吃音①基本的な症状

 今回は、吃音の基本的な症状とことばの事で困りごとを抱えているかもしれないお子さんのサインをご紹介します。

 

「吃音」とは

 

 吃音には、主に3つの症状により、滑らかに話せなくなっている状態を言います。

 

・繰り返し(=ことばの一部をくりかえす)

例:「ぼ、ぼ、ぼく」

          

・引き伸ばし(=ことばを引き伸ばす)

例:「きーーーのうね」

         

・難発(=なかなかことばがでてこない)

例:「・・・・・・りがとう」

 

 この3つ以外にも

 リズムをとるように体を動かしたり、叩いたりするなどの随伴症状があります。

 また、吃音の症状には波があります。吃音の波の周期は個人差が大きいのですが、1ヶ月から数ヶ月単位で良い時期と悪い時期を繰り返すことが多いようです。


ことばに困り感のあるサイン

話す時にリズムをとるように手を振る、足踏みする

話す時に顔をゆがめる、力(りき)

話そうとしてやめてしまう

授業で発表しようとしない

発表しようとして、自分から手を挙げたのに話そうとしない

友達と話をしようとしない

休み時間もひとりでいることが多い

音読などをあてられても、固まってしまう

いつも緊張している様子

ふざけて不自然な言葉をつかう

はなしているときにことばを「かむ」

「あのー」「えっとー」という言葉をいれながら話す

突然大きな声で話す

常にそわそわしている


    これらに似た様子が頻繁に見られる場合は吃音などの「ことばに困り感」をかかえているかもしれません。

 悩み事を知られたくなく、相談するように促しても打ち明けられない子どももいるかと思います。

 子ども達が、ことばの困り事を打ち明けられるように、ご家族の次に先生方が近くで寄り添っていただきたいと思います。

 

【おすすめ吃音関連サイト】以下リンクは外部サイトに移動します。

吃音ラボ

全国言友会(吃音(きつおん)のある人のセルフヘルプグループ)

参考書籍: 菊池良和, 吃音のことがよくわかる本, 講談社, 2015年

     吃音のことがよくわかる本

関連記事

吃音のお話① 吃音のお話② 吃音の話③ お話しができる環境づくり

ことばあそび⑩おとはいくつクイズ

こんにちは。言語聴覚士Sです。
【ことばあそび】第10弾
今日は【おとはいくつクイズ】をしてみたいと思います

【対象】
 年長から

【ねらい】
 ①ことばがいくつかの音で出来ていることに気づく。
 ②ことのばの音の数をかぞえる
 ③一文字にひとつの音が対応している事を知る
 ④文字に興味を持つ

【よういするもの】
  なし
  
【できるにんずう】
 1人から
 
【やりかた】
 ①もんだい を だすひと は、いう ことば を きめる。

 きめたら もんだい を だす。たとえば「【りんご】の おと は いくつ?」
 

 ②こたえる ひと は【りんご】の おと を かぞえて こたえる。

やってみよう。

した の え の ことば の おと は なんこ でしょう?

え の した  の すうじ を えらんで ゆび で おさえましょう。(パソコン で みている ひと は マウス で クリック)

こたえ は、いちばん した に あります。


 

ぜんぶ、せいかい できましたか?

ほかにも、み の まわり の ことば の かず を かぞえて みて くださいね

 


こたえ

①りんご
 〇〇〇 3こ

②ぱんだ
 〇〇〇 3こ

④かきごおり
 〇〇〇〇〇 5こ

⑤ぴーまん
 〇〇〇〇 4こ


これから、紹介していくブログの参考にしたいと思います。
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「おもしろかった。」
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キーワード
#家 #遊び #おうち遊び #ことばあそび #発音 #感覚相談事業 #言語聴覚士 #ST #小児

関連記事 ことばあそび⑥おとはいくつ

ことばあそび⑨なぞなぞ「なにをしている?」

こんにちは。言語聴覚士Kです。

ことばあそび第9弾

今日は【なぞなぞ:なにをしている?】をしてみたいと思います。

【ねらい】
 (1)注目する
 (2)問題を聞く
 (3)ことばをふやす (名詞動作語の想起)

