コロナ禍でなかなか外出する気になれなかったかと思います。
大人も、こどももお出かけすると気分転換になりますよね。
今回は挨拶の1つ「バイバイ」についてお話します。
「バイバイ」は、人と別れるときの(他者の方に手の平をみせて振る)動作です。
バイバイは、模倣動作(まねっこ)を楽しみだすようになった頃に大人の動きを真似(模倣)してできるようになります。この頃はバイバイの意味や状況をわかっていません。「バイバイした後に、、、、泣き出す赤ちゃん」よくある場面です。
この頃は、まねっこ(模倣動作)が上手なので、おとなが、いろいろやってみせてあげることで興味をもって動作を繰り返すようになると思います。
そのあと、単なる動作模倣から、バイバイ後に人がいなくなる(他者の行動)ことを経験し、「バイバイ(他者の方に手の平をみせて手を振る)」=人と別れる時の言動 と理解するようになります。
このように、手の運動(微細運動)、言語理解、言語表出それぞれの発達が関連しています。
こどもの自発的なバイバイを周囲がキャッチして反応(笑顔、声掛けなど)することで、他者への興味が広がり、コミュニケーションにつなげていくことができるといいですね。
参考文献
松井 学洋,中井 靖,高田 哲,(2017)微細運動と言語能力の発達からみた模倣動作「バイバイ」