おもちゃの貸し借り①で、外出時、こども同士の玩具の貸し借りは社会のルールと気持ちのコントロールが必要なので、大人はこどもの発達段階と気持ちに寄り添った関わりをしてくださいと伝えました。
今回は
こどもの発達段階と大人の関わりについて お伝えします。
自分の要求をことばや動作で相手に伝える表現ができるか?
(要求を表現できたからといって、必ずしも「貸し借り」がうまくいとは限りませんけど…)
遊びたいけど「貸して」と言えない時や、
まだ使いたいのに「貸して」と言われた時に、
自分で「いいよ」「いやだ」「あとで」「どうぞ」「かして」などがいえる(ジェスチャーまたは動作表現でも可能)か、どうかです。
できない場合は、いっしょに「まって」「いいよ」を言ってみる、まずはこれで様子をみてみましょう。
貸してもらえた時の「ありがとう」を表現する(行動模倣も可)等
ことばや気持ちを表現する、相手に伝えようとする反応が大事です。
泣き叫ぶ、相手をかむ等の行動には大人が対応しましょう。
こどもが自分で気持ちを伝えることを目標に焦らず関わりましょう。
こどもの発達について、
困ったことを言いつけにくるのは2歳後半からです。(個人差有り)
こども達は困った時の対処方法を大人に教えられることで、
見て、真似て、社会ルールを学んでいきます。
「~していい?」と交渉表現が可能になるのは3~4歳代です。(個人差有り)
それができると、少し離れていても安心できますよね。大人が見守る意識が大事となってきます。(危険が伴う、人や物を傷つける等の言動の場合は介入の必要があります。)
5~6歳代になると、ともだちと要求を話し合い、遊びの中でルールを発展していくように成長していきます。(個人差有り)
同時に、こども自身がどう感じたか、行動の理由を話してくれるようになります。
外出先では、一人で遊ぶのが好きな子、お友達と遊びたい子、親から離れてても楽しむ子、場所見知りや人見知りで親から離れて遊べない子、年齢も性格もいろいろな子ども達が遊びにきています。関わり方はいろいろです。
こどもにとって遊びの経験を増やすことはコミュニケーションの成長にもつながっていくのです。
関連 譲り合う参照 コミュニケーションを豊かにするために①②参照