食べる③玩具しゃぶりは自食の準備

前歯が生えてくる時期になると、お口を左右非対称に動かしてモグモグするようになってきます。
これは、食べ物をすりつぶす動きが出来るようになってきたサインです。

このサインが出始める頃は、玩具しゃぶりや玩具噛みが盛んになってきます。
大きめの食べ物を自分で手づかみで食べようとするしぐさも見られるようになるでしょう。

色々な形、硬さ、味のあるものを舐めたり噛んだりする事で食べられるものと食べられないものを知っていきます。
また、どのくらいの量を入れても大丈夫なのかも試行錯誤して学習していきます。
他にも、お口の中に硬いものが入ってきた時に過剰に反応をしなくなるための練習でもあります。

まだまだ、食べ物を口の中に詰め込んで窒息の危険があったり、誤って食べてはいけない物を飲み込んでしまったりする事がある時期なので
赤ちゃんから目を離してはいけませんが、できるだけ「自分で!」を大切にしてあげていっぱい経験をさせてあげてくださいね。


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参考書籍:金子芳洋ほか,上手に食べるために(発達を理解した支援),医歯薬出版株式会社,2005