👀出前講座「目の疲れ」の原因について②

「目の疲れ」について出前講座をさせていただいた内容で
「目の疲れ」原因について数回に分けて前回ブログより引き続き
 ご紹介させていただきます。

「目の疲れ」の原因は主に4つあります。
1.ピントが合っていない→前回(7/15掲載)のブログに掲載しています。

2.目の病気が隠れている

3.見る環境が適切ではない

4.その他(目の酷使,ストレス,体の不調など)

今回は「2.目の病気が隠れているについてご説明します。

目の病気が原因で眼が疲れているかもしれない自覚症状とは...
・目がしょぼしょぼする,ゴロゴロすることがある
・目が乾いた感じがする
・目が充血することがある
・涙がよく出る
・目がかすんで見えることがある
・屋外に出るとまぶしく感じることがある

目の一生は年齢とともに変化します。

年齢別に目で気をつけたい疾患があります。

20代~30代→ドライアイ,アレルギー

40代 →老眼(老視),緑内障
  

50代 →白内障,加齢黄斑変性

目の病気は早期発見・早期治療が大切です。

・自覚症状が「ない」ことが多いです。
とくに徐々に視野が欠ける緑内障はどちらか良い方の眼で視野が欠けている目の視野をカバーしてしまうため気づきにくいといわれています。

また緑内障や網膜変性については視神経や網膜が傷む病変ですが,回復することは困難になります。

・40歳以降は年に1回は眼科受診しましょう。
緑内障については40歳以上で5%,20人に1人が緑内障にかかっているという研究報告があります。

・自覚症状があれば,眼科を受診されることをお勧めします。

 

参考:日本眼科医会HP

👀出前講座「目の疲れ」の原因について①

くらしき健康福祉プラザの介護予防事業利用者の方に6月中に7回にわたり
出前講座「目の疲れ」についてお話をさせていただきました。

介護予防事業参加者の方は健康に対する意識も高く,熱心にメモを取りながら聞いていただけました。

「目の疲れ」について出前講座をさせていただいた内容で
今回から「目の疲れ」原因についてご紹介させていただきます。

「目の疲れ」の原因は主に4つあるといわれています。
1.ピントが合っていない

2.目の病気が隠れている

3.見る環境が適切ではない

4.その他(目の酷使,ストレス,体の不調など)

今回は1.ピントが合っていないについてご説明します。

ピントが合っていないかもしれない自覚症状や日常生活の行動とは...
・近くを見ていて,急に遠くを見るとぼやけることがある
・新聞などの小さい文字が見えづらい
・メガネの度数を何年も合わせていない
・テレビを観ていると目が疲れる
・スマートフォンやパソコンなどを毎日4時間以上使うことがある

上記に当てはまる項目がある方は,目が疲れている場合があり,
今使用している眼鏡の度数が合っていないかもしれません。

眼鏡の上手な選び方とは
・目的にあった眼鏡の種類を使うことが大切
・見たいものとの距離が大切

読書やパソコンなどを見る場合・・・近用眼鏡,近近両用眼鏡
※近々両用レンズとは50~60㎝くらいから手元までの距離がよく見えるレンズです。
パソコン作業やデスクワークを快適にすることができるという特徴があります。
そのため中間距離(2~3m)の室内を見渡すことが難しいという点があります。

テレビを見る場合・・・中近両用眼鏡
※中近両用レンズは下の方が30㎝ぐらい,真ん中が50㎝ぐらい,上の方が2~3mに
ピントが合うように作られています。
ちょうどパソコンの画面を見たり,書類を見たり,あとは時々部屋の中の様子を見るような使い方に適しています。

遠くの景色を見たり運転をする場合・・・遠用眼鏡,遠近両用眼鏡
※遠近両用レンズとは遠くの景色から手元30㎝ぐらいまでの範囲が見えるレンズです。

それぞれ特徴がありますので,どのようなものを見たいのかによって適切なレンズを選択することが大切です。

レンズにはさまざまな種類がありますので,どんな眼鏡が適しているのかについて
迷われている場合はかかりつけの眼科でご相談されることをお勧めします。

参考サイト
日本視能訓練士協会 眼鏡レンズQ&A

 

👀出前講座で「疲れ目について」お話しました②

・日 時:令和4年6月23日(木)
     10:00~10:30

・場 所:くらしき健康福祉プラザ 運動室

・参加者:18名

・内 容  1 眼の疲れセルフチェック  
      2 目の疲れの予防   
      3 質疑応答

くらしき健康福祉プラザの介護予防事業利用者の方に出前講座「疲れ目について」
お話をさせていただきました。
介護予防事業参加者は健康に対する意識も高く,熱心にメモを取りながら
聞いていただけました。

