👀4/6(土)にロービジョンサロンを開催しました

見えにくい・見えないために日常生活での不便さや困りごとを
軽減するために当事者同士で情報交換をしていただく場として
ロービジョンサロンを行いました。

年齢は60代から80代を中心とした利用者の方やそのご家族、
ガイドヘルパーやボランティアの方にもお集まりいただきました。

今回は新たにフレイル予防として脳トレ体操を体験していただきました。

当事者の方からの感想として
「手、足、口を使う運動は楽しくできた」
「1人では難しいのでみんなで運動することで楽しく取り組めた」
「新しい情報を知れてよかった」
などの声があり、みなさんから大好評でした。

次回は認知症予防について講座や軽い体操などを予定しています。

また、当事者の方から日常生活で「こんなことをしたい」
「こういうことができるようになりたい」など聞かせていただき、
皆さんで一緒に考えていきたいと思います。

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。^_^

 

 

👀視能訓練室のご紹介~新しい取り組みをはじめました~

4月から新しい年度が始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

お花見を楽しんだ方もいらっしゃると思います。

くらしき健康福祉プラザ南側の広場の桜もきれいに咲いています。

 

 

 

 

 

 

 


今回は、

1 視能訓練士はどんな仕事?

2 くらしき健康福祉プラザ視能訓練室では何をしているの?

についてお伝えできればと思います。

 

1 視能訓練士はどんな仕事?

(引用:日本視能訓練士協会HPより:https://www.jaco.or.jp)

 

 視能訓練士がどのような職業なのか,どのような仕事をしているかについてお知らせしたいと思います。

「視能訓練士」と言われても聞きなれない方が多いと思いますが,
看護師,理学療法士,作業療法士,言語聴覚士と同じような医療系の国家資格です。

「視能訓練士」は昭和46年からはじまった医療技術職で「見る」に関する検査,訓練が専門です。

 視能訓練士の多くは眼科で勤務をしています。
具体的には,
(1)視力検査,視野検査などの視機能検査
(2)斜視,弱視の検査・訓練
(3)健診・検診で視覚障がいのスクリーニング
(4)視覚障がい者のリハビリなどが主な業務になります。
眼科で検査を受けたスタッフが「視能訓練士」だったかもしれませんね。  

     

2.くらしき健康福祉プラザの視能訓練室について

 くらしき健康福祉プラザは医療機関ではなく,保健・福祉施設のため,
眼科で勤務する視能訓練士とは少し違った仕事内容と思います。
 主には倉敷市民を対象に見え方に関する相談・支援をしています。

(1)見え方に関する相談支援
   倉敷市民の皆様(お子様から高齢者)に見え方に不安がある方の
   相談支援を行っています。

(2)視機能低下による日常生活での困難についての相談支援
        (視覚に障がいがある方,身体障害者手帳の有無は問いません。
   視覚からの情報は約80%と言われるぐらい日常生活には欠かせません。
   その視覚情報が少なくなると,当然,日常生活に困難な部分があります。
   例えば,「読み書き,移動」困ることが多いです。
   それを解決する方法として
   便利グッズの活用や工夫、福祉制度の活用方法等 
   を紹介しています。

(3)出前講座 
   子どもや大人の見え方に関する出前講座や講演会を行っています。

(4)3歳児健康診査での視覚スクリーニング
   倉敷市が行なっている3歳児健康診査に参加し,視力・屈折(近視、
   遠視、乱視)、斜視のスクリーニングを
行っています。

 倉敷市民の方で見え方で気になることがあれば,電話(086-434-9885)
フォームから気軽にご相談ください。

 

新しい取り組みのご紹介

 市民の皆様からの要望に応えて、4月から新しい取り組みとして、

 見えにくい方の情報交換の場として、「ロービジョンサロン」
 原則、偶数月の第1土曜日10:00~行っています。

 

定期的な個別相談として、「ロービジョン生活相談」
 原則、毎月、第3土曜日 13:30~行っています。

 ご希望の方は、予約制となりますので、電話(086-434-9885)で申し込みをお願いいたします。

 

👀日常生活用具の紹介

視能訓練室では見えにくい方の自立支援のため訪問相談も行っています。

以前に利用者の方から「小銭やお札を区別して支払いするのが難しいので
なにか便利なグッズはないですか。」というご相談を受けました

今回は利用者の方にご紹介した「ユニバーサル二つ折り財布」についてお話します。

お札と小銭とカードがコンパクトに収納できます。
小銭入れは5つ、お札入れは3つに仕切られています。
小銭入れの4つ仕切りはじゃばらになっているので
小銭の出し入れがしやすいのが特徴です。
500円、100円、50円、10円をそれぞれ分けて整理することができます。
真ん中にある仕切りは5円、1円を入れることができます。

