👀出前講座「目の疲れ」の原因について⑤

「目の疲れ」について出前講座をさせていただいた内容で
過去のブログから「目の疲れ」原因について数回に分けて
ご紹介させていただきます。

「目の疲れ」の原因は主に4つあります。
1.ピントが合っていない⇒7/15のブログに掲載しています

2.目の病気が隠れている⇒8/15のブログに掲載しています

3.見る環境が適切ではない
 1)PC作業との適切な距離・環境について⇒8/30のブログに掲載しています。
 2)スマートフォンとの適切な距離・見方について
  ⇒9/16のブログに掲載しています。
 3)室内の湿度・風環境を整える

4.その他(目の酷使,ストレス,体の不調など)

前回に引き続き「3.見る環境が適切ではない3)」についてお話します。

日常生活でできる「目の疲れ」の予防として室内の湿度、風の流れの調整をすることで改善できる場合もあります。

冬場や夏場などエアコンを使う機会が多いかと思いますが、エアコンを長時間使用すると、肌が乾燥するのと同じで眼も乾燥します。

エアコンを使用する際は、加湿器を使用したり塗れタオルを室内に干したりするなど湿度が下がりすぎないようにしましょう。

    

部屋の湿度は50%~60%は保つようにしましょう。

 

 

 

 

 

また、エアコンが直撃する場所で長時間過ごすと当然ながら目の乾燥を
加速させます。
可能であればエアコンや扇風機の方向を変えたり、
場所を移動したりして顔や目に直接当たらないように調整しましょう。

    

次回も引き続き日常生活でできる「目の疲れ」予防方法についてご紹介します。

 

👀出前講座「目の疲れ」の原因について④

前回に引き続き「目の疲れ」について
出前講座をさせていただいた内容で
過去のブログから「目の疲れ」原因について
数回に分けてご紹介させていただきます。

「目の疲れ」の原因は主に4つあります。
1.ピントが合っていない⇒7/15のブログに掲載しています。

2.目の病気が隠れている⇒8/15のブログに掲載しています。

3.見る環境が適切ではない
1)PC作業との適切な距離・環境について⇒8/30のブログに掲載しています。
2)スマートフォンとの適切な距離・見方について

4.その他(目の酷使,ストレス,体の不調など)

前回に引き続き「3.見る環境が適切ではない2)」についてご説明します。

今回ブログではスマートフォンとの適切な距離・見方についてお話します。

スマートフォンはパソコンやタブレットなどと比較すると画面が小さいこともあり、
目との距離が近くなりがちです。そのため目に疲労がでる可能性があります。

スマートフォンの画面はパソコンより目に近くなるため,距離に注意が必要になります。

スマホとの適切な距離は30cm以上といわれています。

目の疲れは、見る姿勢や距離などを見直すことで予防・改善することができる場合
があります。

スマートフォンは顔よりも下に配置する

顔全体を下げるのではなく、見下ろすように見る
目を開けすぎるとまぶたも目も疲れるため、見下ろす姿勢で見るようにすると
リラックスした状態で画面を見ることができます。

※次回は引き続き、目の疲れ予防として日常生活でできることについてお話します。

 

👀出前講座「目の疲れ」の原因について③

前回に引き続き「目の疲れ」について
出前講座をさせていただいた内容で
過去のブログから「目の疲れ」原因について
数回に分けてご紹介させていただきます。

「目の疲れ」の原因は主に4つあります。
1.ピントが合っていない⇒7/15のブログに掲載しています

2.目の病気が隠れている⇒8/15のブログに掲載しています

3.見る環境が適切ではない

4.その他(目の酷使,ストレス,体の不調など)

今回は3.見る環境が適切ではないについてご説明します。

「見る環境が適切ではない」ことが原因で眼が疲れているかもしれない症状とは...
・目が疲れて首や肩がこることがある
・目を使いすぎると頭痛や吐き気がすることがある
・全身がだるくて疲労を感じることがある
・睡眠不足を感じることがある