【対象】
 ねらい(1)(2)年少~
 ねらい(1)(2)(3)年中~

答える方法は「身振り」でも「ことば」でもOK。
できる方法で楽しんでみてください。

 

【よういするもの】
 問題(ぎおんご ぎたいご などのオノマトペ ことば)

【できるにんずう】
 2人以上
 
【やりかた】

1.もんだいをだすひと は

 「もぐもぐ な~にをしてる?」または、

 「もぐもぐ な~に?」 と ききます。

 ヒントとして うごきをつけてもいいです。 😀  

2.こたえるひとは 「たべている」「ごはん」「ごはんをたべている」や

  たべているうごき をしてください。 😛 

 

ほかのもんだい➡ ぱくぱく / ゴクゴク / ドンドン / ゴシゴシ

ジャージャー / トントン / プンプン / ブクブク / びちょびちょ 

ぴょんぴょん 

ほかにも、まだまだあります。日ごろ使っていることばをお子さんとさがして

みてください。

また、答えは決まっていません、いろいろと楽しんでくださいね。

 

役立ちアイテム・タイマー

こんにちは、言語聴覚士Sです。
今日は、役立ちグッズ・アプリのご提案をしてみたいと思います。


子ども達と一緒に過ごす時間が多くなると
「あとでね」や「ちょっとまって!」と思う場面が増えますよね。
しかし、「あとで」や「ちょっとまって」等あいまいなことばが理解しにくいのが子どもです。

 

子どもは、聴覚や記憶力が未発達で、聞いただけ、一度見ただけでは理解が難しいものです。
時間もそのひとつ。
時間は目に見えないからです。

子ども達はずっと同じ場所で過ごす時間が増えると、生活の切れ目が分り難くて行動の切り替えが難しくなったりすることがあります。

時間の感覚が育ってきた子には、キッチンタイマーやアラームを利用して、時間をしらせることができます。

数字や時計が理解できるようになると具体的に時間を示すことが可能になります。

しかし、時間の感覚がまだ未発達な子どもには「あとで」や「ちょっとまって」の時間がどれくらいなのか分かりにくく、「〇分まで」という具体的な時間でもわかりにくいものです。

 

 

 

 

 

そこで、視覚的に残り時間が分かるタイマーがあります。
最近では、スマホの無料アプリでもありますので利用してみると「ちょっとまって」ができる場面が増えるかもしれません。

また時計が分かる子にも、視覚的に「残り時間」が分かりやすくなります。

お休み中のお勉強の時間を示す場合にも「これだけ頑張ればおわり」と分かりやすく、集中してがんばれるかもしれません。


タイムタイマー 正規品 検索一覧(外部サイトに移動します)

スマホのアプリストアで「タイムタイマー」「視覚 タイマー」「こども タイマー」等で検索🔍

タイマーを選ぶ際のポイントは

⏰短い時間は視覚的にも少しであること
⏰長い時間は視覚的にも多くあることです。

お子さんに合ったタイマーやアプリを試してみてくださいね。

 

ことばあそび⑧シャボン玉

こんにちは。言語聴覚士Sです。

ことばあそび第8弾
今日は【シャボン玉】をしてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

【対象】
 自分で吹く場合
 3歳以上

【ねらい】
 (1)物に注目する
 (2)要求する
 (3)順番を待つ
 (4)息の強さを調節して吹く
 

【よういするもの】
 1)シャボン玉液 

 2)ストロー 
 シャボン玉液がお家にない人は、家庭にあるものでも簡単に作れます。

【できるにんずう】
 2人以上 
 
【やりかた】
1. シャボンだまを ふく。
  声掛けや、指差しをしてシャボン玉に注目させたり、順番にふいて楽しむ。

シャボン玉液の材料(おうちのひと と つくりましょう)

 作り方①:容器に・水:80ml・台所用洗剤:120ml
 
 作り方②:容器に・お湯(水):100ml ・固形石鹸:1.5g ・洗濯のり:25ml

 作り方①、②どちらでも作れます。

ストローの作り方

  

切り込みをいれずストローをそのまま利用してもシャボン玉は楽しめます。

切り込みのないストローは吸ってしまうとシャボン玉液を飲んでしまうことがあるので、気を付けて遊んでください。

また、切込みがないと、息を吹く強さのコントロールがより難しくなります。

実際にやってみました!