色は左からバーガンディ、メタリックゴールド、ダークネイビーの3種類です。

 

 

 

 

 

 

スナップボタンで留まっている部分を開くと、

お札入れとカードを入れるポケットが6つあります。
お札入れには3種類お札が収納できる仕切りがあり、
1万円、5千円、1千円ごとに折りたたむ必要なく収めることができます。
どこにどのお札があるか触って分別がつくように丸い突起が付いています。
突起があることで、お札を取り出す際の手がかりになります。

 

 

 

 

 

 

 

外側に定期券やカードを入れられる透明のポケットがあります。
定期券などカードも入れることができます。

大きさ:130㎜、高さ90㎜、厚さ30
重さ178g
材質:牛革

【利用者さんの感想】

 

小銭入れが広いので出し入れがしやすい。
便利に使えている。
大きさも丁度いいのでかばんにも
収納しやすい。
お札も種類によって分けることが
できるので使いやすい。

 

費用については、「ユニバーサル2つ折り財布」は給付対象ではありませんので、
自己負担になります。

プラザの視能訓練室でも「ユニバーサル2つ折り財布」がございますので、
使用感など試していただけます。
貸出も行っています。


興味のある方はお気軽にご相談ください。

引用:日本点字図書館 わくわく用具ショップ
https://yougu.nittento.or.jp/product1849_130.html

 

 

 

👀日常生活用具のご紹介

視能訓練室では見えにくい方の自立支援のため訪問相談も行っています。

視覚障がいの利用者さんから「暑い日や寒い日に湿度や温度をすぐ確認したいが見ることが困難なので、なにか便利なグッズはないか」というご相談を受けました。

今回は利用者の方にご紹介した「音声式置き時計:トークライナー」についてご紹介します。

「トークライナー」とは...
音声で正確な時刻をおしらせするデジタル電波クロックです。
下記のようなさまざまな機能があります。

・ボタンを押すだけで現在時刻を音声で知らせてくれます。

・カレンダーやお部屋の温度・湿度を音声でお知らせします。

・アラーム時刻のセットなどの操作を音声ガイドで確認しながら行うことができます。

・「時報」設定により、毎正時自動的に時刻を音声でお知らせすることができます。

・1分ごとに15分間、現在の時刻を音声でお知らせする機能があります。
⇒この機能はお出掛け前など分刻みで時間管理をするのに役立ちます。

・日本語だけでなく、英語でもお知らせするバイリンガル機能がついています。

・コントラストの調節ができるため液晶画面の数字を濃くすることができます。

サイズ幅115㎜×奥行58㎜×高さ105㎜ 重さ260g

 

利用者さんの感想

「エアコンをつけるか判断するときに上部の横長ボタンを押せば室内の湿度や温度がすぐ分かるので助かっている。
とても便利なのでぜひ他の利用者さんにも勧めてほしい。」

 

 

トークライナーは日常生活用具「盲人用時計」の給付対象です。
基準額(上限額):13,300円

基準年限:10
対象者:視覚障がい1~2級の手帳所持されている方
その他の要件:学齢児以上

視能訓練室でも「トークライナー」がございますので、お試しいただけます。
お気軽にご相談ください。

参考サイト 眼科ケア:2010129号「眼科ケアなモノたち」

👀ライフパーク倉敷にて出前講座を行います

日 時:令和6年5月29日(水)10:00~11:30
場 所:ライフパーク倉敷 1階 中ホール
定 員:30名
対 象:一般の方(15歳以上)
受講料:無料
締切 :5月15日 水曜日
内 容:これってスマホ老眼?知って防ぐ眼のケア方法

スマホ老眼とは、スマホの画面を長時間見続けることにより
目のピントが合わず視界がぼやけることをいいます。

最近では20~30代の若い世代にも
手元の文字が見づらいといった老眼と同様の症状がみられます。

この出前講座では、スマホ老眼のメカニズムについて学び、
正しい眼のケア方法と今からできる対策について紹介します。

スマホと上手につきあい、眼にやさしい生活習慣を身につけましょう!

