アイフレイル(加齢による目の機能低下)を自己点検してみましょう。
アイフレイルのチェック項目は全部で10項目あります。
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今回は『まっすぐの線が波打って見えることがある』についてお話しします。
この症状がある人は、網膜の中心にある黄斑(視力が最も良いところ)の病気になっている可能性があります。
例えば、網膜の黄斑の上に膜が張る「黄斑前膜」や
または黄斑がダメージを受ける「加齢黄斑変性」などの
病気の疑いがある可能性があります。
高齢者に多い病気のひとつで、高齢化社会に伴って、
その増加が問題になっているようです。
目は球体になっていて、老化に伴って目の中の網膜
というカメラのフィルムにあたる膜の中心部に「出血」や
「むくみ」をきたすことで視力が低下するという病気です。
網膜の中心にある黄斑に変化があると、「まっすぐのものが歪んでみえる」、
「見たい部分だけが黒く見える」という見え方があるといわれています。
具体的には「家の障子が歪む」とか
「将棋の碁盤の目が歪んで見える」などで気づく方もおられるようです。
線が歪んで見えたり、欠けて見えたりしていないかを片目ずつ
まっすぐの線かを確認していただければと思います。
もし線が歪む、中心が見えない、一部が欠けているなど、
見え方に異常を感じたら、眼科でしっかりチェックしてもらうことが
大切になります。