 

大きなシャボン玉ができてたのしかったですよ😆

シャボン玉液を吸ってしまう事を防止するために、ストローの途中にも切り込みをいれました。
しかし、強く吸うと飲めてしまったので、気を付けて遊んでくださいね。
また、お風呂で遊ぶ時は、石鹸を泡立てて指をストローの代わりにしてあそんでも楽しそうです!

大人がシャボン玉を吹いて、見て楽しむことでもっと小さな頃からも楽しめます。

いろんな遊び方をみつけてみてください

これから、ブログの参考にしたいと思います。
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ことばあそび⑦すごろく

 こんにちは。言語聴覚士Sです。
 【ことばあそび】第⑦弾
 今日は【すごろく】をしてみたいと思います。

 

 【対象】
 年中から

【ねらい】
 (1)6までの数の概念
 (2)順番の理解
 (3)勝敗の理解
 (4)感情のコントロール
 (6)ルールの理解
 (5)質問に答える

【よういするもの】
  すごろくのシート
  コマ(ペットボトルの蓋、おはじき等)
  サイコロ(展開図ダウンロードができるサイト外部サイトに移動します。)
  しつもんカード
  
【できるにんずう】
 2人以上
 
【やりかた】
 ①さいころ を ふる じゅんばん を きめる
 ②さいころ を ふり、でた め の かず だけ じぶん の こま を すすめる
 ③「?」 の マーク の マス に 止まったら、しつもん に こたえる
   ④じゅんばん で おこない、はやく ごーる した ひと が かち

すごろく(みじかい)

 

 

 

 

 

 

 

しつもんカードをつかうすごろく

 

 

 

 

 

質問カード(語想起編)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

質問カード(ソーシャルスキル編)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数字が6までだと難しい時は1~3の数にサイコロの目を変えてみてもいいです。
 また、サイコロがない時は、割りばしなどでクジを作っても遊べます。
 理解ができるようになるまでには、個人差がありますのでその子の理解にあわせて工夫してあげてください。

質問カードは一例ですが
⭐特定の条件のことばを思い出し言うことをねらいとした「語想起編
⭐自分に関係するこを質問したり、、他者との関わりを指示する「ソーシャルスキル編
2種類を紹介しています。

 ご紹介したすごろくが簡単になったら、マスを増やしたり指令を増やしたりして楽しんでみてくださいね。

 

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吃音の話③ お話しができる環境づくり

こんにちは。言語聴覚士Kです。

今日は「吃音の話③ お話しができる環境づくり」についてお話します。

5~6歳で8割のお子さんが自分の吃音に気付くと言われています。「お話しする意欲」を下げないような周囲の理解が必要になります。

自覚の有無については個人差があります。過度な心配は不要です

吃音への気付きが無い場合は、話し方への注意やアドバイスはしないでください。 🙂 (吃音の話②参照)

 

どもるときも、どもらないときも「ためらうことなく話すことができる」ことを目標としてください

 

 

 

 

🍎話し方への疑問や悩みを言い出したら、はぐらかさない

話し方のアドバイスをしない=意識させないことではありません。

日ごろからお子さんと会話をする時に、吃音の話をしてもよい雰囲気を作るのは良いことです。疑問や不安を傾聴し受け止めていきましょう。

例:「話しづらいときがあってもそのまま話していいよ。」「『お、お、おっ、かーさん』ってなってもお話してね。」等 の声掛けは「話しづらさ」の共感と「わかってくれている」の安心感を与えます。

吃音の話をしても悪くならないといわれています。吃音は悪いものと思わせないことが重要です。

🍎園とお子さんの様子を日ごろから共有する

園生活をより楽しく過ごすために園の先生の理解は欠かせません。家や園での情報交換は、お子さんの理解者を増やすことにつながります。

話し方へのからかいにはお友達に吃音について説明する等、大人の対応が必です。  

どのように対応するかは保護者、先生、専門機関(言語聴覚士等)との連携が必要となることもあります。

 

