バイバイ

コロナ禍でなかなか外出する気になれなかったかと思います。

大人も、こどももお出かけすると気分転換になりますよね。

今回は挨拶の1つ「バイバイ」についてお話します。

 

「バイバイ」は、人と別れるときの(他者の方に手の平をみせて振る)動作です。

バイバイは、模倣動作(まねっこ)を楽しみだすようになった頃に大人の動きを真似(模倣)してできるようになります。この頃はバイバイの意味や状況をわかっていません。「バイバイした後に、、、、泣き出す赤ちゃん」よくある場面です。

この頃は、まねっこ(模倣動作)が上手なので、おとなが、いろいろやってみせてあげることで興味をもって動作を繰り返すようになると思います。

そのあと、単なる動作模倣から、バイバイ後に人がいなくなる(他者の行動)ことを経験し、「バイバイ(他者の方に手の平をみせて手を振る)」=人と別れる時の言動 と理解するようになります。

このように、手の運動(微細運動)、言語理解、言語表出それぞれの発達が関連しています。

こどもの自発的なバイバイを周囲がキャッチして反応(笑顔、声掛けなど)することで、他者への興味が広がり、コミュニケーションにつなげていくことができるといいですね。

 

 

 


参考文献

松井 学洋,中井 靖,高田 哲,(2017)微細運動と言語能力の発達からみた模倣動作「バイバイ」

 

 

 

 

子どもからの「これは?」にどうこたえる?

指差しやバイバイなどが出来るようになり、言えることばも「ぱぱ いった」等、ことばをつなげて話せるようになってくると、しきりに指さしをしながら「これ?」「これ何?」と同じ質問を繰り返しされるようになります。
子どもによっては心配になるくらい。一日に何度も同じ物を指差し「これは?」「これは?」「これは?」と聞いてくることもありますよね。

物の名前が長くて、うまく聞き取れないでいることもあるかもしれません。

「これは?」と聞くと大人がいつも同じように答えてくれるという繰り返しのやり取りをして楽しんでいるという場合もあります。

他にも、子ども達の「これは?」には
「これの名前は?」
「これの使い方は?」
「これは、何をするもの?」
「これは何色?」
「これは誰の?」
「これは〇〇であってる?」
「これで遊んでいい?」等

色々な質問が隠れている事があります。
また、お父さんからは「トラック」と教えてもらったのに、お母さんは「ダンプカー」と教えてくれた。
という事があれば「これはトラックじゃないの?」と確認しているのかもしれません。

少しずつ、会話も楽しめるようになってくる時期なので

「これは何?」という質問に「これは、何だと思う?」と質問を返してみても、やり取りを楽しんでくれるかもしれません。

ただ、「これは何か言ってごらん。知ってるでしょ」等テストするようなことや言えるか試すような言い方はしないようにしましょう。

まだまだ「これは?」と単純な聞き方しかできない段階だとしても、身近な大人が状況や視線等から知りたいことを想像して応えてくれることでことばの数を増やしたり、意味を知ったりしていきます。

質問攻めが始まるころは、話しことばだけでのコミュニケーションが難しく単語と身振りを組み合わせた表現なども多く見られます。

子どものことばだけでなく、何を言おうとしているのか、何を知りたいと思っているのかを指差しや身振り、視線にも注目してあげながらコミュニケーションができるといいですね。


参考文献

監修中川信子,ことばの育み方, NHK出版, 2010

堀彰人(2017),幼児期のコミュニケーションの発達-会話における「明瞭化要求」を中心に‐

 

 

指さしで伝え合う

指さしは非言語コミュニケーション手段の1つとしてことばの発達に大きく関係しており、コミュニケーション場面で受信と発信どちらの場面にも使うことができる動作です。

生まれてから人とかかわる物とかかわる物を仲立ちしとしてかかわる経験をしていく中で指さしの意味も変わってきます。

発信の指さしは、

見つけたものを指さす、自分の欲しいものを指さす、何かを見つけた時に「あっ」と指さしながらおかあさん(他者)を共感するようにみるなどがあります。

指さしが出始めの頃は、お子さんの一方的な動きとなりがちです。でも、お子さんの指さしに大人が「ワンワンだねぇ」「おさかなさん、いなくなったね」などの関わりを繰り返すことで他者や物への興味が広がり、注目が続くようになっていきます。