問い合わせ・申し込み先:ライフパーク倉敷 市民学習センター 
☎ 086-454-0011

皆さまのご参加をお待ちしています。

 

 

👀2/3にロービジョンサロンを開催しました

見えにくい・見えないために日常生活での不便さや困りごとを
軽減するために当事者同士で情報交換をしていただく場として
ロービジョンサロンを行いました。

年齢は70代から80代を中心とした利用者の方やそのご家族、
ヘルパーの方にもお集まりいただきました。

見えにくいからこそお互いに分かり合えることがたくさんあったようで、
皆さんの思いを共有できる場を設けることができてよかったと思いました。

また、福祉制度に詳しい視能訓練室のボランティアに
登録いただいている方にも参加いただき、
分かりづらい福祉の制度の基本について、
一般の方でも分かりやすいように
説明いただきました。

参加された方からは「外に出て、いろんな方の話が聞けるのは気分転換になる」
といった声をいただきました。

今後も参加者の皆さんから困っていることや分からないことについて、
一緒に勉強しながら、
考えていきたいと思います。

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。^_^

👀ロービジョンサロン・ロービジョン生活相談のご案内

見えにくい・見えないための日常生活での不便さや困りごとを

少しでも減らすために見えにくい方のための座談会を開催していきたいと思います。

 

当事者同士の情報交換の場として「ロービジョンサロン」
現状を確認しながら視能訓練士と一緒に「できる方法」を考える個別相談として「ロービジョン生活相談」今後開催していく予定です。

皆さんのご要望を聞きながら、
必要に応じて、専門家の方にも参加していただき、
皆さんと一緒に考えながら
情報提供していきたいと思っています。

見えにくい方がどんな工夫をされているか
皆さんが日頃どんなことに困っているかなどを
共有できる場にしたいと思っています。

 

・ロービジョンサロン

偶数月の第1土曜日 10:00~11:30で予定しております。

次回は令和6年2月3日(土)に開催予定です。

場所:くらしき健康福祉プラザ 201研修室で行います。

対象:見えにくい・見えない方、そのご家族、保健・医療・福祉関係者等

内容:読み書き、移動、便利グッズ、視覚補助具、福祉制度の紹介等

スタッフ:視能訓練士等(必要に応じて各専門家と協力)

利用料:無料

 

・ロービジョン生活相談

毎月第3土曜日 13:30~15:00(予約制)

場所:くらしき健康福祉プラザ 視能訓練室(2階)

対象:見えにくい・見えない方、そのご家族、保健・医療・福祉関係者等

内容:読み書き、移動、便利グッズ、視覚補助具、福祉制度の紹介等

スタッフ:視能訓練士等(必要に応じて各専門家と協力)

利用料:無料

※来所が困難な場合はスタッフが自宅訪問することも可能ですのでご相談ください。

申込みやお問い合わせは下記のメール、電話からお願い致します。

 


お問い合わせ先

くらしき健康福祉プラザ 視能訓練室(2階)

電話番号:086-434-9885(火から土曜 9:00~17:00 祝日除く)

E-mail:miekata@kgwc.or.jp

ホームページ:https://kgwc.or.jp/miekata/


新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

今年は辰年ですね。

辰年には

・「竜・龍」の意味があり、天高くのぼる竜・龍のように「上昇、上向く年」

・「振るえる」の意味もあり、万物が振動し、活力旺盛になって大きく成長し、
「形が整う年」とも言われています。

 令和6年が皆様にとって「上向き、整う年」になりますように願っております。

 そして、少しでも皆さまのお力になれるよう、今後も研鑽を積んでいきたいと考えています。

 本日より開館しております。

 見えにくさによる日常生活の不自由・不便、見え方に不安がありましたら、
ご相談ください。(電話:434-9885)

 本年もどうぞよろしくお願いいたします 。

 視能訓練室 スタッフ一同

 

👀介護予防出前講座(まとめ)

いくつあてはまりましたでしょうか?

チェックが0の方:今のところ目は健康で、老化も進んでいない状態。定期的にチェックするようにしましょう。

チェックが1つあてはまる方:目の老化がじわじわと始まっていて、健康状態にも懸念はあるかもしれません。直ちに問題があるわけではないようですが、見え方が気になるようであれば眼科を受診されることをおすすめします。

チェックが2つ以上あてはまる方:目の老化が進みアイフレイルになっている可能性があるかもしれません。一度、眼科医で相談されることをおすすめします。

見えにくさや目の違和感を「歳のせい」「目の疲れ」と感じていませんか?

人生100年時代をいつまでも充実した日々を過ごすためには「目の健康」も大切です。

自己チェックをしていただき、見え方に気になることがあれば

眼科医に相談されることをおすすめします。

参照元:日本眼科啓発会議 アイフレイル啓発公式サイト