学校で、発音の誤りについて指摘された、というご相談が増えています。
以前別の記事でも書かせていただいたように、発音の練習は早く始めた方が良いというものではありません。
特に小学生以降は、自分の意思をしっかり持てるようになってきますので、ご本人のやる気はとても大切です。
保護者の方の中には「実はずっと気になっていた」という方や、「指摘されて初めて気づいた」という方もおられると思います。
それでも、発音の誤りについてお子さんと改めて話をするという機会がなかった場合に「具体的にどんなことを話せばいいの?」と思われると思います。
学校で発音について指摘された場合、まずご家庭でも以下の事についてお話してみてください。
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本人は発音の誤りを気にしているか?
気づいていると言えなくても
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小声で話す
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話すのを避ける
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聞き返すと黙ることがある
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本人は発音の誤りで困っていることがあるか?
具体的な場面だと
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本読みでうまく読めないことがある
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友達と話をしていてよく聞き返される
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発音の練習は、ご本人のモチベーションがないと続きません。また、練習で言えるようになっても、発音の誤りに気付いていないと普段の生活の中でも正しい発音ができるようになりません。
ご家庭で話し合った結果、お子さんご本人が 1 や 2 のようなことをお話してくれるようであれば、発音の練習について相談する良いタイミングと言えます。