「わかったこと」「伝えたい気持ち」を増やすことは、ことばの発達にもつながっていきます。

受信の指さしは、

「電車どれかな?」の問いかけに指さしで応じる。また走り去った方向を一緒にみて指さしをする。などです。例えば、ことばをしゃべらなくても、離れたところにいる電車を指さして、やりとりができますよね。

大人:「電車どこ?」

こども:「あっ」電車を指さしする

大人:「あっちにいったね。」

こども:「た」電車の向かった方を指さす

 

応答の指さしは、物を仲立ちしとしてかかわる三項関係が成立しており、こちらの問いかけを理解し、応えて伝えようとする能力が必要です。

指さしは興味や関心、要求、応答が含まれる反応で、視線や注意を向けるようにお互いに促し、情報の伝達をしやすくする動作です。

指さしをつかって「わかったこと」「伝えたい気持ち」をお互いに伝えてみましょう。

ことばの最初や最後だけしか言わない

 「りんご」を「ご」と言うなど

 単語の名前の最初や最後だけしか言わない。というご相談を受けることがあります。

 「りんご」と伝えたいのだけれどうまく言えず「ご」と発音したり、「ひこうき」を「こーき」と発音することを専門用語で「ワードパーシャル」と言います。

 こういう、単語の一部だけしか言わない時期は言葉の出始めから2歳代くらいまでは、比較的よく見られます。文も話しているようだけど一部だけしかはっきり聞き取れず 🙁 (何か伝えたいんだろうけど、よくわからないな)ともどかしい経験をされている保護者の方は多いのではないでしょうか?

 発音の未熟さでもありますが、音を覚えておくことや複数の音を頭の中で並べる事の未熟さが原因であることもあります。

 こんな時思わず一文字ずつ復唱させて

   :-) 大人「り」→子「り」

   🙂 大人「ん」→子「ん」

   🙂 大人「ご」→子「ご」

   🙂 大人「りんご」→子「ご」

 と言わせたくなってしまうものですが”りんご”だと言えない。という事はよくあります。

 でも、子どもは“りんご”と言っているつもりなので言いたい気持ちを汲み取って「そう、り ん ご」と正しい言葉をゆっくり、聞き取りやすい発音で復唱してあげましょう。

 何度も聞くことで記憶が強化され音を組み立てる力にも繋がります。

 文字に興味のある子なら、文字も一緒に示してあげてもいいでしょう。

 

 3歳を過ぎても言葉の一部を言うことの方が多く、正しく言える言葉が増えないような時は、専門家と丁寧に様子を見守りながら成長を観察することが必要な事があります。また、ことばを聞く練習やことばを組み立てる練習が必要なことがありますので小児科医や保健師さん、専門家(言語聴覚士など)に相談してみてください。


参考文献

言語委員会言語発達遅滞小委員会(1998)〈S-S法 〉言語発達遅滞検査 を用いた健常幼児の言語能力調査

喃語②

 赤ちゃんがいろいろな声を発するようになるとコミュニケーションが広がっていきます。そして、喃語が出てくるためには、大人との関わりを楽しいと思う機会をたくさんもつことが大切です。

たくさん笑う 😆 

 まずは、たくさん笑う機会を作っていきましょう。

 クーイング「うー」「くー」など声を出す段階で、身近な人が反応を繰り返していくくと、周囲の反応に対して赤ちゃんは声を出して笑うようになるだけでなく、気に入らない事があると泣くことも増えてきます。こうやって、笑ったり泣いたりして声を出す練習をすることができます。

 この時、赤ちゃんの泣き声や発声に好意的な態度(優しく触れる、柔らかい声で話す)で周囲の人がかまってあげることで、コミュニケーションの楽しさを知っていくことも出来ます。 

