視能訓練室では見えにくい方の自立支援のため相談を行っています。
中心付近が見えにくい利用者の方から「回覧板にサインする場所が分からない」
というご相談を受けました
今回は利用者の方にご紹介した「サインガイド」についてお話します。
緑内障などで見えにくい部分がある利用者さんで、
いつも回覧で回ってくる伝達事項の下に自分の名前をサインしなければいけないが
どこに書いたらいいのか分からないというご相談でした。
いつも決まった場所へのサインとのことでしたので、
サインガイドをお勧めしました。
利用者さんの感想
「これでサインができるようになった」
「自分で書けるようになったのでよかった」
その他にも本や雑誌を読むときに、行を読み飛ばしたり、
同じ行を読んでしまったりなど文書に集中できない時にも役立ちます。
読みたい行に窓を置いて字を読みやすくするというものです。
自作で手作りしたサインガイドはちょっとした工夫ですが、
書く場所が凹んでいるので、手でさぐったり、
白黒のコントラストにより記載する場所が
分かりやすいという特徴があります。
タイポスコープは100円均一など事務用品が販売されているお店で購入して、
作ることができます。
黒の厚紙を使って書きたい様式や見たい様式に合わせてカッターでくり抜いて
作成することができます。
手軽で安価にできる工夫の一つです。
見えにくくて困っておられる方や周りのご家族の方にも
ぜひ知っていただきたい方法です。
詳しくお話を聞きたい方はぜひ視能訓練室までご相談ください。