整備の背景・目的

高齢化社会の到来、少子化、核家族化、都市化、高度情報化などが急速に進む中で、価値観や生活意識が急速に多様化し保健・福祉を取りまく環境は大きく変化しています。

こうした、多様化する市民ニーズに対応し、すべての市民が健康で、生きがいのある生活を営むために保健福祉施設の整備や、市民参加による地域福祉の推進必要性が高まってきました。

このため倉敷市においては、平成9年に制定した「倉敷市福祉のまちづくり条例」をはじめ「くらしき障がい者福祉プラン」「くらしき子どものすこやか育成プラン」などに基づき、思いやりの心のふれあう”人にやさしい福祉のまちづくり”を進めてきました。

こうした状況の中で、倉敷市第4次総合計画や、老人福祉計画で計画した保健・福祉の拠点施設、まちづくりのシンボル的施設として、くらしき健康福祉プラザの整備が計画されました。

また倉敷市においては、保健・福祉・医療の連携を図りながら、地域に密着した保健施策を総合的、効果的に展開するため、平成13年4月から「保健所政令市」への移行を目指し、保健所の建設が必要となりました。

このため、保健・福祉の緊密な連携を図るため、倉敷市笹沖地内に両施設を複合施設として整備することが決定されました。