話しかける 😛 

 聞く力が未発達な赤ちゃんへの話かけには、少しだけコツがあります。

 講話でも毎回お話していることなので言語聴能訓練室をご存じの方々は「それ、もう聞いた」と思われるかもしれませんが簡単におさらいさせてくださいね。

赤ちゃんへの話しかけのコツ

ゆっくり

はっきり

みじかく

くりかえす

 赤ちゃんは聞く力や覚える力が、まだまだ未熟です。

 一度に多くの内容を、大人に話すのと同じ速さで聞かされても

 覚えきれないし、すべてを正しく聞き取ることが出来ません。

 そこで、4つのコツ🍎ゆっくり🍎はっきり🍎みじかく🍎くりかえす

 を気をつけて普段のお世話の中で話しかけることで、赤ちゃんが大人のことばに興味を示しやすくなり、ことばの獲得につながっていきます。

 

中川信子,心の相談医「子どもの心とことばの育ち」日本小児科医会,2019

阿部五月, 藤永 保,田中規子(2001) 発達初期の理解語彙の獲得(Ⅱ) 家庭訪問調査(1)

関連記事

喃語①

喃語①

 赤ちゃんが「ぶぶー」「まんま」など二つ以上の音を発することを「喃語(なんご)」といいます。

 喃語は言葉の発達過程にみられ「コミュニケーションの始まり」でもあります。赤ちゃんと楽しくやり取りしてみましょう。

喃語が出るまでの過程

泣く

 生後間もなくから、赤ちゃんは泣くことで「気持ちわるい!」「お腹すいた!」と泣くことで知らせてくれますが、まだこの段階では不快な事を知らせているだけで「おしめを変えてほしいんだー!」と、してほしいことを知らせようとしているのではないそうです。

 それでも、泣けば「気持ちよくしてくれる」「お腹いっぱいにしてくれる」と言う事知っていく大切な機会になります。

クーイング

生後2ヵ月頃を過ぎると、「あー」「くー」とご機嫌に声を出すようになります。

徐々にあやされると笑ったり、手足をバタバタしたりするようになります。

赤ちゃん自分から、身近な大人に笑いかけたりとするようになるのもこの頃です。

赤ちゃんの声をまねしたり「ごきげんだね」と優しく返事することでコミュニケーションをしましょう。

赤ちゃんも、大人の声や動きをまねたりしてやり取りらしい関わりができるようになってきます。

喃語

4~6ヵ月頃以降。首も座り自分の体を支える力がついてくると喃語が出始めます。

唇や舌を使っての「ぶー」「だー」から次第に「あむあむ」「んまんま」などの色々な音を出すようになります。

喃語は、人とのコミュニケーションの楽しさを知っていく第一歩です。意味のない音に聞こえますが、クーイングの時と同様に声を真似たり、返事をしてあげながら声を出すことを楽しめるように相手をしてあげましょう。


中川信子,心の相談医「子どもの心とことばの育ち」日本小児科医会,2019

阿部五月, 藤永 保,田中規子(2001) 発達初期の理解語彙の獲得(Ⅱ) 家庭訪問調査(1)

関連記事

喃語②

『いっしょに』の大切さ

こんにちは、言語聴覚士Kです。

こどもの「ことば」は生活の中でコミュニケーションをとりながら育ちます。(ことばの発達とメディア:参照)わたしたちは、コミュニケーション能力を伸ばすためにいっしょにする状況は大事だと考えています。

今回は「いっしょにする」についてお話したいと思います。

いっしょに」のことばの意味を理解できるのはだいたい2~3歳頃からです。

はじめてのことに不安を感じやすい、また人見知りがあるお子さんに「おかあさんといっしょだよ」と伝えると前に一歩踏み出せる気持ちになれるかもしれません。

うたのおにいさんとおねえさんがでる番組のタイトルにも使われていますね。

こどもにはイメージの良いことばなのでしょうか?

