言葉の相談に行ったら親子教室を勧められた①

2歳ぐらいのお子さんで、親の言葉を理解しているのに、ことばが出なかったり、言葉が少ないという事が心配で相談に行ったら親子教室ややり取りの練習を勧められた。

そういう事はありませんか?

言語聴能訓練室でも、親子教室をお勧めすることがあります。

何故でしょう?

子どもは親の言葉を理解しているのに、ことばが出なかったり、言葉を話していてもなんと言いたいのか理解してあげられなかったりともどかしい思いを抱えているのに何故??と思われると思います。

子どものお話する力の3要素でも、お話しましたが言葉の発達には「コミュニケーション意欲(伝えたい気持ち)」がすごく大切です。

また、話せる言葉を増やすには分かる言葉をもっと増やしていくことも必要です。

親子で、ふれあい遊びや手遊びをしたり、絵本の読み聞かせを体験したりすることでお母さんやお父さんと”一緒に遊ぶという意識を高めていくことが出来ます。

お友達と物を共有したり、一緒に遊ぶ機会を沢山もつことで、お友達という意識も育っていくでしょう。

お母さん、お父さんが楽しいことをしてくれた。

あそこに行くと一緒に遊べるお友達がいる。

これらの経験は、コミュニケーション意欲を伸ばすための基礎になります。

そして、お家の人以外とのやり取りも上手になっていきます。

経験することで動きを表す言葉や気持ちを表す言葉、普段お家にはない物の名前を知る機会にも繋がります。

厚生労働省で児童発達支援ガイドラインでも

子どもの成長は、「遊び」を通して促されることから、周囲との関わりを深めたり、表現力を高めたりする「遊び」を通し、職員が適切に関わる中で、豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにできるように、具体的な支援を行うこと。

と書かれています。親子教室で色々な「遊び」ができるといいですよね。

親子教室をお勧めされたら1度参加してみてはいかがでしょうか


参考資料:厚生労働省「児童発達支援ガイドライン 」

はつおんあそび④口唇の筋力up

今回は口唇の筋力upする遊びを紹介します。

2歳になってもよだれがでる、気が付くと口が開いている、食べこぼしが多い、食べる時にクチャクチャ音がするなど、

気になる場合はやってみてください。

また、マスクをする習慣が長期化しているため

口呼吸になり呼吸が浅くなる、口の可動域が狭くなると、

会話(発音)が聞き取りにくくなります。

口唇の開閉、口をすぼめる、口角を引く動きは食事発音に効果的です。

 

お口周りをしっかり動かすために

口唇の筋力up遊び やってみよう。

ストローを噛まずに吹く→唇でストローを支える時の筋力+吸う力は発音に効果的。

 

  • お風呂でバブリング  手で水をすくい「ぶー」と声をだした後に「ぱっ」と一気に口を開ける。はじめに声を出しながら口を水につけると飲まないよ。

水がこわくない子は、お風呂に直接鼻から下をつけながら、「ぶ―」を長く言う。顔を上げる時に口を大きく開ける。            

 

関連記事

発音のお話③発音を育てる生活動作と遊び

 

 

 

 

玉島児童館で言語相談を行います

  玉島児童館にて 

 言語聴覚士がお子さんのことばについての個別相談を行います。

 ことばでやりとりができない、はっきりとしゃべれない、吃音がある…

 普段気になっているけど、なかなか相談できないな…

 そんなお悩みがあればぜひご相談ください。

 相談をご希望の方は玉島児童館までお問い合わせ下さい。

 日時:令和5年2月8日(水)10:00~11:30

 対象:子育て中の保護者

 場所:玉島児童館

 問い合わせ: (086) 526-3400

令和5年新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。

 今年も少しでも皆さまのお力になれるよう、研鑽を積んでいきたいと

 思います。どうぞよろしくお願いいたします 。

 言語聴能訓練室 スタッフ一同

倉敷北童館センターで言語相談を行います

  倉敷北児童センターにて 

 言語聴覚士がお子さんのことばについての個別相談を行います。

 ことばでやりとりができない、はっきりとしゃべれない、吃音がある…

 普段気になっているけど、なかなか相談できないな…

 そんなお悩みがあればぜひご相談ください。

 相談をご希望の方は倉敷北児童センターにお問い合わせください。

 

