2歳ぐらいのお子さんで、親の言葉を理解しているのに、ことばが出なかったり、言葉が少ないという事が心配で相談に行ったら親子教室ややり取りの練習を勧められた。
そういう事はありませんか?
言語聴能訓練室でも、親子教室をお勧めすることがあります。
何故でしょう?
子どもは親の言葉を理解しているのに、ことばが出なかったり、言葉を話していてもなんと言いたいのか理解してあげられなかったりともどかしい思いを抱えているのに何故??と思われると思います。
子どものお話する力の3要素でも、お話しましたが言葉の発達には「コミュニケーション意欲(伝えたい気持ち)」がすごく大切です。
また、話せる言葉を増やすには分かる言葉をもっと増やしていくことも必要です。
親子で、ふれあい遊びや手遊びをしたり、絵本の読み聞かせを体験したりすることでお母さんやお父さんと”一緒”に遊ぶという意識を高めていくことが出来ます。
お友達と物を共有したり、一緒に遊ぶ機会を沢山もつことで、お友達という意識も育っていくでしょう。
お母さん、お父さんが楽しいことをしてくれた。
あそこに行くと一緒に遊べるお友達がいる。
これらの経験は、コミュニケーション意欲を伸ばすための基礎になります。
そして、お家の人以外とのやり取りも上手になっていきます。
経験することで動きを表す言葉や気持ちを表す言葉、普段お家にはない物の名前を知る機会にも繋がります。
厚生労働省で児童発達支援ガイドラインでも
子どもの成長は、「遊び」を通して促されることから、周囲との関わりを深めたり、表現力を高めたりする「遊び」を通し、職員が適切に関わる中で、豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにできるように、具体的な支援を行うこと。
と書かれています。親子教室で色々な「遊び」ができるといいですよね。
親子教室をお勧めされたら1度参加してみてはいかがでしょうか
参考資料:厚生労働省「児童発達支援ガイドライン 」