いっしょに」は、人への興味を持たせ社会性を育てることば として子育てに必須な声掛けのことばの1つなのです。

私たちは、言語訓練の始まりと終わりの挨拶はいっしょに言います(斉唱)。また、帰る時には「いっしょに帰ってね」「手をつないでいっしょに帰ってね」と子どもに声かけをしています。

いっしょにいろんなことをすることで確認する力も育っていくと思います。

いっしょにすることって?例えば?

🍎手をつないでいっしょにあるく 

歩き始めは手をつなぐことができても、興味あるものが視界に入るとすぐ手を放すことがあった時に「いっしょだよ。いっしょに行こうね」「いっしょに早くあるこうよ。」などと声かけをしてみてください。歩調を合わせることができるようになったら、(手を放して)横に並んで歩けるといいですね。

以前、おうちでできるあそび として紹介した新聞電車もぜひしてみてください。(ことばあそび⑤新聞電車 参照

🍎いっしょに数える 

お風呂やゲームで数えるなどの時は、数えることに夢中で初めから最後まで同じテンポで数えることが難しいかもしれません。数の理解がまだできないお子さんも、一緒に言い終わるなどを目標するなどして待つ場面をつくってみてください。

 

 

繰り返すことで周りの様子を意識し確認できるようになっていくと思います。


参考書籍:湯汲英史,子どもが伸びる関わりことば26 ー発達が気になる子へのことばかけ,2006

湯汲英史,,小倉尚子,一松麻実子,藤野泰彦,発達障害のある子どもと話す27のポイント わかりたい気持ちを高めるために,かもがわ出版,2011

赤ちゃんからの英語学習について

 

 1~3歳のくらいのお子さんの保護者の皆様から「英語は早く習わせた方がいいですか?」「英語を習わせるのは早いですか?」というご質問をよく頂きます。

 結論から言うと、言語聴覚士としてはご家族が日本語を主に使うのであれば、日本語でのコミュニケーションがしっかり取れるようになってからの方がいいと思っています。

 日本語も英語も「ことば」です。

 「ことば」を育てるには、以前もお話した「ことばの3要素」を伸ばしていくことが必要です。「ことば」は日常生活の中で体を動かして感じたりする体験、心動かされる楽しい経験の中で育っていきます。

 「ことば」がまだ未熟なお子さんの何かを伝えたいという「きもち」を身近な大人が受け止めて「ことば」で代弁してあげたり、少し広げて返したりすることで「伝わった」という体験を積みかさねて更にコミュニケーションを楽しいものとしてあげられます。

 普段の生活の楽しいやりとりの中で「ことばの3要素」を伸ばしていくことが大切です。

 また、自分の気持ちや考えを伝える為に「ことば」を使えることが大切です。

 英語学習の動画やDVDを長時間ただ流しっぱなしにするのは、言葉の学習としてはお勧めできません。

 メディアだけを使って「単語」や「文」を覚えて言えるようになっても、考える力や伝えたい気持ちを伸ばすには不十分だと考えます。

 活用する際は、他のメディアと合わせて2時間以内を目安にし、多くの教材の提供元が推奨されているようにおうちで、お子さまと一緒に楽しんでいただく”ようにし、コミュニケーションをとりながら視聴するようにしましょう。

 英語教室は、お子さんにとっては日常では感じられない体験が出来る場になると思います。お子さんが教室でどんなことをしたか、どんなことを感じたかたくさん聞いてあげくださいね。親子の楽しいコミュニケーションのきっかけになると思います。


関連記事 

参考HP 中川信子 そらとも広場 英語ビデオ漬け 気をつけて

参考文献 発達教育(2014.7)P12-13

     水田愛 古石, 篤子(2000)年齢が第二言語習得に与える影響 : 早期英語教育のあり方を問う  

関連記事

ことばの発達とメディア 子どものお話する力の3要素

子どものお話する力の3要素

 こんにちは、言語聴覚士Sです。

 今日は「ことばの3要素」についてお話したいと思います。

 言語聴覚士的に「ことば」には3つの意味があります。

 例えばリンゴを見て

1<内言語:知っていること、考えること>

  

(あ、あれはりんごだ。美味しい味のたべもの)と頭の中で考えます

2<コミュニケーション意欲:伝えたい気持ち>

)〇○。

(おかあさんに、食べたいって言おう!)