日常生活でできる目の疲れの予防についてお伝えしていることの項目の一つとして
「紫外線」の予防についてお話した内容をご紹介します。

目の疲れ予防として「紫外線」をカットすることは大切になります。 

お肌の日焼け予防も大切ですが,目の日焼け対策も大切です。
「紫外線」を浴び続けると,いろいろな目の病気を引き起こすことがあります。

紫外線を浴び続けることによる自覚症状は
充血,痛み,目がチカチカする,まぶしい,違和感(ゴロゴロ) など

将来「紫外線」が目に与える影響は...
・光誘発角膜炎
・翼状片
・白内障
・加齢黄斑変性 など

日焼け対策のポイント!

UVカット機能付きのサングラスを使用しましょう
UVカット率が高いサングラスであれば
どの濃さのレンズも紫外線をカットできます。

色が濃くてもUVカット率が低いと暗く感じるため瞳が大きくなり,目に紫外線が入りやすくなり,障害を起こしやすくなります。


つばの長い帽子やUVカット対応の日傘を使用しましょう

目もお肌と同じように、紫外線対策が大切です。

太陽の光は正面からだけではなく上下左右,後方からも当たっているためサングラスのみでは,目とサングラスの隙間から紫外線が侵入してしまいます。

そのためサングラスのみではなく,帽子やUVカットの日傘などを併用することで紫外線をカットすることをおすすめします。

日焼けによる目の症状が強く出ている場合は、お近くの眼科を受診されることを
お勧めします。

参考サイト 日本医師会 日医ニュース 健康ぷらざ 平成27年7月20日
      「イラスト眼科 第6版」(渡邉郁緒・新美勝彦)

👀出前講座で「疲れ目について」お話をしました①

・日 時:令和4年6月7日(火)
     14:00~14:30

・場 所:くらしき健康福祉プラザ 運動室

・参加者:20名

・内 容  1 眼の疲れセルフチェック  
      2 目の疲れの予防   
      3 質疑応答

くらしき健康福祉プラザの介護予防事業利用者の方に出前講座「疲れ目について」
お話させていただきました。
介護予防利用者の方は健康に対する意識も高く,熱心にメモを取りながら聞いていただけました。

利用者の方からご質問がありましたので,ご紹介いたします。

Q:遠近両用眼鏡を眼科で処方してもらったが,新聞を見ようとすると見えにくかったり,ピントが合ったり合わなかったりするのでどうすればいいか困っている
  

A:遠近両用の近用部は手元の見える範囲が狭いことや像のゆがみが
でることがあります。
見えにくいようであれば近用専用の眼鏡を使用していただくことや
近くの度数が合っていない可能性もあるため
処方された眼科にご相談していただくことをお勧めします。

遠くも近くも一つの眼鏡で両方みることができる「遠近両用眼鏡」ですが,
意外と使いこなせていない方が多いといわれています。
見る対象物によって,目線の使い方を変えることがポイントになります。

・遠くを見る時は顎を引いてやや上目遣いで見るようにしましょう。
・中間距離を見る時はレンズ中心からやや下方で見るようにしましょう。
・近くを見るときは顎を上げて,視線だけ下げてみるようにしましょう。
・近くを見る時は対象物はできるだけ横に倒して,身体に近づけて
 見るようしましょう。

使いこなせるようになれば遠くから近くのものまで見やすくなる便利なレンズになりますので,日常生活のあらゆるシーンで活用いただけます。

参考文献
眼科ケア めめ子と学ぶ 緑内障入門 2020年・3月発行

👀倉敷公民館で出前講座「見え方から考えるよりよい日常生活」を行いました。

・日 時:令和4年4月13日(水)
     10:00から11:30

・場 所:倉敷公民館2階 大ホール

・参加者:69名

・内容:「見え方から考えるよりよい日常生活」について
     1 視能訓練士,視能訓練室の紹介
     2 見え方・目についてのQ&A   
     3 見え方のセルフチェック
     4 質疑応答

参加された方々には熱心に講話を聞いていただきました。

参加された方々からご意見・ご感想をいただきましたので,
いくつかご紹介いたします。

・目のことについて深く勉強できたので,今後も活かしていきたいと思います。
・目の検査で何を検査しているのか内容が良く分かった。
・興味あるテーマについて,テキストを使用しながら,
 分かりやすく説明してもらい良かったです。
・歳をとるにしたがって,目には不安を感じていましたが,
 今日のお話ですごく参考になりました。
・見え方の話は初めてだったので良かったです。

見え方を確認するセルフチェックなどの体験もしていただき,ご自身の目や見え方について興味をもっていただく良い機会となりました。