川崎リハビリテーション学院
作業療法士学科 准教授 作業療法士 森川 芳彦氏を講師に招き「送迎時に子どもが車中で多動な行動を取った場合の対応について」の内容で講習会をして頂きました (*^-^*)
専門的な講義が聞けるとあって沢山の方が参加して下さいました (^^)v
送迎はファミサポのサポート依頼の中でトップを占めており,子どもの様子も一人一人違い,提供会員さんが工夫して,子どもに安心安全のサポートをして下さっています。専門的な視点から,視覚,聴覚,感覚、行動についてわかり易く説明して頂いただけではなく,送迎時に役立つおもちゃなどの紹介もして頂き,ちょっとした工夫で車内での行動が落ち着くことがわかりました。
多動な行動には原因があり,感覚探求の支援の原則は,「感覚欲求を満たす活動=静的活動+動的活動のバランスが大切」であること。
例えば,「靴で座席を蹴ってしまう」「ダッシュボードを足で開け閉めをする」「駐車場に着くと鍵を開けて走り出してしまう」などの行動には「刺激を感じ取りにくい・動くことが心地よい」などの原因があり,それにより動くことで情緒の安定を図っている。と知ることができました。
個々の子どもに安心安全を提供するためには,車内のセルフチェック・感覚グッズの活用・子どもとのコミュニケーションが必要であると再認識しました 。講義の最後には,質疑応答の時間が設けられ,送迎時だけではなく,特性のある子どものサポートで困っていることなどを参加者から質問されていました。
★参加された方からの感想😊
・初めての人にもわかり易い内容だった。
・子どもの姿も多様化して自分の子育ての経験が役に立てなかったり,わからず戸惑ったりがありますので今日の講習はとても勉強になり役立ちました。
✨サブリーダーさんからの感想✨
多動的な行動を取るのにはそれなりの原因があり,それに対応するグッズも沢山ある事を知りました。もっと早くに聞いていたら上手く対処出来たのではと思わされました。情報を得ることは安心してサポートを行う上で大切であると考えさせられました。とても有意義な話が聞けて良かったです。
✦アドバイザーより✦
今回の講習会では専門的な視点から貴重な内容を学ばせて頂きました。サポートしてくださっている会員さんは少なからず,日々のサポートの中で,「ヒヤッとしたり」,「なんでかなー?」と思うことがありながらも,それぞれの知恵と経験でサポートして下っていると思います。そんな現状の中での森川先生の講義は,とても有意義で今後のサポートにも役立てる内容であったと思います。
次回講習会・交流会
☆彡令和4年6月10日(金)ミニ交流会「子どもの誤飲と誤嚥について」参加の方は予めセンターまでご連絡をください。