 日時:令和4年12月14日(水)10:00~11:00

 対象:子育て中の保護者当日受付

 場所:倉敷北児童センター

 問い合わせ: 倉敷北児童センター  (086) 422-6539

3年ぶりのプラザまつり😊

11月23日勤労感謝の日は、3年ぶりのくらしき健康福祉プラザまつりでした。

言語聴能訓練室では、摂食嚥下のQ&Aでクイズに挑戦してくださったり、言葉の発達についての展示も熱心に見て頂けて嬉しかったです。

例年より、短い時間でしたが沢山の方のご来場ありがとうございました。

水島児童館で言語相談を行います

  水島児童館にて 

 言語聴覚士がお子さんのことばについての個別相談を行います。

 ことばでやりとりができない、はっきりとしゃべれない、吃音がある…

 普段気になっているけど、なかなか相談できないな…

 そんなお悩みがあればぜひご相談ください。

 相談をご希望の方は水島児童館にお問い合わせください。

 

 日時:令和4年11月29日(火)11時00分~12時00分

 対象:年齢は問いません

 場所:水島児童館

 問い合わせ: 水島児童館 086-448-0650

倉敷児童館で言語相談を行います

倉敷児童館にて

 言語聴覚士がお子さんのことばについての個別相談を行います。

 ことばでやりとりができない、はっきりとしゃべれない,吃音がある…

 普段気になっているけど、なかなか相談できないな…

 そんなお悩みがあればぜひご相談ください。

 相談をご希望の方は倉敷児童館にお問い合わせください。

 

 日時:令和4年11月25日(金)15時00分~16時00分

 対象:0~5歳児の親子

 場所:倉敷児童館

 問い合わせ: 倉敷児童館 086-429-1791


吃音は本人に意識させない方がいい?

『吃音は本人に意識させない方がいい』は間違い

 古くから吃音は長い間「本人に意識させない方がいい」と提唱されてきましたが今はそれは間違っているとされています。

 しかし、日本では今もその考えは根強く正しい認識がアップデートしきれていないのが現状です。

 子どもに「吃音を意識させない」ことを重視しすぎた対応をしていると、子どもが自分の話し方に対し「なんで、言葉がつっかえるの?」というような素朴な疑問に対して身近な大人が向き合ってあげられない場面が生じてしまう恐れがあります。

 むしろ、子どもが自分の話しにくさに対して「この話はしたらいけないのかな」と、相談しにくい雰囲気を作ってしまうかもしれません。

 吃音についての話をタブー化せず、吃音についてフランクに話せる雰囲気を作りをするためにも、子どもの疑問に答える準備をしておきたいですね。(吃音の話③ お話しができる環境づくり

疑問に対しての答え方の例

 「吃音と言われる話し方で、子どもでも大人でもそういう話し方の人がいるよ」

 「吃音という話し方で、クセみたいなものだよ。悪い事じゃないよ」……等など

「からかい・いじめ」を予防するには、吃音を知ってもらう

 吃音のある子どもの多くは6歳から7歳ごろに半数以上が園や学校生活で発表友達との会話などで吃音を意識することが多いとされています。それに対し保護者のほとんどは、2~3歳ごろ吃音が出ている事に、本人より先に気づいています。

 吃音は意識させても悪化には繋がりません。

 専門家(医師、言語聴覚士、通級指導教諭等)や保護者は、早期に園・学校に吃音に伴うからかいや、いじめ(笑う、真似る)などがないかを確認し、吃音は「わざとではないこと」「自分の努力や意識でコントロールできないこと」を周囲に知ってもらう事が大切です。

 その上で子ども達にもそのつど「わらったり、真似たりすることは良くない」ことを伝えていくようにしましょう。


参考論文

菊池 良和ほか 吃音を意識した年齢に関する検討 音声言語医学56 巻 (2015) 4 号

関連記事

子どもが友達の吃音に気付いたら

吃音の話③ お話しができる環境づくり

いきいきふれあいフェスティバルに行ってきました

10月16日(日)いきいきふれあいフェスティバル(倉敷市水島緑地福田公園)に参加しました。

3年ぶりの開催、参加でしたが、用意していた景品もあっという間になくなるほどでした。 😮 

見え方クイズやことばのコーナーに参加、相談してくださった方々

ありがとうございました。 😀 

次回は11月23日(水)くらしき健康福祉プラザまつりを行います。

良かったら遊びに来てくださいね。