) 10:00~11:00
場所:くらしき健康福祉プラザ3階 和室
定員:7組
申し込み:倉敷市子育て支援センター(プラザ内)に来所にて
お申し込みください。
お問い合わせ: 倉敷市子育て支援センター
TEL 086-434-9865
以前、発音の相談で様子見と言われたら、まず体を動かす遊びがしっかりできているかを見直してみましょう、と言うお話を書かせていただきました。
今回は、口の体操や発音を真似る練習だけでなく、体を大きく使った遊びや手指を使った遊びは発音(滑舌)の発達に大切なのか少しだけお話してみたいと思います。
走ることは簡単な事のようですが、膝を曲げて足を動かせているか、腕を左右別々に動かすことができているか等、スムーズに走れているように見える時は全身がバラバラの動きをして色々な関節を動かすことが出来ています。
まだ、体の使い方のぎこちない小さな子どもだとペンギン走りのように膝がピンと伸びたままだったり、右手と右足が一緒に前に出ていたりすることがあります。
もちろん、走るだけでなくブランコに乗る、鉄棒につかまってぶら下がる。ジャングルジムを上る等も体を大きく使って遊ぶのには有効です。
また、体を大きく使って遊ぶだけでなく手指を使った遊びもどんどんしてみてください。新聞を破いたり、折り紙を折ったり、はさみや糊を使った工作もいいでしょう。
線を思い通りに書けるように手や腕を動かす、紙を破いたり折ったりすることは、指先を使い、手先や腕等の力加減を繊細にコントロールすることが必要です。
正しい発音をする為の練習には、唇や舌を数ミリ単位で調整することが求められます。
例えば「さ」と「た」は絶妙な力加減と繊細な動きの違いで発音されます。
更に、発音が正しく言えるようになる為には、他にも様々な条件が必要になってくるのですから、練習を始める時期は子どもによって違ってくるのです。
参考文献
加藤正子・竹下圭子・大伴潔編著:構音障害のある子どもの理解と支援
日本言語聴覚士協会,言語聴覚療法臨床マニュアル,協同医学書出版社,1992
関連記事 発音のお話①発音の発達 、発音のお話②大人が発音の見本に
発音のお話③発音を育てる生活動作と遊び 、言葉の相談について
発音の相談に来たお子さんで安静時に口がぽかんと開いている場合、
鼻づまり、不正咬合に関してお医者さんにまずは相談をするようお願いしています。
口呼吸の原因の1つには
口周りの筋力が未発達であることがあげられます。
表情で感情がわかるようになる、離乳食が完了する頃までは口が開いているのは発達上のことで、個人差もあります。
口呼吸かどうかをチェックする方法について
・ポカンと口をあけている
・歯並びが悪い
・発音が不明瞭
・朝、のどが痛い
・口内炎ができやすい
・あごの下にシワがよる
・くちびるがカサカサで乾燥する
・風邪をひきやすい
・鼻がつまりやすい
3つ以上チェックがあったら赤信号です。
高松市歯科医師会もぐもぐだより vol35 を参考にしてください。
鼻呼吸のチェックについては
・こどもの鼻の下に指をあてる。息が感じられるか
はい/いいえ
・こどもの鼻の下に薄い鏡かスマホ(黒い画面で行う)を軽くあて画面が曇るか
はい/いいえ
いずれも こどもの口が閉じた状態で「はい」であれば
鼻呼吸ができています。
発音練習の話に戻りますが、
舌だけを口唇より前に出す、上口唇をなめるなどができない場合
舌や口の動きの巧緻性を高める練習をしていきます。
食事の場面や遊びの場面で口や口周りの筋肉をupさせることは可能です。
急にできることではありませんので、ゆっくり焦らず やってみてください。
参考HP 公益社団法人 高松市歯科医師会 https://www.418takamatu.com/mogumogudayori/
言語聴覚士がお子さんのことばについての個別相談を行います。
ことばでやりとりができない、はっきりとしゃべれない、吃音がある…
普段気になっているけど、なかなか相談できないな…
場所:玉島児童館
問い合わせ:(086) 526-3400
2月玉島じどうかんだより https://kgwc.or.jp/tamashimaji/1073
日時:令和7年2月5日(水)10:00~11:30 (要予約)
対象:乳幼児親子
相談希望のある方は児童館にお問い合わせください。
場所:水島児童館
問い合わせ:(086)448-0650
2月水島じどうかんだより https://kgwc.or.jp/mizushimaji/1341
日時:令和7年2月18日(水)10:00~12:00(当日受付可)
対象:乳幼児親子
相談希望のある方は児童館にお問い合わせください。
言語聴能訓練室に相談に来てもらうと、次のことを確認します。
発音のチェック
言葉の発達
医療機関で診察が必要かどうか
本人が練習をしたいと思っているかどうか
発音に誤りがある場合でも、次のようなことがあれば、練習を始めるタイミングではないと判断することがあります。
本人が練習を望んでいない場合
医療機関で中耳炎や口や鼻などに問題がないかチェックが必要と判断された場合
言葉の発達に偏りがあると疑われる場合 など
いろいろ確認した上で、発音の練習を開始するのが適切なタイミングかどうかを判断します。また、中耳炎などの治療を優先することもあります。
発音の練習は、それぞれのお子さんに合ったタイミングで始めることが大切です。
しっかりと相談しながら進めていきます。
学校で、発音の誤りについて指摘された、というご相談が増えています。
以前別の記事でも書かせていただいたように、発音の練習は早く始めた方が良いというものではありません。
特に小学生以降は、自分の意思をしっかり持てるようになってきますので、ご本人のやる気はとても大切です。
保護者の方の中には「実はずっと気になっていた」という方や、「指摘されて初めて気づいた」という方もおられると思います。
それでも、発音の誤りについてお子さんと改めて話をするという機会がなかった場合に「具体的にどんなことを話せばいいの?」と思われると思います。
学校で発音について指摘された場合、まずご家庭でも以下の事についてお話してみてください。
本人は発音の誤りを気にしているか?
気づいていると言えなくても
小声で話す
話すのを避ける
聞き返すと黙ることがある
本人は発音の誤りで困っていることがあるか?
具体的な場面だと
本読みでうまく読めないことがある
友達と話をしていてよく聞き返される
発音の練習は、ご本人のモチベーションがないと続きません。また、練習で言えるようになっても、発音の誤りに気付いていないと普段の生活の中でも正しい発音ができるようになりません。
ご家庭で話し合った結果、お子さんご本人が 1 や 2 のようなことをお話してくれるようであれば、発音の練習について相談する良いタイミングと言えます。