お子さんの成長と共に、ことばでのコミュニケーションを楽しんでください。

 

【おすすめ吃音関連サイト】以下リンクは外部サイトに移動します。

吃音ラボ

全国言友会(吃音(きつおん)のある人のセルフヘルプグループ)

参考書籍: 菊池良和, 吃音のことがよくわかる本, 講談社, 2015年

     吃音のことがよくわかる本

関連記事 ことばの相談について

     吃音のお話① 

     吃音のお話②

 

吃音のお話②

こんにちは。言語聴覚士Kです。

今日は「吃音の話② 関り方について」についてお話します。

前回の「吃音のお話①」で

吃音症状があっても、一喜一憂しないこと

話し方ではなく内容やお子さんの話したいことに注目する

話したいきもちを育てることが重要

と、お伝えしました。

実際にお子さんの吃音症状で来所された方々はいろいろと心配されています。

吃音があるお子さんの話したい気持ちを育てるにはどうすればいいか?

関わり方のポイントについてお伝えします。

 

お子さんに話しかける時

吃音の有無に限らず、幼児期のこどもは、ことばの処理能力が発達途上です。大人の話(量や速さ)を短時間で処理して「聞く」、「理解する」、「話す」の機能を同時に使うのは難しいことです。

🍎ゆっくり話す

🍎短くわかりやすく話す

🍎お子さんが話し終えてから少し間をおいて話しはじめる

🍎答えやすい問いかけをする

 

お子さんの話を聞く時

お子さんの話したいきもち(意欲)を優先してください。話したいことを話すのは楽しい経験なのです。お子さんはお話が伝わったという達成感からまた話したいと思うようになります。

🍎話が終わるまで待つ

➡話し終えた(伝わった)ことが達成感につながり、また「お話したい」と思うようになります。話しにくそうでも、まだ話したい気持ちがあるときはうなずく等して待ってください。

🍎吃音がでても心配そうな顔をしない

➡親こそ「どもってもいい」という思いが必要です。

🍎話し方への注意やアドバイスはしない(「ゆっくり」、「もういちどいって」)

➡スムーズに話せない自分はよくないと勘違いして話すことをさけるようになるかもしれません。

🍎話の途中で言いたいことを先取りしない

➡話したい気持ち(意欲)を損なわないためです。

🍎話の途中に、ことばがなかなかでてこなくなったときはこどものことばを繰り返す

➡こどもの言ったことばを復唱することで「ここまではわかったよ」というサインになり、こどもは先に話をすすめることができます。  😊

 

生活面で気をつけたいこと

 

🍎生活のペースは、できるだけゆっくりを意識する

🍎1日に少しでもゆったり向き合う時間をつくる

➡忙しい時間に限って、かまってほしがるもの。そんなときはあとでも大丈夫です。

自分の話を聞いてもらえるという安心感は話す意欲を高めることへとつながります。

🍎きょうだいがきそって話そうとするときは、順番にする

🍎吃音の話や自分の困ったことを話せるような雰囲気をつくっていく

➡日ごろから「楽しいこと」「変だなと思ったこと」「困ったこと」などのお話ができるよう環境づくりをしてください。

🍎心配な時は医療機関、専門機関に相談してみる

➡吃音の正しい知識や関わり方を知ることで吃音を増やさないこと(注:「吃音を治す」ではありません)はできます。不安やどう対応すればよいかわからないときは相談をおすすめします。

 

次回は、「吃音の話③ お話ができる環境づくり」について お話します。

 

【おすすめ吃音関連サイト】以下リンクは外部サイトに移動します。

吃音ラボ

全国言友会(吃音(きつおん)のある人のセルフヘルプグループ)

