大人にとって、簡単そうに思えることも子どもにとってはハードルが高いことは沢山あります。
目標がその子にとって高すぎると、なかなか挑戦できなかったり挫折したりすることを繰り替えし、自己肯定感をそがれてしまうことがあります。
そこで、スモールステップで、少しずつできるようにサポートしてみましょう。
スモールステップとは、目標までの道のりを細分化して、その細かい目標を達成していくかかわりのことです。
例えば「あいさつ」
大きな目標が「一人で先生におはようを言う」
細分化すると
①大人と先生の前に立つ
②大人に「おはよう」と言ってもらう
③大人が「おはよう」と言うときに先生を見る
④大人が「おはよう」と言うときに手を振る
⑤大人と「おはよう」を言う
⑥一人で先生の前に立つ
⑦一人で先生を見る
⑧一人で手を振る
⑨👑一人で「おはよう」という
このように細かい目標を立てて1つずつ達成していきます。
出来たら次のステップを促してみるのはいいですが、無理強いしないように気を付けましょう。
🙆「今日は、先生のところまで行けたね」「おはようの気持ちで先生のお顔見れたね」等できたことを伝えて褒めてあげてください。
🙅♀️「先生のところまで行けたのに「おはよう」が言えなかったね」「あなただけ言えてなかったよ」等、否定的な声掛けはしないようにしましょう。
スモールステップのポイント
・目標をはっきりさせる
・ゴールまでの行程を細かく分ける
・1つずつ順に行う
焦らず少しずつ、小さいけれど確実に「できた」を積み重ねていけるようサポートしてあげてみましょう。