言語聴覚士Kです。
先日、出前講座に行ってきました。
市内の子育て支援センターで講話「ことばの話」をさせていただきました。
0~3歳児の親子5組が参加され、アットホームな雰囲気でみなさん熱心に聞いて下さいました。
コロナウィルス感染防止の対策について配慮しつつ引き続き出前講座を行っていこうと考えております。
申し込み希望の方は こちらをクリックしてください。
言語聴覚士Kです。
先日、出前講座に行ってきました。
市内の子育て支援センターで講話「ことばの話」をさせていただきました。
0~3歳児の親子5組が参加され、アットホームな雰囲気でみなさん熱心に聞いて下さいました。
コロナウィルス感染防止の対策について配慮しつつ引き続き出前講座を行っていこうと考えております。
申し込み希望の方は こちらをクリックしてください。
こんにちは、言語聴覚士Sです。
前回までに、吃音の具体的な症状と吃音の問題点を書かせていただき、「ことばの困り感のサイン」についてもご紹介しました。
先生方は、改めて子どもたちの様子を観察してくださったことと思います。
そこで、気になった子どもがいる先生もいなかった先生にも、今日は学齢期の吃音の特徴と吃音以外も気になる子どもについて知っていただきたいと思います。
学齢期の吃音の特徴
学齢期の吃音の特徴としては以下のようなものがあります。ただし、個人差がとても大きくすべてが当てはまるわけではありません。
吃音の症状には波があります。吃音の波の周期は、個人差が大きいのですが1ヶ月から数ヶ月単位で良い時期と悪い時期を繰り返すことが多いようです。
例えば、国語の時間の音読場面ではほとんど吃音が出てこない一方で、友達と雑談する時には吃音が多く出てしまう場合があります。また、その逆の場合もあります。
園や学校では、吃音の症状が殆どみられないのに、家では症状が強く出ているという場合もあります。
多くの吃音の人は、独り言をいう、動物や赤ちゃん等しゃべらない相手に対して話しかける、歌を歌う、本読みなど他の人と一緒に読む(一斉読み)等の条件下では吃音はほとんど出ません。
吃音の症状が出ることを避けるために、吃音が出にくい言葉に言い換えて遠回しな表現を用いたり(「日曜日」と言う代わりに「3日後に」)等の言葉を言い替える工夫をするようになります。
工夫が全て悪いわけではありませんが、言いたいことをうまく伝えられない経験を積みかさねてしまう事にもつながる可能性もあります。
特に学年が上がってくると、本人が話し方の工夫や話す場面を避けることにより、吃音の症状は目立たなくなっていますが「言いたいことが言えなかった」等の思いをため込んでしまう事があります。
先生や周囲の生徒が話し方が気になる、気にならないにかかわらず、本人の困り感に寄り添っていただきたいと思います。
吃音以外にも気になることがあるとき
吃音の子どもの中にも、吃音だけでなく行動面や学習面が気になる子どもや既に支援や配慮をされている子どももいるかと思います。
吃音を持つ子どもの中にも、話し方だけでなく行動やコミュニケーションでも気になる子どももいます。
さらに、併存する障害や疾患に合わせた支援や配慮も必要になります。
また、吃音の子どもの中の多くには発音の問題(構音障害)がある子どもも多くいます。
吃音であっても、構音障害は訓練することでほとんどが正しく発音できるようになります。
ただ、自分の発音に向きあう事が求められる構音訓練を行う事で吃音の症状が強くなることが時にあります。
その為、子どもに負担がかかっていないかを見極めながら慎重に構音訓練を進めていくことが必要になります。
吃音だけでなく、ことばの事で子どもが悩んでいる様子であれば、どのように対応するかご本人、保護者の方と話をしていただきたいと思います。
そして、通級指導教室の先生や専門機関(言語聴覚士等)と連携の中で、どのような支援が必要か相談していただければと思います。