疲れ目を放っておくと目の疲れ以外にも,肩こり,首のこり,頭痛,イライラなど
体全体に症状がでてきます。

目の疲れを予防する方法は・・・
・携帯・パソコンとの適切な距離が大切になります。

パソコン作業の適切な環境とは・・・
ディスプレイと目の距離は40cm以上距離をとることが望ましいとされています。
また、猫背やテーブルにもたれかかるような姿勢だとディスプレイとの距離が近くなりがちです。そうならないように、ディスプレイを置くテーブルの高さや椅子の高さを調整しましょう。

部屋の照明が薄暗く感じる場合はデスクライトを使用することをおすすめします。

この他にも目を休める工夫をしたり,
まばたきの回数を増やすなど目をいたわりましょう。

1時間パソコンを連続で作業する場合、15分くらいの休みを取るといいといわれています。

休みがとれない場合は、コピーをとるなど他の仕事をはさんだり、
時々窓の外をぼんやり見たりするなど、目を休める工夫をしましょう。

※次回はスマートフォンの画面との適切な距離についてお話します。

参考:日本眼科医会HP

👀出前講座「目の疲れ」の原因について②

「目の疲れ」について出前講座をさせていただいた内容で
「目の疲れ」原因について数回に分けて前回ブログより引き続き
 ご紹介させていただきます。

「目の疲れ」の原因は主に4つあります。
1.ピントが合っていない→前回(7/15掲載)のブログに掲載しています。

2.目の病気が隠れている

3.見る環境が適切ではない

4.その他(目の酷使,ストレス,体の不調など)

今回は「2.目の病気が隠れているについてご説明します。

目の病気が原因で眼が疲れているかもしれない自覚症状とは...
・目がしょぼしょぼする,ゴロゴロすることがある
・目が乾いた感じがする
・目が充血することがある
・涙がよく出る
・目がかすんで見えることがある
・屋外に出るとまぶしく感じることがある

目の一生は年齢とともに変化します。

年齢別に目で気をつけたい疾患があります。

20代~30代→ドライアイ,アレルギー

40代 →老眼(老視),緑内障
  

50代 →白内障,加齢黄斑変性

目の病気は早期発見・早期治療が大切です。

・自覚症状が「ない」ことが多いです。
とくに徐々に視野が欠ける緑内障はどちらか良い方の眼で視野が欠けている目の視野をカバーしてしまうため気づきにくいといわれています。

また緑内障や網膜変性については視神経や網膜が傷む病変ですが,回復することは困難になります。

・40歳以降は年に1回は眼科受診しましょう。
緑内障については40歳以上で5%,20人に1人が緑内障にかかっているという研究報告があります。

・自覚症状があれば,眼科を受診されることをお勧めします。

 

参考:日本眼科医会HP

👀出前講座「目の疲れ」の原因について①

くらしき健康福祉プラザの介護予防事業利用者の方に6月中に7回にわたり
出前講座「目の疲れ」についてお話をさせていただきました。

介護予防事業参加者の方は健康に対する意識も高く,熱心にメモを取りながら聞いていただけました。

「目の疲れ」について出前講座をさせていただいた内容で
今回から「目の疲れ」原因についてご紹介させていただきます。

「目の疲れ」の原因は主に4つあるといわれています。
1.ピントが合っていない

2.目の病気が隠れている

3.見る環境が適切ではない

4.その他(目の酷使,ストレス,体の不調など)

今回は1.ピントが合っていないについてご説明します。

ピントが合っていないかもしれない自覚症状や日常生活の行動とは...
・近くを見ていて,急に遠くを見るとぼやけることがある
・新聞などの小さい文字が見えづらい
・メガネの度数を何年も合わせていない
・テレビを観ていると目が疲れる
・スマートフォンやパソコンなどを毎日4時間以上使うことがある