参考書籍: 菊池良和, 吃音のことがよくわかる本, 講談社, 2015年

     吃音のことがよくわかる本

関連記事 ことばの相談について

                  吃音のお話①

     吃音のお話③

吃音のお話①

こんにちは。言語聴覚士Kです。

今日は「吃音の話① 基礎知識」についてお話します。

吃音(きつおん)とは ? 言いたいことがあるのに、そのことばがスムーズに話せないことです。一般的にはどもるともいいます。

たくさんのことばを覚え、おしゃべりが増えてくる2歳~5歳頃に始まることが多く、幼児の約20人に1人の割合でみられます。

ことばがどもるとは、

繰り返し(=ことばの一部をくりかえす)

例:「ぼ、ぼ、ぼく」

          

引き伸ばし(=ことばを引き伸ばす)

例:「きーーーのうね」

         

難発(=なかなかことばがでてこない)

例:「・・・・・・りがとう」

等の症状のことを言います。

また、話す時に手を振る、足踏みする、顔をゆがめる、力む、話すのをやめてしまう等の随伴症状もあります。

特徴に、話しやすいことば話しにくいことばがあります。

日や場所によって、出たり、出なかったり変動します

吃音にはがあります。

 

吃音になる原因は ?

はっきりとわかっておらず、確実な治療法も確立されていません。

吃音の相談で、よくある質問に

「母親が妊娠中で関わる時間が減ったから…」、「引っ越ししたから…」「両親が仕事に行き始めたから…」、「トイレトレーニングをしすぎたから…」等

環境の変化や両親のしつけについてが原因ではないか?と尋ねられますが、それは違います。

吃音がではじめたきっかけ原因は関係ありません。

親の接し方やストレスで吃音になったという考えは誤りです。

 

吃音は治るの ?

約8割は自然治癒しますが、2割のお子さんは幼児期を過ぎても吃音が続くといわれています。

吃音が続く可能性が高いお子さんの特徴として「女の子より男の子」、「家族に吃音のある人がいる」「吃音が始まってから3年以上たっている」が挙げられていますが、予後については予測不能です。

吃音にはまだまだわからないことが多く症状が変化する為不安になるかと思います。

ただ、お子さんは日々成長しています。覚えたことばを伝える経験は重要です。

この時期は、吃音症状があっても、一喜一憂しないことが大切です。

話し方ではなく内容やお子さんの話したいことに注目してみてください

吃音があってもなくても言いたいことが最後まで言える

また 話したいきもちを育てること重要です。

 

では、聞き手となる私たちがどのように関わっていけばよいか?

次回は、「吃音の話 関り方について」「吃音の話 お話できる環境づくり」の話をしたいと思います。

 

【おすすめ吃音関連サイト】以下リンクは外部サイトに移動します。

吃音ラボ

全国言友会(吃音(きつおん)のある人のセルフヘルプグループ)

参考書籍: 菊池良和, 吃音のことがよくわかる本, 講談社, 2015年

     吃音のことがよくわかる本

関連記事 ことばの相談について

     吃音のお話②

     吃音のお話③

                 吃音①基本的な症状

     吃音②吃音の問題(指導者向け)

     吃音③気になる子どもがいるとき(指導者向け)

     吃音④子ども達が受けたい支援(指導者向け)

     吃音⑤具体的な支援(指導者向け)

ことばあそび⑥おとはいくつ?

こんにちは。言語聴覚士Sです。
【ことばあそび】第6弾
今日は【おとはいくつ?】をしてみたいと思います。

 

【ねらい】

①ことばがいくつかの音で出来ていることに気づく。

②ことのばの音の数をかぞえる

③一文字にひとつの音が対応している事を知る

④文字に興味を持つ

【対象】

5歳から

【よういするもの】

かみ、えんぴつ(色えんぴつやペンでもよい)

【できるにんずう】

2人(1人でも可)

【やりかた】

①かみ に 10こ くらい 〇(まる)を かく

②じゅんばん に、おもいついた ことば の おと の かず だけ、〇(まる)を ぬる

③さいしょ に かいた 〇(まる)を ぴったり ぜんぶ ぬれたら おわり

⭐ 〇を きょうりょく して ぴたっり ぬれたら せいこう

⭐ 〇を たくさん ぬれた ほう が かち など

         ルールを変えると勝負する遊びとしても、協力する遊びとしても楽しめます。

 

これから、紹介していくブログの参考にしたいと思います。
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