次回の吃音の話は、吃音の子どもが受けたいと思っている支援についてです。
>>次の記事へ
【おすすめ吃音関連サイト】以下リンクは外部サイトに移動します。
全国言友会(吃音(きつおん)のある人のセルフヘルプグループ)
参考書籍: 菊池良和, 吃音のことがよくわかる本, 講談社, 2015年
こんにちは、言語聴覚士Sです。
前回は、吃音の症状について書かせていただきました。
今日は、吃音の原因と吃音による問題についてです。
吃音の発症原因
結論から書くと、吃音の発症(発吃)の原因は不明です。
今のところ「脳の働き方のくせ」と「ことばの急速な発達を促す環境」などが複数からみあっていることが分かってきています。
古くに言われていた
・左手矯正をした為
・幼児期に弟妹ができたための愛情不足
・激しく怒りすぎてしまったこと等虐待の兆候
・引っ越しが多く、環境が落ち着かない
・性格の問題
・運動発達の問題
・言葉が流暢でない事を本人に意識させたから
・吃音の真似をしたから
・身近に吃音の人がいたからうつった
・親の接し方やストレス
これらは、研究によって否定されています。
「吃音」の問題
吃音の問題には、大きく「言葉の問題」と「話し手の心理的な問題」、「周囲の誤解や偏見、過剰な反応による問題」 と分けられます。
「言葉の問題」とは、前述した言葉の繰り返し、引き伸ばし、難発等のいわゆる「どもる」話し方の問題。
「話し手の心理的な問題」とは、吃音によって、話す前に「うまく話せなかったらどうしよう」と不安になったり、吃音の症状が出たことで、落ち込んでしまったりする等の問題。
「周囲の誤解や偏見、過剰な反応による問題」とは、吃音の話し方を「へん」、「おかしい」ものとしてからかいやいじめの対象としたり、「どもりは頭が悪い」「どもりはうつる」など科学的な根拠のないことをもとに吃音に対応したり、「ふざけている」「滑らかに話す努力をしていない」と本人の対応不足だと責めたりすること等の問題。
大きく分けて、これら3つを軸に吃音の問題の大きさをとらえていきます。
吃音の症状を根本的に治療することは難しくても、吃音による問題を軽減していくことは可能だと考えられます。
問題の大きさを3軸でとらえる
菊池良和(2015)吃音のことがよくわかる本 講談社
まず聞き手が、内容に注目して話をするようにする。
話し手は、吃音が出ても、内容を評価されることで話す意欲をなくさないでいられる。
聞き手が吃音でも大丈夫という姿勢で向き合いつづけていることで話す意欲を失わず、積極的に話しをすることができ、吃音の症状も軽減すると期待できます。また、話し方が変わらなくても悩みを減らすことは出来ます。
努力や訓練で吃音の症状はゼロにはなりません。聞き手である先生やクラスメイトの反応を改善することが、もっとも大切になります。
次回は、学齢期の吃音の特徴と吃音以外も気になる子どもについて知っていただきたいと思います。
【おすすめ吃音関連サイト】以下リンクは外部サイトに移動します。
全国言友会(吃音(きつおん)のある人のセルフヘルプグループ)
参考書籍: 菊池良和, 吃音のことがよくわかる本, 講談社, 2015年
今回は、吃音の基本的な症状とことばの事で困りごとを抱えているかもしれないお子さんのサインをご紹介します。
「吃音」とは
吃音には、主に3つの症状により、滑らかに話せなくなっている状態を言います。
・繰り返し(=ことばの一部をくりかえす)
例:「ぼ、ぼ、ぼく」
・引き伸ばし(=ことばを引き伸ばす)
例:「きーーーのうね」
・難発(=なかなかことばがでてこない)
例:「・・・・・・ありがとう」
この3つ以外にも
リズムをとるように体を動かしたり、叩いたりするなどの随伴症状があります。
また、吃音の症状には波があります。吃音の波の周期は個人差が大きいのですが、1ヶ月から数ヶ月単位で良い時期と悪い時期を繰り返すことが多いようです。
ことばに困り感のあるサイン