3<音声言語声に出す言葉>

{りんご!

 「言えることば」は知っていることばが沢山溜まって増えていきます。

 言えることばと知っていることばの関係は氷山の絵でよく表されます。水面に出ている部分が言えることば、水中の見えない部分が分かることばです。

 知っていることばが少なければ、言えることばも少なくなり、逆に知っている言葉が増えれば言えることばも増えます。

 しかし「りんご」という事が分かっていて、声に出して正しく発音し言う事が出来る力がついていたとしても、誰かに伝えたいという気持ちがなければ「りんご」とわざわざ(声に出して言わないでおこう)となってしまいます。

 毎日、色々な経験をし身近な大人が言葉を添えてくれることで、知っている言葉を増やしていくことが出来ます。

 そして、体験したことを一緒にいつも楽しんでくれる大人に自分の気持ちや考えている事を伝えたいという気持ちが育っていきます。

 まだ、ことばが出ない小さな子には、今どんな気持ちでいるのかをよく見て話かけてあげましょう。「あー」「だー」等の喃語や泣き声に返事をしてあげたり、お世話をしてあげたりすることで

(声を出せば気持ちを分かってくれる。気持ちよくしてくれる)

 という繰り返しがとても大切です。

 


参考文献 

中川信子,心の相談医「子どもの心とことばの育ち」日本小児科医会,2019

ことばの発達とメディア

 

   今日は、私自身にも耳が痛いお話です。

 2000年代、母親と視線を合わせることができない言葉が出ないという主訴で小児科外来を受診することが増えました。

 受診したのは、市販の学習教材やビデオを使って勉強をしたり、テレビを1日何時間も視聴したりしている子ども達でした。

 そのことから2004年日本小児科医会が提言を出しました。


日本小児科医会による子どもとメディアの問題に対する提言

1) 2 歳までのテレビ・ビデオ視聴は控えましょう。

2) 授乳中,食事中のテレビ・ビデオの視聴は止めましょう。

3) すべてのメディアへ接触する総時間を制限することが重要です。1 日 2 時間までを目安と考えます。 

4) 子ども部屋にはテレビ,ビデオ,パソコンを置かないようにしましょう。

5) 保護者と子どもでメディアを上手に利用するルー ルをつくりましょう。


 長時間のメディア視聴は乳幼児の言語発達の妨げになることが分かってきています。 

 1人1台スマホがある現代、子どもが退屈な時間に利用できる動画サイトや幼児用アプリは育児の必須アイテムですよね。

 DVDインターネット、アプリを利用する際には子供と一緒に使う事でそれを会話のきっかけにしていけるといいですね。

 メディアの視聴を減らすだけでなく、コミュニケーションをとりながら視聴することで、絵本の読み聞かせと同じ様に子どものことばを増やす効果があるようです。しかしそれ以上に「やりたい」という気持ちを伸ばしていく外遊びやお手伝い、自分の身の回りのことをする経験や、親子で過ごす時間を大切にすることは「ことば」を育てていくためにとても重要なことです。

 なにより、楽しい経験のなかで、子どもが“リアルタイム”に知りたい事に答えてくれて、感じている事を言葉にしてくれるのは、身近な大人でないとできないことです。

 子どもの「ことば」は、生活の中でお父さんお母さんと体を動かしたり一緒の活動をしたりすること、視線や身振りも合わせて言われている事を理解すること、大好きな大人に伝えたいという気持ちを表現することで、育っていきます。

 次回は、ことばの3つの要素について書かせていただきます。


引用、参考HP

 日本小児医師会 子どもメディア委員会

関連記事

子どものお話する力の3要素 赤ちゃんからの英語学習について