上記に当てはまる項目がある方は,目が疲れている場合があり,
今使用している眼鏡の度数が合っていないかもしれません。

眼鏡の上手な選び方とは
・目的にあった眼鏡の種類を使うことが大切
・見たいものとの距離が大切

読書やパソコンなどを見る場合・・・近用眼鏡,近近両用眼鏡
※近々両用レンズとは50~60㎝くらいから手元までの距離がよく見えるレンズです。
パソコン作業やデスクワークを快適にすることができるという特徴があります。
そのため中間距離(2~3m)の室内を見渡すことが難しいという点があります。

テレビを見る場合・・・中近両用眼鏡
※中近両用レンズは下の方が30㎝ぐらい,真ん中が50㎝ぐらい,上の方が2~3mに
ピントが合うように作られています。
ちょうどパソコンの画面を見たり,書類を見たり,あとは時々部屋の中の様子を見るような使い方に適しています。

遠くの景色を見たり運転をする場合・・・遠用眼鏡,遠近両用眼鏡
※遠近両用レンズとは遠くの景色から手元30㎝ぐらいまでの範囲が見えるレンズです。

それぞれ特徴がありますので,どのようなものを見たいのかによって適切なレンズを選択することが大切です。

レンズにはさまざまな種類がありますので,どんな眼鏡が適しているのかについて
迷われている場合はかかりつけの眼科でご相談されることをお勧めします。

参考サイト
日本視能訓練士協会 眼鏡レンズQ&A

 

👀出前講座で「疲れ目について」お話しました②

・日 時:令和4年6月23日(木)
     10:00~10:30

・場 所:くらしき健康福祉プラザ 運動室

・参加者:18名

・内 容  1 眼の疲れセルフチェック  
      2 目の疲れの予防   
      3 質疑応答

くらしき健康福祉プラザの介護予防事業利用者の方に出前講座「疲れ目について」
お話をさせていただきました。
介護予防事業参加者は健康に対する意識も高く,熱心にメモを取りながら
聞いていただけました。

日常生活でできる目の疲れの予防についてお伝えしていることの項目の一つとして
「紫外線」の予防についてお話した内容をご紹介します。

目の疲れ予防として「紫外線」をカットすることは大切になります。 

お肌の日焼け予防も大切ですが,目の日焼け対策も大切です。
「紫外線」を浴び続けると,いろいろな目の病気を引き起こすことがあります。

紫外線を浴び続けることによる自覚症状は
充血,痛み,目がチカチカする,まぶしい,違和感(ゴロゴロ) など

将来「紫外線」が目に与える影響は...
・光誘発角膜炎
・翼状片
・白内障
・加齢黄斑変性 など

日焼け対策のポイント!

UVカット機能付きのサングラスを使用しましょう
UVカット率が高いサングラスであれば
どの濃さのレンズも紫外線をカットできます。

色が濃くてもUVカット率が低いと暗く感じるため瞳が大きくなり,目に紫外線が入りやすくなり,障害を起こしやすくなります。


つばの長い帽子やUVカット対応の日傘を使用しましょう

目もお肌と同じように、紫外線対策が大切です。

太陽の光は正面からだけではなく上下左右,後方からも当たっているためサングラスのみでは,目とサングラスの隙間から紫外線が侵入してしまいます。

そのためサングラスのみではなく,帽子やUVカットの日傘などを併用することで紫外線をカットすることをおすすめします。

日焼けによる目の症状が強く出ている場合は、お近くの眼科を受診されることを
お勧めします。

参考サイト 日本医師会 日医ニュース 健康ぷらざ 平成27年7月20日
      「イラスト眼科 第6版」(渡邉郁緒・新美勝彦)

👀出前講座で「疲れ目について」お話をしました①

・日 時:令和4年6月7日(火)
     14:00~14:30

・場 所:くらしき健康福祉プラザ 運動室

・参加者:20名

・内 容  1 眼の疲れセルフチェック  
      2 目の疲れの予防   
      3 質疑応答

くらしき健康福祉プラザの介護予防事業利用者の方に出前講座「疲れ目について」
お話させていただきました。
介護予防利用者の方は健康に対する意識も高く,熱心にメモを取りながら聞いていただけました。