話す時にリズムをとるように手を振る、足踏みする
話す時に顔をゆがめる、力(りき)む
話そうとしてやめてしまう
授業で発表しようとしない
発表しようとして、自分から手を挙げたのに話そうとしない
友達と話をしようとしない
休み時間もひとりでいることが多い
音読などをあてられても、固まってしまう
いつも緊張している様子
ふざけて不自然な言葉をつかう
はなしているときにことばを「かむ」
「あのー」「えっとー」という言葉をいれながら話す
突然大きな声で話す
常にそわそわしている
これらに似た様子が頻繁に見られる場合は吃音などの「ことばに困り感」をかかえているかもしれません。
悩み事を知られたくなく、相談するように促しても打ち明けられない子どももいるかと思います。
子ども達が、ことばの困り事を打ち明けられるように、ご家族の次に先生方が近くで寄り添っていただきたいと思います。
【おすすめ吃音関連サイト】以下リンクは外部サイトに移動します。
全国言友会(吃音(きつおん)のある人のセルフヘルプグループ)
参考書籍: 菊池良和, 吃音のことがよくわかる本, 講談社, 2015年
関連記事
こんにちは。言語聴覚士Sです。
【ことばあそび】第10弾
今日は【おとはいくつクイズ】をしてみたいと思います
【対象】
年長から
【ねらい】
①ことばがいくつかの音で出来ていることに気づく。
②ことのばの音の数をかぞえる
③一文字にひとつの音が対応している事を知る
④文字に興味を持つ
【よういするもの】
なし
【できるにんずう】
1人から
【やりかた】
①もんだい を だすひと は、いう ことば を きめる。
きめたら もんだい を だす。たとえば「【りんご】の おと は いくつ?」
②こたえる ひと は【りんご】の おと を かぞえて こたえる。
やってみよう。
した の え の ことば の おと は なんこ でしょう?
え の した の すうじ を えらんで ゆび で おさえましょう。(パソコン で みている ひと は マウス で クリック)
こたえ は、いちばん した に あります。
①
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②
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③
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④
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ぜんぶ、せいかい できましたか?
ほかにも、み の まわり の ことば の かず を かぞえて みて くださいね
こたえ
①りんご
〇〇〇 3こ
②ぱんだ
〇〇〇 3こ
④かきごおり
〇〇〇〇〇 5こ
⑤ぴーまん
〇〇〇〇 4こ
これから、紹介していくブログの参考にしたいと思います。
よろしければ、メールフォームから感想をお寄せください。
「おもしろかった。」
「簡単すぎた。」
「こんな、遊びを知りたい。」
どんな些細なことでもひとことでもうれしいです。お待ちしています。
キーワード
#家 #遊び #おうち遊び #ことばあそび #発音 #感覚相談事業 #言語聴覚士 #ST #小児
関連記事 ことばあそび⑥おとはいくつ
こんにちは。言語聴覚士Kです。
ことばあそび第9弾
今日は【なぞなぞ:なにをしている?】をしてみたいと思います。
【ねらい】
(1)注目する
(2)問題を聞く
(3)ことばをふやす (名詞や動作語の想起)
【対象】
ねらい(1)(2)年少~
ねらい(1)(2)(3)年中~
答える方法は「身振り」でも「ことば」でもOK。
できる方法で楽しんでみてください。
【よういするもの】
問題(ぎおんご ぎたいご などのオノマトペ ことば)
1.もんだいをだすひと は
