赤ちゃんがいろいろな声を発するようになるとコミュニケーションが広がっていきます。そして、喃語が出てくるためには、大人との関わりを楽しいと思う機会をたくさんもつことが大切です。
たくさん笑う 😆
まずは、たくさん笑う機会を作っていきましょう。
クーイング「うー」「くー」など声を出す段階で、身近な人が反応を繰り返していくくと、周囲の反応に対して赤ちゃんは声を出して笑うようになるだけでなく、気に入らない事があると泣くことも増えてきます。こうやって、笑ったり泣いたりして声を出す練習をすることができます。
この時、赤ちゃんの泣き声や発声に好意的な態度(優しく触れる、柔らかい声で話す)で周囲の人がかまってあげることで、コミュニケーションの楽しさを知っていくことも出来ます。
話しかける 😛
聞く力が未発達な赤ちゃんへの話かけには、少しだけコツがあります。
講話でも毎回お話していることなので言語聴能訓練室をご存じの方々は「それ、もう聞いた」と思われるかもしれませんが簡単におさらいさせてくださいね。
赤ちゃんへの話しかけのコツ
ゆっくり はっきり みじかく くりかえす |
赤ちゃんは聞く力や覚える力が、まだまだ未熟です。
一度に多くの内容を、大人に話すのと同じ速さで聞かされても
覚えきれないし、すべてを正しく聞き取ることが出来ません。
そこで、4つのコツ🍎ゆっくり🍎はっきり🍎みじかく🍎くりかえす
を気をつけて普段のお世話の中で話しかけることで、赤ちゃんが大人のことばに興味を示しやすくなり、ことばの獲得につながっていきます。
中川信子,心の相談医「子どもの心とことばの育ち」日本小児科医会,2019
阿部五月, 藤永 保,田中規子(2001) 発達初期の理解語彙の獲得(Ⅱ) 家庭訪問調査(1)
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