前回に引き続き、中心が見えにくい利用者の方のご相談について紹介します。
前回のブログでは視覚支援アプリ「明るく大きく」についてご紹介しました。
今回はiPadで近くの文字を長時間見る際に、
手持ちしながら、拡大文字を読もうとすると重くて疲れたり、
手ブレしたり、どこを読んでいるのか分からないなど
操作が難しいことがあります。
「明るく大きく」を紹介した利用者の方もiPadを両手で持つだけで、
手振れして読むのが困難な状況でした。
そこでiPadを置いた状態で横や縦に移動させながら読むことができる
便利なお助けグッズ「コロコロ号」について紹介します。
iPadを拡大読書器の代わりとして使うグッズです。
キャスターのついた台にiPadをのせ、カメラ機能や視覚支援アプリなどを
使って映し出された文字を読みやすい大きさに固定(フォーカス)し、
台をコロコロと動かしながら読むことができます。
プリントや新聞、地図など平らな紙面に有効です。
利用者の感想
「iPadを縦横にスムーズに移動できて便利」
「読む時に手が疲れない」
「コンパクトなのでパソコンの横に置いても邪魔にならない」
価格は1,100円(税込み)(R6.7月時点)です。
外形寸法:縦約22センチ×横約16センチ×高さ約5.5センチ
重量:170g
視能訓練室にてお試しいただけます。
気になる方は視能訓練室へご相談ください。
参照元:日本ライトハウス情報文化センター