利用者の方からご質問がありましたので,ご紹介いたします。

Q:遠近両用眼鏡を眼科で処方してもらったが,新聞を見ようとすると見えにくかったり,ピントが合ったり合わなかったりするのでどうすればいいか困っている
  

A:遠近両用の近用部は手元の見える範囲が狭いことや像のゆがみが
でることがあります。
見えにくいようであれば近用専用の眼鏡を使用していただくことや
近くの度数が合っていない可能性もあるため
処方された眼科にご相談していただくことをお勧めします。

遠くも近くも一つの眼鏡で両方みることができる「遠近両用眼鏡」ですが,
意外と使いこなせていない方が多いといわれています。
見る対象物によって,目線の使い方を変えることがポイントになります。

・遠くを見る時は顎を引いてやや上目遣いで見るようにしましょう。
・中間距離を見る時はレンズ中心からやや下方で見るようにしましょう。
・近くを見るときは顎を上げて,視線だけ下げてみるようにしましょう。
・近くを見る時は対象物はできるだけ横に倒して,身体に近づけて
 見るようしましょう。

使いこなせるようになれば遠くから近くのものまで見やすくなる便利なレンズになりますので,日常生活のあらゆるシーンで活用いただけます。

参考文献
眼科ケア めめ子と学ぶ 緑内障入門 2020年・3月発行

👀児島児童館で出前講座を行いました

・日 時:令和4年5月20日(金)
     10:30から11:30

・場 所:児島児童館

・参加者:5名

・内 容:1 子どもの視力の発達について  
     2 子どもの見えにくさに気づくポイント   
     3 質疑応答

児島児童館利用者の保護者の方に出前講座「子どもの見え方について」
説明させていただき,子どもと遊びながら熱心に話を聞いていただきました。

参加された保護者の方からご質問がありましたので,ご紹介いたします。

Q:子どもにじっとしてもらうために,
  スマートフォンやタブレットを見させているが目には良くないのでしょうか。

A:ずっとスマートフォンやタブレットを見続けることは目には負担になり,
  近くは見えますが,遠くがぼやけて見える「近視」が進行しやすくなります。

日光にあたる外遊びが少ない子どもは「近視」になりやすいといわれています。
※気をつけていただきたいポイント
・スマートフォンやタブレットを見る時はなるべく30㎝以上離すこと
・屋内と外遊びの時間とのバランスをとること
・30分に一度は目を休めること
・読書,書き物をするときは十分な明るさを保つようにする(照度計で200ルクス以上)

近視を予防するためには生活習慣に気をつけましょう。

参考サイト
公益社団法人 日本眼科医会 気をつけよう!子どもの近視

👀テレビとの適正な視聴距離について

出前講座「子どもの見え方について」についてお話させてもらう際に,参加される
保護者の方からよくあるご質問について,1つご紹介いたします。

Q:テレビに近づいてみることが気になる。
      どのくらい離れてみたらよいでしょうか?

A: 一般的には適正な視聴距離のめやすは「テレビ画面の高さの3倍」
   といわれていますが,目の負担にならないためには
   なるべく遠くに距離をとって見る方が目には良いと言われています。

長時間テレビを見続けると疲れてしまうので、30分程度で1回休憩をするほうが
よいでしょう。
また、暗い部屋では目のピント調節が難しくなるため,
「目の疲れ」につながります。

本が読める程度の適度な明るい部屋でテレビを見るようにしましょう。

お子さんがテレビを極端に近づいて見たりすることが頻繁に続くようでしたら,
「見えにくい」可能性があるため,健診やお近くの眼科で検査をすることを
お勧めします。

参考サイト
「ホームシアター映像 調整・環境 ガイドライン(基礎編:Ver.1.0)」

👀児島児童館で出前講座を行います

日 時:令和4年5月20日(金)10:30から
場 所:児島児童館
定 員:特にありません
対 象:子どもの見え方について興味がある方
内 容:子どもの見え方・子どもの目の成長について

問い合わせ先:児島児童館 086-473-2844
※気軽に話が聞けて,質問もできます。皆さまの参加をお待ちしています。