「もぐもぐ な~にをしてる?」または、
「もぐもぐ な~に?」 と ききます。
ヒントとして うごきをつけてもいいです。 😀
2.こたえるひとは 「たべている」「ごはん」「ごはんをたべている」や
たべているうごき をしてください。 😛
ほかのもんだい➡ ぱくぱく / ゴクゴク / ドンドン / ゴシゴシ
ジャージャー / トントン / プンプン / ブクブク / びちょびちょ
ぴょんぴょん
ほかにも、まだまだあります。日ごろ使っていることばをお子さんとさがして
また、答えは決まっていません、いろいろと楽しんでくださいね。
こんにちは、言語聴覚士Sです。
今日は、役立ちグッズ・アプリのご提案をしてみたいと思います。
子ども達と一緒に過ごす時間が多くなると
「あとでね」や「ちょっとまって!」と思う場面が増えますよね。
しかし、「あとで」や「ちょっとまって」等あいまいなことばが理解しにくいのが子どもです。
子どもは、聴覚や記憶力が未発達で、聞いただけ、一度見ただけでは理解が難しいものです。
時間もそのひとつ。
時間は目に見えないからです。
子ども達はずっと同じ場所で過ごす時間が増えると、生活の切れ目が分り難くて行動の切り替えが難しくなったりすることがあります。
時間の感覚が育ってきた子には、キッチンタイマーやアラームを利用して、時間をしらせることができます。
数字や時計が理解できるようになると具体的に時間を示すことが可能になります。
しかし、時間の感覚がまだ未発達な子どもには「あとで」や「ちょっとまって」の時間がどれくらいなのか分かりにくく、「〇分まで」という具体的な時間でもわかりにくいものです。
そこで、視覚的に残り時間が分かるタイマーがあります。
最近では、スマホの無料アプリでもありますので利用してみると「ちょっとまって」ができる場面が増えるかもしれません。
また時計が分かる子にも、視覚的に「残り時間」が分かりやすくなります。
お休み中のお勉強の時間を示す場合にも「これだけ頑張ればおわり」と分かりやすく、集中してがんばれるかもしれません。
タイムタイマー 正規品 検索一覧(外部サイトに移動します)
スマホのアプリストアで「タイムタイマー」「視覚 タイマー」「こども タイマー」等で検索🔍
タイマーを選ぶ際のポイントは ⏰短い時間は視覚的にも少しであること お子さんに合ったタイマーやアプリを試してみてくださいね。 |
こんにちは。言語聴覚士Sです。
ことばあそび第8弾
今日は【シャボン玉】をしてみたいと思います。
【対象】
自分で吹く場合
3歳以上
【ねらい】
(1)物に注目する
(2)要求する
(3)順番を待つ
(4)息の強さを調節して吹く
【よういするもの】
1)シャボン玉液
2)ストロー
シャボン玉液がお家にない人は、家庭にあるものでも簡単に作れます。
【できるにんずう】
2人以上
【やりかた】
1. シャボンだまを ふく。
声掛けや、指差しをしてシャボン玉に注目させたり、順番にふいて楽しむ。
シャボン玉液の材料(おうちのひと と つくりましょう)
作り方①:容器に・水:80ml・台所用洗剤:120ml
作り方②:容器に・お湯(水):100ml ・固形石鹸:1.5g ・洗濯のり:25ml
作り方①、②どちらでも作れます。
ストローの作り方
切り込みをいれずストローをそのまま利用してもシャボン玉は楽しめます。
切り込みのないストローは吸ってしまうとシャボン玉液を飲んでしまうことがあるので、気を付けて遊んでください。
また、切込みがないと、息を吹く強さのコントロールがより難しくなります。
実際にやってみました!
大きなシャボン玉ができてたのしかったですよ😆
シャボン玉液を吸ってしまう事を防止するために、ストローの途中にも切り込みをいれました。
しかし、強く吸うと飲めてしまったので、気を付けて遊んでくださいね。
また、お風呂で遊ぶ時は、石鹸を泡立てて指をストローの代わりにしてあそんでも楽しそうです!
