くらしき健康福祉プラザの介護予防事業利用者の方に6月中に7回にわたり
出前講座「目の疲れ」についてお話をさせていただきました。
介護予防事業参加者の方は健康に対する意識も高く,熱心にメモを取りながら聞いていただけました。
「目の疲れ」について出前講座をさせていただいた内容で
今回から「目の疲れ」原因についてご紹介させていただきます。
「目の疲れ」の原因は主に4つあるといわれています。
1.ピントが合っていない
2.目の病気が隠れている
3.見る環境が適切ではない
4.その他(目の酷使,ストレス,体の不調など)
今回は「1.ピントが合っていない」についてご説明します。
ピントが合っていないかもしれない自覚症状や日常生活の行動とは...
・近くを見ていて,急に遠くを見るとぼやけることがある
・新聞などの小さい文字が見えづらい
・メガネの度数を何年も合わせていない
・テレビを観ていると目が疲れる
・スマートフォンやパソコンなどを毎日4時間以上使うことがある
上記に当てはまる項目がある方は,目が疲れている場合があり,
今使用している眼鏡の度数が合っていないかもしれません。
眼鏡の上手な選び方とは
・目的にあった眼鏡の種類を使うことが大切
・見たいものとの距離が大切
読書やパソコンなどを見る場合・・・近用眼鏡,近近両用眼鏡
※近々両用レンズとは50~60㎝くらいから手元までの距離がよく見えるレンズです。
パソコン作業やデスクワークを快適にすることができるという特徴があります。
そのため中間距離(2~3m)の室内を見渡すことが難しいという点があります。
テレビを見る場合・・・中近両用眼鏡
※中近両用レンズは下の方が30㎝ぐらい,真ん中が50㎝ぐらい,上の方が2~3mに
ピントが合うように作られています。
ちょうどパソコンの画面を見たり,書類を見たり,あとは時々部屋の中の様子を見るような使い方に適しています。
遠くの景色を見たり運転をする場合・・・遠用眼鏡,遠近両用眼鏡
※遠近両用レンズとは遠くの景色から手元30㎝ぐらいまでの範囲が見えるレンズです。
それぞれ特徴がありますので,どのようなものを見たいのかによって適切なレンズを選択することが大切です。
レンズにはさまざまな種類がありますので,どんな眼鏡が適しているのかについて
迷われている場合はかかりつけの眼科でご相談されることをお勧めします。
参考サイト
日本視能訓練士協会 眼鏡レンズQ&A