離乳食の開始のサイン
哺乳反射(探索反射、吸啜反射)が消えてきて、ミルク以外の食物に興味を持ち始めた頃。
首が座り、赤ちゃん用の椅子に自分ですわっていられることが出来るようになってくる頃に始めましょう。
この頃は、上唇はほとんど動きません。舌を前後に動かしちゅーちゅーと吸うような動きや、下唇をパクパクするような動きをします。
中期に進むサイン
徐々に唇がしっかりと閉じられ、口角が左右にキュッキュッと引っ張られるような動きが出来るようになったら、舌と上あごで押しつぶして食べることができるようになっています。
後期に進むサイン
さらに、食べ物が入ってきた時に唇を閉じて、口角が片方に縮んだりずれたりするようになれば、柔らかい形のあるものをすりつぶしたり噛んだりできる準備が始まっています。
その子の成長ペースに合わせて、安全に気を付けて自分で食べることも見守りながら美味しく、楽しく食べる経験を積んでいきましょう。
参考書籍:金子芳洋ほか,上手に食べるために(発達を理解した支援),医歯薬出版株式会社,2005