大人がシャボン玉を吹いて、見て楽しむことでもっと小さな頃からも楽しめます。
いろんな遊び方をみつけてみてください
これから、ブログの参考にしたいと思います。
よろしければ、メールフォームから感想をお寄せください。
「おもしろかった。」
「簡単すぎた。」
「こんな、遊びを知りたい。」
どんな些細なことでもひとことでもうれしいです。お待ちしています。
キーワード
#家 #遊び #おうち遊び #ことばあそび #感覚相談事業 #言語聴覚士 #ST #小児
こんにちは。言語聴覚士Sです。
【ことばあそび】第⑦弾
今日は【すごろく】をしてみたいと思います。
【対象】
年中から
【ねらい】
(1)6までの数の概念
(2)順番の理解
(3)勝敗の理解
(4)感情のコントロール
(6)ルールの理解
(5)質問に答える
【よういするもの】
すごろくのシート
コマ(ペットボトルの蓋、おはじき等)
サイコロ(展開図ダウンロードができるサイト外部サイトに移動します。)
しつもんカード
【できるにんずう】
2人以上
【やりかた】
①さいころ を ふる じゅんばん を きめる
②さいころ を ふり、でた め の かず だけ じぶん の こま を すすめる
③「?」 の マーク の マス に 止まったら、しつもん に こたえる
④じゅんばん で おこない、はやく ごーる した ひと が かち
すごろく(みじかい)
しつもんカードをつかうすごろく
質問カード(語想起編)
質問カード(ソーシャルスキル編)
数字が6までだと難しい時は1~3の数にサイコロの目を変えてみてもいいです。
また、サイコロがない時は、割りばしなどでクジを作っても遊べます。
理解ができるようになるまでには、個人差がありますのでその子の理解にあわせて工夫してあげてください。
質問カードは一例ですが
⭐特定の条件のことばを思い出し言うことをねらいとした「語想起編」
⭐自分に関係するこを質問したり、、他者との関わりを指示する「ソーシャルスキル編」
2種類を紹介しています。
ご紹介したすごろくが簡単になったら、マスを増やしたり指令を増やしたりして楽しんでみてくださいね。
これから、ブログの参考にしたいと思います。
よろしければ、メールフォームから感想をお寄せください。
「おもしろかった。」
「簡単すぎた。」
「こんな、遊びを知りたい。」
どんな些細なことでもひとことでもうれしいです。お待ちしています。
#キーワード
#家 #あそび #おうち遊び #ことばあそび #感覚相談事業 #言語聴覚士 #ST #小児
こんにちは。言語聴覚士Kです。
今日は「吃音の話③ お話しができる環境づくり」についてお話します。
5~6歳で8割のお子さんが自分の吃音に気付くと言われています。「お話しする意欲」を下げないような周囲の理解が必要になります。
自覚の有無については個人差があります。過度な心配は不要です。
吃音への気付きが無い場合は、話し方への注意やアドバイスはしないでください。 🙂 (吃音の話②参照)
どもるときも、どもらないときも「ためらうことなく話すことができる」ことを目標としてください。
🍎話し方への疑問や悩みを言い出したら、はぐらかさない
話し方のアドバイスをしない=意識させないことではありません。
日ごろからお子さんと会話をする時に、吃音の話をしてもよい雰囲気を作るのは良いことです。疑問や不安を傾聴し受け止めていきましょう。
例:「話しづらいときがあってもそのまま話していいよ。」「『お、お、おっ、かーさん』ってなってもお話してね。」等 の声掛けは「話しづらさ」の共感と「わかってくれている」の安心感を与えます。
吃音の話をしても悪くならないといわれています。吃音は悪いものと思わせないことが重要です。
🍎園とお子さんの様子を日ごろから共有する
園生活をより楽しく過ごすために園の先生の理解は欠かせません。家や園での情報交換は、お子さんの理解者を増やすことにつながります。
話し方へのからかいにはお友達に吃音について説明する等、大人の対応が必です。
どのように対応するかは保護者、先生、専門機関(言語聴覚士等)との連携が必要となることもあります。
お子さんの成長と共に、ことばでのコミュニケーションを楽しんでください。
【おすすめ吃音関連サイト】以下リンクは外部サイトに移動します。
全国言友会(吃音(きつおん)のある人のセルフヘルプグループ)
参考書籍: 菊池良和, 吃音のことがよくわかる本, 講談社, 2015年
関連記事 ことばの相談について